立教大が優勝に足踏み | アマチュア野球をめぐる旅。

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東京六大学野球・第7週、立教大対明治大を観戦に神宮球場に足を運んだ。

立教大は99年秋季リーグ以来、15年ぶりの優勝を懸けて最終週・明治大戦に臨んでいる。

かつては立教新座と地方の伝統校を中心に選手を編成していたが、近年は選手の出身校に強豪校が並ぶ。
昨年は新人ながら澤田圭祐(2年・大阪桐蔭)を投手の軸に春3位・秋2位と1年を通じて優勝戦線を戦い続けた。



立教・明治戦の三塁側スタンド


立教大が勝ち点を奪えば自力優勝。明治大が勝ち点を奪った場合は早慶を含めて3校に優勝の可能性が残る。

立教優勝が懸かった1戦目は1.7万人、2戦目は2万人と早慶戦以外では異例となる大観衆を神宮球場に集めた。
立教大のレプリカユニフォーム、紫色の応援Tシャツを着たファンなどコアなファンの姿が印象に残った。



立教応援席は超満員


立教大は川端大翔(4年・沼田)、明治大は上原健太(3年・広陵)を先発マウンドに送り出した。

1回表、優勝に向けて後の無い明治大は二死満塁から6番・海部大斗(3年・履正社)の左前二点適時打で先制。
4回裏、二死から6番・寺田陽光(3年・神戸国際大付)の左越え本塁打で立教大が一点を返した。

5回裏、立教大は二死1・3塁から3番・佐藤拓也(2年・浦和学院)の打球を石井元(3年・履正社)が好捕。
6回表、5番・石井、7番・青野悟(3年・広島国泰寺)の飛球を、岡部通織(4年・帝京)がお返しの好捕で防ぐ。

両校の優勝に懸ける気迫溢れたプレイに、観客が逐一反応するため程良い緊張感に神宮球場が包まれていた。



明治大・高山俊は100安打まで残り2本


8回表、1番・大城滉二(3年・興南)が左前安打。2番・酒井田照人(3年・県岐阜商)の犠打に、野選と悪送球。
無死1・3塁の好機に上原から齊藤大将(1年・桐蔭学園)に継投するが、3番・佐藤を四球で歩かせて満塁となる。

4番・岡部の三振後、3番手に柳裕也(2年・横浜)を送るが、5番・我如古盛次(4年・興南)の犠飛で同点。

立教大は9回から小林昌樹(3年・佐久長聖)、最終回を井上祐太郎(4年・横須賀)という継投で切り抜けた。
明治大は4番手に山﨑福也(4年・日大三)をマウンドに送り、引き分け。優勝の行方は3戦目以降に持ち越された。



試合後のスコアボード


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