秋季東京大会・準々決勝、東海大菅生対帝京を観戦に神宮第二球場に足を運んだ。
今夏、東海大菅生は西東京大会、帝京は東東京大会の決勝戦で敗れた夏の東京大会・準優勝校同士の対戦。
帝京の選手たちは、新チームであるにも関わらず迫力あるカラダ作りが進み、迫力を早くも醸し出している。
秋季東京大会は手狭な神宮第二球場で開催されていたが、昨年から準決勝以降は神宮球場での開催に変更。
強豪同士の対戦を楽しみに行列に並び、人口密度の高い神宮第二球場での観戦に秋の訪れを感じていた。
準決勝以降の開催が神宮球場になることで観戦環境は格段に上がるが、そこには一抹の寂しさも感じる。
「日大三、9年ぶり12回目の優勝」(弊ブログ・10年10月26日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-10687963317.html
東海大菅生は勝俣翔貴、帝京は稲毛田渉という両エース右腕を先発マウンドに送り出した。
5回裏、5番・伊藤荘汰が二塁打。6番・馬場大輔の犠打が内野安打になり、無死1・3塁と先制の好機を迎える。
7番・杉本蓮の三振後、8番・本橋実生の三ゴロを本塁送球するが、捕手がタッチを怠り、東海大菅生が先制する。
アウトのタイミングであったが、帝京の捕手・小峰聡志がフォースプレイと勘違いしたのかタッチを怠っている。
続く9番・斎藤駿汰の三ゴロは高く弾み、三塁走者がホームイン。東海大菅生が二点をリードして前半戦を終える。
6回裏、一死から3番・勝俣が中越え二塁打、4番・江藤勇治の右越え二点本塁打で4-0とリードを広げる試合展開。
8回表、帝京は連続四球などで二死満塁。1番・栗田真が右前二点適時打を放ち、終盤で二点差に詰め寄る。
しかし、東海大菅生・勝俣が168球という球数ながら要所を締めて4-2で帝京を退けて、準決勝進出を決めた。
勝俣は180cm・78kgという体躯の持ち主である。1年夏からベンチ入りすると、3番・一塁手として全試合に出場。
今夏の西東京大会は4番・一塁手として出場。6試合で打率.522・本塁打3という打撃成績で準優勝に貢献。
ストレートは最速142㌔を計測するなど威力十分。さらにスライダー・カーブは低めに制球されている。
強打の帝京打線に臆することなくインコースに思い切って投げ切る強いメンタルは今後の活躍を予感させる。
四死球12と荒れ球ではあったが、執拗にインコースを攻めて打者を仰け反らせる姿勢が印象に残った。
東京六大学野球・第7週、明治大対立教大を観戦に神宮球場に足を運んだ。
東京六大学は2戦先取で勝ち点を競うリーグ運営である。土日で決着が着かない場合、月曜以降に開催される。
平日開催であるため勝負を決める3戦目は社会人はもとより、学生も授業出席のため観戦に訪れることは難しい。
しかし、不思議なことに六大学の平日の試合にはスーツを着用したサラリーマン(と思われる大人)が駆け付ける。
15年ぶりの優勝に王手を掛けた立教スタンドには年配のファン、スーツを着用したOBらしき方々が陣取っていた。
「立教大が優勝に足踏み」(弊ブログ・10月27日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11944553225.html
明治大は柳裕也(2年・横浜)、立教大は澤田圭祐(2年・大阪桐蔭)を先発マウンドに送り出した。
柳は横浜では2年生から主戦を務めて2年春・夏、3年春と甲子園に出場。今季は4試合に登板して3勝を挙げる。
早稲田大・2回戦では8回二死まで無安打の投球。ノーヒットノーランこそ逃したが、圧巻の投球内容。
澤田は昨年からエース格として活躍。東大・慶応戦以外は毎カード2戦に登板。7試合で6完投というタフネスぶり。
タフな登板・起用方法は、将来性のある投手だけに肩肘の消耗度が非常に気掛かりである。
