温暖化は文化をも奪い去る | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

『雪国で知られる岐阜県高山市で、2月14日に開催されてきた「日本一かまくら祭」が2010年の第20回を最後に中止することが決まった。理由は温暖化によると考えられる雪不足である。』


との記事をみつけた。

ネットでいろいろと調べてみると、昨年はここだけではなく、全国各地のかまくら祭りが、雪不足と2月の異常高温のために、中止になった模様だ。


我らのところでも、かまくら祭りなるものはないが、子どもの冬の遊びの定番の一つであることは間違いない。


雪山関連の地域で生活している私としては、ここ何年も続く、暖冬のことが身にしみる。ましてや、雪がなくてはスキー客も来なくなってしまうのであれば、まさに死活問題である。


そして、もっと深刻なのは、文化をも奪いさってしまうことだ。

かまくら祭りがなくなったからといって、そのまちが直接的に、困ることない(実際には、祭りをすることで、なんらかの経済効果があるわけだから、実際にはそうではないのだが)が、もっとも問題なのは、こうやって知らず知らずの相田に、文化が荒廃してしまうことだ。


文化というのは、直接的に目にみえないことも多いために、けっこうないがしろにされがちなこともあるが、人が人らしく生きるためには、文化は絶対に欠かせないものだ。


日本国憲法にも、


健康で文化的な生活を保障~という一節があるように、ただ生きるというだけはなく、そういった文化を継承しながら生きるということは、大切なことなのだ。


温暖化が言われて久しいが、我が地域こそ、温暖化対策に真剣に取り組まなくては、我が地域が崩壊するだろう。