教育の現場はどうなっていくのか | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

友人の教師から聞いたことです。


とある中学校で、スキー遠足があり、あいにくその日は雨が降ってしまったけれど、決行されました。


ところが、そのうちの生徒がそれで風邪をひいてしまったとのこと。


その生徒の親が学校に、


「こんな雨の日に、生徒にスキーをさせるなんて」ということで、学校に謝罪をさせ、あげくの果てに全ての生徒の家にお詫びの連絡をさせたというのです。



話の概要はそういうことらしいので、それ以上の事実は知りません。しかし、私は、これはおかしいと思いました。


スキーに限らず、自然相手の行事において、雨が降ることは当然ありうる話だし、その中で風邪を引いてしまうこともあると思います。


ですから、そういうリスクは少なからず伴うわけです。それによって風邪をひいたことに対して、果たして学校が責任を負わなくてはいけないのでしょうか。


まして、他の親御さんすべてに連絡をしなくてはいけないのでしょうか。


おらおらく、学校は、今後このような状態の中では、リスクがとれないので、雨の行事はやめてしまうでしょう。

子どもたちには、どんなに気象条件が悪くとも、前進しなくてはならないということを身をもって体験させることも必要だと思います。



私の会社は、常に悪天候の中でも、ずぶぬれになってもやらなくてはいけない仕事があります。でも社員が風邪をひいてしまうかもしれないリスクがあるからといって、その作業をとめるということはしません。もちろん品質に影響が出るような場合においては別ですが…。



それが社会の現実だと思います。学校現場と社会現場は違うかもわかりません。しかし、いずれ生徒は社会に飛び出していかなくてはいけない、そのときに、一歩前にすすむことができるのか、そうでないのかは、そこで気合をもって臨めるかそうでないかの違いだと思います。


子どもたちには、たくましくあってほしい。そう願う以上、悪天候の中でも突き進む勇気と、気合を身につけてほしいと思います。


もしこのようなことをきっかけに学校がこのような状況の中で、行事をいとも簡単に中止してしまわないような強い決断力をもった学校であり続けることを願うばかりです。