1回表、立教大は2番・酒井田照人(3年・県岐阜商)が三塁打、3番・佐藤拓也(2年・浦和学院)の犠飛で先制。
2回裏、明治大は6番・菅野剛士(3年・東海大相模)の中前安打、7番・青野悟(3年・広島国泰寺)が犠打。
一死2塁と得点圏に走者を置いて、8番・坂本誠志郎(3年・履正社)の中前適時三塁打で同点に追い付いた。
立教大の中堅手・岡部が前進でダイブするが後逸。試合展開を考慮すれば「安全第一」が適切な判断であった。
9番・柳に代打・竹村春樹(1年・浦和学院)を送り、中前適時打で2-1と明治大が一気に逆転に成功する。
3回以降は両校ともにゼロ行進が続く緊迫した試合展開であったが、8回裏に試合が大きく動いて勝負を決めた。
6番・菅野の中前適時打、8番・坂本の左前適時打という二本の適時打で試合終盤でダメ押しとなる二点を加えた。
坂本の適時打はスクイズ失敗後であり、明治大に試合の流れが傾いていると感じられる得点シーンであった。
試合の詳細はこちらから
東京六大学は2戦先取で勝ち点を競うリーグ運営である。土日で決着が着かない場合、月曜以降に開催される。
平日開催であるため勝負を決める3戦目は社会人はもとより、学生も授業出席のため観戦に訪れることは難しい。
しかし、不思議なことに六大学の平日の試合にはスーツを着用したサラリーマン(と思われる大人)が駆け付ける。
15年ぶりの優勝に王手を掛けた立教スタンドには年配のファン、スーツを着用したOBらしき方々が陣取っていた。
「立教大が優勝に足踏み」(弊ブログ・10月27日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11944553225.html
明治大は柳裕也(2年・横浜)、立教大は澤田圭祐(2年・大阪桐蔭)を先発マウンドに送り出した。
柳は横浜では2年生から主戦を務めて2年春・夏、3年春と甲子園に出場。今季は4試合に登板して3勝を挙げる。
早稲田大・2回戦では8回二死まで無安打の投球。ノーヒットノーランこそ逃したが、圧巻の投球内容。
澤田は昨年からエース格として活躍。東大・慶応戦以外は毎カード2戦に登板。7試合で6完投というタフネスぶり。
タフな登板・起用方法は、将来性のある投手だけに肩肘の消耗度が非常に気掛かりである。
1回表、立教大は2番・酒井田照人(3年・県岐阜商)が三塁打、3番・佐藤拓也(2年・浦和学院)の犠飛で先制。
2回裏、明治大は6番・菅野剛士(3年・東海大相模)の中前安打、7番・青野悟(3年・広島国泰寺)が犠打。
一死2塁と得点圏に走者を置いて、8番・坂本誠志郎(3年・履正社)の中前適時三塁打で同点に追い付いた。
立教大の中堅手・岡部が前進でダイブするが後逸。試合展開を考慮すれば「安全第一」が適切な判断であった。
9番・柳に代打・竹村春樹(1年・浦和学院)を送り、中前適時打で2-1と明治大が一気に逆転に成功する。
3回以降は両校ともにゼロ行進が続く緊迫した試合展開であったが、8回裏に試合が大きく動いて勝負を決めた。
6番・菅野の中前適時打、8番・坂本の左前適時打という二本の適時打で試合終盤でダメ押しとなる二点を加えた。
坂本の適時打はスクイズ失敗後であり、明治大に試合の流れが傾いていると感じられる得点シーンであった。
試合の詳細はこちらから
東京六大学野球・第7週、立教大対明治大を観戦に神宮球場に足を運んだ。
立教大は99年秋季リーグ以来、15年ぶりの優勝を懸けて最終週・明治大戦に臨んでいる。
かつては立教新座と地方の伝統校を中心に選手を編成していたが、近年は選手の出身校に強豪校が並ぶ。
昨年は新人ながら澤田圭祐(2年・大阪桐蔭)を投手の軸に春3位・秋2位と1年を通じて優勝戦線を戦い続けた。
立教大が勝ち点を奪えば自力優勝。明治大が勝ち点を奪った場合は早慶を含めて3校に優勝の可能性が残る。
