昨日の新聞のトップ記事は、鳩山首相が普天間基地の移設先を、アメリカと辺野古周辺で合意したというものでした。
そして、そのことについて、大きくマスコミ、連立の他政党、野党が批判を繰り返していました。
まだまだこの問題を決着するのには、時間がかかりそうです。
ふとこんなことを思いました。
確かに、今回の一連の出来事は、マニフェストで書いたことだったし、そのマニフェストを信じて、その投票行動をした人は、裏切られたということになるのでしょう。
しかし、新聞などのメディアからは、それにむけて、党全体でそれを達成するように動いていったようにはみえないのです。
衆議院選挙で当選した、あとの何百という議員のみなさんは、一致団結して党の公約を果たすべく、行動に動いたのでしょうか。
衆議院選挙での選挙区で選ればれた議員もおらが町の代議士先生であることには間違いないのですが、国政を担う職であるならば、他県に出向いてでも、国政全体の問題解決にあたるのが、使命なのではないかと思うのです。
国会でやらなくてはいけないことは、山のようにあるわけですから、それぞれの国会議員の先生方が、役割分担を行って、この防衛や外交の問題をはかる先生方が当然いるんだと思います。
しかし、そういったものが見えないような気がします。
一億人にトップにたつ人だけが、動いて問題解決にあたっているようにしかみえないのです。
まして、今回の選挙に投票した人にもその責任はないのでしょうか。
徳之島の件にしたって、民主党にYESと投票した人は、その公約が果たされるために、なぜNOの人たちを説得にまわらないのでしょうか。
私は、なんとなく、天に向かってつばを吐いているように思えます。
つまりは、結局そのつばは自分に向かって降ってくる。そんな気がしてなりません。
私も人様にえらそうにいえるほどの行動は何一つできていません。
だから、本来人様のことを批判できる立場でもないです。
一つだけ言いたいのは、批判に終始することなく、自分がもしその立場であったならば、どう行動し、どう解決できるのかとうことです。何もできないのであらば、少なくとも批判をあからさまにすることだけはやめたほうがいいと思います。