本日も「空飛ぶコーチ奮闘記」にご搭乗いただき、誠にありがとうございます。
ほんまに、ご無沙汰しております。 お元気ですか?
ロンドンも3月に入り、今週くらいから少し春めいてきた?感じがします。
日照時間が少しずつ長くなっているというのもありますが、
吹いている風が違う感じ。
これは日本と同じ感じかな~。
今日皆様にお伝えしたいと思ったのは、
この時期によくクライアントさんとお話する事が多いテーマ。
やっぱり、目標・ゴールを決める、って話。
新しい年も始まり、何かを始めようと思う良いきっかけですよね。
それは、それですごくいいことなんですよ!
でも、年明けだから~! 今年も頑張るで~!
という勢いで、物事を決めてしまうことには、少し危険な落とし穴もあるんです。
それを回避するためのポイントを今日はお伝えしたいと思います。
目標設定で一番大切な作業。
それは、「検証する」ということです。
あれやりたい! これやりたい! なにか始めたい! 自分を変えたい!
こういうふうに思うこと、いいことなんですよ!
そういう自分の声を拾うのって、すごく大切です。
でも、その次に「それが、今、本当に手に入れたいものなのか」
と、自分にもう一度問いただす作業をやっていただきたいのです。
人のエネルギーは有限です。
時間も有限ですが、
タイムマネジメントというのは、
時間の管理ではなく、エネルギーの管理と言われています。
自分の中にあるエネルギーをどこにどれだけ費やすか、
と考えるのが、効率よく行動を起こすためのポイントとなります。
大切なあなたのエネルギーを、それに今、費やす価値があるか。
「あなたのやりたいこと」というパズルに優先順位をつけ、
「あなたのエネルギー」という円グラフにはめ込んでいきます。
新しいことを始めるには、
どこか削らなくてはいけないところも出てくるかもしれませんよね。
だからこそ、この検証する作業を必ず行ってほしいのです。
やり方は、いろいろなアプローチがあるのですが、一番簡単なのは、
「①それを今やるメリット・②デメリット」
「③それを今やらないメリット・④デメリット」
この4項目を、あなたの中からできるだけたくさんアウトプットすると言う方法。
出来れば、目の前に誰か(だれでもいいですよ!)を置いて、
その人にこの質問をしてもらい、紙に書きだすのがいいかな。
自分一人でやるのもいいのですが、人とのコミュニケーションには、
あなたの頭の中にあるものをアウトプットさせる力があるので、
出来れば人との会話としてこの作業をやるのがベターです。
(だから、コーチは必要なんだということなんですが、、、
まぁ、この話をすると、宣伝っぽくなるし、また次回に!)
こうやって、客観的に自分が取り組みたいことを見ることで、
「本当に手に入れたいことなのか」、はっきりさせます。
この作業で、「やりたいけど、今じゃないかも。」
「本当はこれじゃなくて、別のものが手に入れたいんだ」など、
あなたの本当の思いを知ることが出来ると思います。
本当に手に入れたい!とわかった時、
そこにエネルギーを感じるだろうし、
やりがいや、満足感、幸福感が感じられると思います。
別に、やりたいって言っていることに、ケチを付けるわけじゃないんですよ!
最初にも書いたように、そう思うこと自体、素晴らしい思考だと思います。
ただ、本当に今必要なのかどうか、一度冷静に見て欲しいです。
あなたがやりたいと思った「意思」は、
あなたのものの見方を少し曲げてしまうことがあるのです。
離婚したい、転職したい、始めたい、止めたい、変えたい、などなど、、、、
そういう「意思」という「フィルター」を通して、物事を見ているあなたの頭の中は、
「そうしたい」という方に無意識に加担してしまいます。
だからこそ、冷静に、メリット・デメリットを見る。
この作業を行って欲しいのです。
又、別の理由として、こういう検証なく、
勢いで始めたことが上手く行かなかった時に、
「上手く行かなかった」と言う思いがあなたにマイナスに
働くことを避けたいというポイントも有ります。
失敗は成功のもと。 失敗から学び、次の行動に活かす。
その通り!
しかし、「あぁ~、やっぱり出来なかった」と言う気持ちが、
あなたの今後にマイナスに働くんであれば、
ぜひ検証の作業をして、取り組んで欲しいのです。
成功体験は、あなたの自信を与えます。
コーチングでも、「小さな成功体験を作る」というアプローチを重ね、
自信と行動力を上げていくやり方もあるんです。
今日も長々と書きましたが、自分のやりたいことを思いついて、
でも上手く行かなかった時、「検証する」作業を行ってみてください。
目標も、ゴールも、自分の価値観やあり方などなど、
これらは、いつも変化していたり、変更することが可能です。
その度に検証する作業を行うことで、
少しは物事がスッキリ見えてくるんじゃないかなと思います。
本日のご搭乗、誠にありがとうございました。