初代プリウスが出たキャッチフレーズがそれであったと思う。
当時、プリウスの開発費がべラボーに高く、一台売ると、100万円ぐらい赤字になるとかいう話も聞いたことがあった。
それでも、一般の1500ccクラスの車と比べると、100万円ぐらい高かった気がする。
トヨタという、大きな会社だから、開発コストにものすごい金額が張ったとしても、全体の利益でそれを補うことができたので、それでこれが可能になったのであろうが、当時の会社の判断が、今正しかったことは、今の時代が証明している。
先日のニュースの記事でも、環境対応の車だけはしっかりと売れているようだ。
もちろん背景には、燃費の向上によるイニシャルコストの低減であることには間違いないのだが、それにしてもそのときの時代を見据えたしっかりとした判断ができる経営陣がいたということだ。
今、このような混沌とした時代を迎えているが、長期のビジョンをしっかりと見据えた上で、しっかりした足取りの実行力というものが求められている。
小さな企業の私であるが、そういう目というものをしっかりともって、ことにあたっていきたい。