アフリカで靴を売る営業マンの話はみなさん聞いたことがあるかたも多いと思います。
ある靴の営業マンがアフリカのある国に行くと、市民はまったく靴を履いていませんでした。
A営業マンはそれをみて、
「ここには靴を履く文化がないので、靴なんか売れません」といいました。
次にB営業マンが同じ光景をみて
「ここには靴をはく文化がないので、市場は無限に有ります」といいました。
といった話だったと思います。
よく、この例え話で、B営業マンのように可能性をみなさいと言われたと思います。
ところがある本を読んだらそれに対して、A・Bどちらが優れているかはわからない、そこには、靴を履くという習慣がないのだから、靴を履くという文化が根付くまでに相当の時間がかかり、商売として成功するかどうかわからない
というわけです。
こういう視点でこのおはなしを結論ずけているのは初めてなので、なかなか新鮮な感じがしました。
この話で自分が大事だと思ったことは、いずれの結論を導いたとしても、その自分が決めたことに対して、最後まで責任をもって対応することだということです。
確かに世の中には、まったく違うスタイルで商売をしている人がいて、ではどっちが儲かっているかという答えがひとつではないような気がします。
例えば、「車」を売るとしても、とにかく安くでたくさんの人に提供するような店もあれば、高級車を売る店もあります。でどっちが優れているかとう比較には単純にはならないわけで、いずれのパターンにおいても、しかしそれを売るための他の部分での価値というものがあります。それを徹底的にやりきることができているかということだと思います。
だから、どちらが正しいかではなく、どちらかがただしいと決断したら、それを裏付けるための努力をすることが重要なんだとおもいます。