ビールスタンド重富さんに足を運ばせて頂きました。
場所は広島を代表する繁華街、銀山町の通りにあります。
老舗の酒屋さんの一角を改装した、拘りビールの専門店です。
立ち飲みスタイルで、九州地方で言う角打スタイル?6畳くらいの広さのお店です。
メニューは一杯500円のビールのみ!
メニューに書かれているのは、注ぎ方!
注ぎ方によって味が変わるとまで語る店主の技量を楽しみに待たせて頂きました。
まず左側
壱度注ぎ…スタンダードな飲み口のビールだそうです。
次に右側
重富注ぎ…究極の泡を表現したビールと称したら宜しいでしょうか。
店主曰く、泡が邪魔して喉ごし感を失うほどのビールらしい…
右と左を比べたら、泡のきめ細かさの違いがわかりますよね!
飲んだ感じも味も全く違うのですが、驚いたのが…
飲んだ後に残る泡!
普通のビールって、ジョッキの周りに泡が残りませんよね!
泡が底に残るのが普通のビール…
この重富注ぎ…ジョッキの壁面に細かい泡が残るのです!
それだけ、泡がしっかりしている証拠じゃないでしょうか…
そんな究極のビールを創り出す手の内を公開する匠!
まさに自信の現れ!
ビア樽の温度管理や削り出しのカラン(ドタフトタワー)?の管理清掃…タンブラーの扱い方や飲み方等、ビールの知識やオリジナルカランの製造の軌跡を丁寧に説明してくれた店主のビールに対する愛情と真面目さが、ヒシヒシと伝わった酒場でした。
ちなみに…一番美味しいビールの飲み方は…
風呂上がりの牛乳を飲むスタイルだそうです。
①ジョッキの下方を持ち
②腰に手を当て
③自分のペースで飲む!
一番感じた重富さんの拘り…
営業時間は17時~19時まで…
近くにある酒場を敵に回す事はしたくない…
食前酒てきな感じで一杯飲んで、次の酒場へ行って欲しい…
その意味を含めた言葉…
扉を開けると『おかえりなさい』
お会計を済ますと『いってらっしゃい』
居心地の良い時間と味…そして余韻を楽しませて頂きました。
店主の拘り地元愛…好きです…
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