夜中に車で走っていると、3頭の群れをなす鹿に出会いました。
2年ほど前に、10頭以上群れをなす鹿をみたことはありましたが、最近では、鹿を見ることがなんとなく当たり前になってしまっています。
地元では、鹿は農作物を荒らすためにあまりよく思われていません。
先日も、知人の農家の新規就農者が、鹿対策に万全を期すようになって、初めて電柵を購入したということでした。
猪の被害もあったり、くまの被害もあったり、地元がこういった獣との共存共栄には大変苦労をされています。
奈良公園では特別天然記念物に指定されていて捕獲等に対しては厳しい処罰を課せられる地域もありますが、地元では、駆除の対象となっています。
よく、テレビなどでは、環境保護団体の過激な保護活動のことが、とりざたされます。特に海洋に住む哺乳類の捕獲に関しては、諸外国との思想の違いがあり、その点でいろいろと非難をされることもあります。
さきほどの、私たちの地元でも、鳥獣類の農林作物の被害あり、疎まれている一方で、環境保護団体などが、その保護のために、環境省や農林水産省などに、そのことでの行動を起こしているということも聞いたことがあります。
環境省などのおはなしでは、鹿などの被害が最近特にひどく、以前に比べて、個体数がかなり多くなっているとも聞いています。
自然のバランスを保つというのはとても難しいものです。地域の農業や生活を守りつつ、自然への保護をして持続可能な経済発展ができるようになることを願うばかりです。