立教優勝が懸かった1戦目は1.7万人、2戦目は2万人と早慶戦以外では異例となる大観衆を神宮球場に集めた。
立教大のレプリカユニフォーム、紫色の応援Tシャツを着たファンなどコアなファンの姿が印象に残った。
立教大は川端大翔(4年・沼田)、明治大は上原健太(3年・広陵)を先発マウンドに送り出した。
1回表、優勝に向けて後の無い明治大は二死満塁から6番・海部大斗(3年・履正社)の左前二点適時打で先制。
4回裏、二死から6番・寺田陽光(3年・神戸国際大付)の左越え本塁打で立教大が一点を返した。
5回裏、立教大は二死1・3塁から3番・佐藤拓也(2年・浦和学院)の打球を石井元(3年・履正社)が好捕。
6回表、5番・石井、7番・青野悟(3年・広島国泰寺)の飛球を、岡部通織(4年・帝京)がお返しの好捕で防ぐ。
両校の優勝に懸ける気迫溢れたプレイに、観客が逐一反応するため程良い緊張感に神宮球場が包まれていた。
8回表、1番・大城滉二(3年・興南)が左前安打。2番・酒井田照人(3年・県岐阜商)の犠打に、野選と悪送球。
無死1・3塁の好機に上原から齊藤大将(1年・桐蔭学園)に継投するが、3番・佐藤を四球で歩かせて満塁となる。
4番・岡部の三振後、3番手に柳裕也(2年・横浜)を送るが、5番・我如古盛次(4年・興南)の犠飛で同点。
立教大は9回から小林昌樹(3年・佐久長聖)、最終回を井上祐太郎(4年・横須賀)という継投で切り抜けた。
明治大は4番手に山﨑福也(4年・日大三)をマウンドに送り、引き分け。優勝の行方は3戦目以降に持ち越された。
試合の詳細はこちらから
立教大は99年秋季リーグ以来、15年ぶりの優勝を懸けて最終週・明治大戦に臨んでいる。
かつては立教新座と地方の伝統校を中心に選手を編成していたが、近年は選手の出身校に強豪校が並ぶ。
昨年は新人ながら澤田圭祐(2年・大阪桐蔭)を投手の軸に春3位・秋2位と1年を通じて優勝戦線を戦い続けた。
立教大が勝ち点を奪えば自力優勝。明治大が勝ち点を奪った場合は早慶を含めて3校に優勝の可能性が残る。
立教優勝が懸かった1戦目は1.7万人、2戦目は2万人と早慶戦以外では異例となる大観衆を神宮球場に集めた。
立教大のレプリカユニフォーム、紫色の応援Tシャツを着たファンなどコアなファンの姿が印象に残った。
立教大は川端大翔(4年・沼田)、明治大は上原健太(3年・広陵)を先発マウンドに送り出した。
1回表、優勝に向けて後の無い明治大は二死満塁から6番・海部大斗(3年・履正社)の左前二点適時打で先制。
4回裏、二死から6番・寺田陽光(3年・神戸国際大付)の左越え本塁打で立教大が一点を返した。
5回裏、立教大は二死1・3塁から3番・佐藤拓也(2年・浦和学院)の打球を石井元(3年・履正社)が好捕。
6回表、5番・石井、7番・青野悟(3年・広島国泰寺)の飛球を、岡部通織(4年・帝京)がお返しの好捕で防ぐ。
両校の優勝に懸ける気迫溢れたプレイに、観客が逐一反応するため程良い緊張感に神宮球場が包まれていた。
8回表、1番・大城滉二(3年・興南)が左前安打。2番・酒井田照人(3年・県岐阜商)の犠打に、野選と悪送球。
無死1・3塁の好機に上原から齊藤大将(1年・桐蔭学園)に継投するが、3番・佐藤を四球で歩かせて満塁となる。
4番・岡部の三振後、3番手に柳裕也(2年・横浜)を送るが、5番・我如古盛次(4年・興南)の犠飛で同点。
立教大は9回から小林昌樹(3年・佐久長聖)、最終回を井上祐太郎(4年・横須賀)という継投で切り抜けた。
明治大は4番手に山﨑福也(4年・日大三)をマウンドに送り、引き分け。優勝の行方は3戦目以降に持ち越された。
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