ある土木の工事が一つ終わりました。この現場は、ある会社から下請けをさせていただいた工事ですので、私たちの名前は、一般的にはどこも出てきません。
しかし、今回の工事は、会社としてとても学びの多い現場でした。
現場には、私も回数を運んだわけではありません。技術とか、工法とかそういうことではありません。
私たちがもっとも学んだこと。それは、やっぱり現場は人が作り上げるものだということです。
その現場の代理人(いわゆる監督さんです)は本当に、人とのかかわりを大事にされる方だなーという気がしました。
土木という仕事は、地域に迷惑や、影響を及ぼします。
ある意味相当なストレスもかかります。しかし、人との関係を大事にして、工事をすすめてこられました。
今日、その代理人さんは、神戸が地元ですから、いよいよ帰っていかれます。
地域の人に、送別会をひらきたいとその代理人に語ったそうです。
私はこの業界にいて、15年ぐらいになりますが、地域の人にそういわしめる方をはじめて出会いました。
どんな仕事でもそうだと思いますが、機械が主体になる仕事であってもやはり、人というのがその中に介在します。
仕事は、自分以外の人の幸せにあるものですから、どんな仕事もいきつくところは人です。
だから結局は人間なんだと思います。
まだまだ私には、修行が必要なようです。