日経新聞の未来面という定期的な特集記事の中で、書いてあったフレーズが引っかかりました。
『日本の若者が身のまわりのことだけに関心を持ち、視野が狭くなっていることを危惧しているようにも取れました。
~中略~
「夢に関しては幼少期からの教育が重要」といった具合に、20歳にしてすでに後世に託そうとする姿勢が垣間見えたことは、少し残念です。夢をもってほしいのは学生のみなさん、あなたたちなのです。』
私は、この部分を読んで、20歳という部分を30歳、あるいは40歳、50歳と読み替えてもいいのではないかと思いました。
私にも子どもがいます。「子どもたちの未来のため」という枕言葉を使って、自分たちのあるべき姿を語ることはよくあります。
しかし、自分たちもまだおそらく40年ぐらいの人生は、残っているだろうし、自分たち自身が果たしたい夢とうものがあります。
人生の大先輩の中には、それが余命数年であっても、自分の夢を形にしようと奮闘されている方が大勢います。
そういう人はいつまでも輝いているし、そして自分たちだけの自己満足で終わっているかというとそうではなく、子どもや孫たちにもいい影響をあたえているように思います。
まだまだ、自分たちの夢や希望を託すには早い、もっといえば、自分たちの夢や希望を託すのは死ぬときでいいんじゃないか…そんなふうに思います。