春季群馬大会・準決勝(樹徳対健大高崎・桐生第一対館林)を観戦に高崎城南球場に足を運んだ。
今季の群馬は昨夏の甲子園優勝・前橋育英、センバツ8強・桐生第一など全国レベルの優勝争いが予想される。
前橋育英には甲子園制覇の立役者である高橋光成が残り、桐生第一は2年生中心のチームで成長余地がある。
昨秋優勝の健大高崎は持ち前の機動力野球、上位常連の樹徳の活発な打線からも目が離せない。
「樹徳が前橋育英に圧勝」(弊ブログ・4月16日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11823415573.html
樹徳はホジャティ博和、健大高崎は高橋和輝という両校ともにエース左腕を先発マウンドに送り出す。
樹徳は前橋育英戦で先制適時打を放った主砲・金井駿介がスタメンから外れている。
試合前のランニングメニューからも外れていたので脚部のケガではないだろうか。
エース投手を先発させたことからも戦力を温存することなく、関東切符を懸けた本番モードの準決勝である。
2回表、樹徳は7番・佐伯駿介の左越え二塁打で無死2塁。8番・周藤純の左越え適時打で先制点を挙げる。
9番・ホジャティ、1番・渡辺裕司の連続適時打、3番・野平大樹の適時三塁打など打者10人を送り五点を加える。
健大高崎は先発・高橋を早々と諦めて、池田に継投する。
2回裏、8番・柘植世那の三点本塁打、3回裏には4番・脇本直人の右越え本塁打で健大高崎が一点差に迫る。
脇本は第1打席からポール間際に特大ファウルを放っていた。
4回表、山本晴哉の二点適時打で樹徳が突き放すが、健大高崎は7番・柴引良介の左越え本塁打などで応戦。
5回表、樹徳は7番・佐伯の二点適時二塁打などで三点を加えて、10-6と四点差にリードを広げる。
2回以降毎回失点を喫していたが、健大高崎を無失点に抑えて試合展開は樹徳に傾いたように見受けられた。
6回裏、3番・長島僚平の二点適時打で健大高崎が追い上げて再び両校のスコアは切迫して試合は終盤に突入。
7回裏、健大高崎はこの試合両校通じて初の三者凡退に倒れて、試合が落ち着いた。
壮絶な乱打戦も7回以降は両校ともに無得点に終わり、樹徳が3年ぶりの春季関東大会への切符を手に入れた。
昨秋も関東切符を懸けた準決勝で両校は対戦。健大高崎が樹徳を、延長戦サヨナラ勝利で下している。
健大高崎は5季連続で出場していた関東大会への切符を逃して、夏の大会で再起を期すことになる。
ホジャティは被安打10・四死球4・奪三振2という投球内容で粘り強く完投勝利。
第2試合は、桐生第一が館林を9-0と7回コールドで危なげなく勝利して、4年ぶりの関東大会進出を決めた。
四番打者も務める山田知輝の特大ファウルが右翼後方マンションの窓ガラスを直撃する場面で響めきが起きた。
桐生第一の各打者は軟投の相手投手のボールを引きつけて逆方向に強い打球を弾き返し、12安打を浴びせた。
大振りすることなく、徹底された意識と指示を忠実に実行する打撃にセンバツ8強の実力が垣間見えた。
「前橋育英、初の決勝進出」(弊ブログ・13年7月29日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11582196783.html
「樹徳・野平大樹の本塁打」(弊ブログ・13年7月22日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11577235307.html
「前橋育英がコールド勝ちで4回戦へ」(弊ブログ・13年7月16日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11573572216.html
春季神奈川大会・4回戦(横浜対県相模原・慶応義塾対法政二)を観戦に保土ヶ谷球場に足を運んだ。
横浜はセンバツでは優勝候補と高く評価させる中、初戦で八戸学院光星に5-9で敗れている。
夏の甲子園に向けて捲土重来の春季大会。神奈川大会は25人まで登録出来るが、背番号1を欠番としている。
昨夏の甲子園、センバツでも1番を付けて横浜のマウンドを守った伊藤将司の背番号は10となっている。
また、1年生の戸堀敦矢が二塁手として3回戦に続いて先発出場を果たしている。
1回裏、横浜は1番・浅間大基が中前安打、2番・戸堀が四球、3番・川口凌が死球で無死満塁と好機を迎える。
4番・高濱祐仁の中前適時打、5番・根本耕太が犠打の後、6番・渡辺佳明の中前適時打で三点を先制する。
2回裏には2番・戸堀の右前適時打、3回裏にも7番・高井大地の中前適時打で5-1と県相模原を突き放す。
横浜は先発した2年生・春日井静斗が完投。被安打5・奪三振1・四死球2という投球で公式戦初勝利。
3回まで8安打で5点を奪った横浜、4回以降は無安打に抑え込まれる淡白な打撃陣は次戦以降に不安を残す。
第2試合は慶応義塾対法政二という東京六大学の付属校同士の対戦。ユニフォームは大学とほぼ同じである。
慶応義塾・原田匠、法政二・河野太一朗の緊張感が漂い、息詰まる投手戦が繰り広げられる。
9回裏、一死満塁から1番・柳町達の中前へのサヨナラ安打で1-0で慶応義塾に軍配が上がった。
河野は、ブレーキの利いたカーブを見せ球に140㌔を超える力強いストレートを投げ込む力投派である。
被安打2、奪三振は12を数えながら、敗戦投手となってしまった。
投球数が多く課題は制球面と見受けられるが、課題以上に力強いストレートは今後の魅力十分である。
「横浜、土壇場から逆転勝利」(弊ブログ・12年9月28日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11622110796.html
横浜はセンバツでは優勝候補と高く評価させる中、初戦で八戸学院光星に5-9で敗れている。
夏の甲子園に向けて捲土重来の春季大会。神奈川大会は25人まで登録出来るが、背番号1を欠番としている。
昨夏の甲子園、センバツでも1番を付けて横浜のマウンドを守った伊藤将司の背番号は10となっている。
また、1年生の戸堀敦矢が二塁手として3回戦に続いて先発出場を果たしている。
1回裏、横浜は1番・浅間大基が中前安打、2番・戸堀が四球、3番・川口凌が死球で無死満塁と好機を迎える。
4番・高濱祐仁の中前適時打、5番・根本耕太が犠打の後、6番・渡辺佳明の中前適時打で三点を先制する。
2回裏には2番・戸堀の右前適時打、3回裏にも7番・高井大地の中前適時打で5-1と県相模原を突き放す。
横浜は先発した2年生・春日井静斗が完投。被安打5・奪三振1・四死球2という投球で公式戦初勝利。
3回まで8安打で5点を奪った横浜、4回以降は無安打に抑え込まれる淡白な打撃陣は次戦以降に不安を残す。
第2試合は慶応義塾対法政二という東京六大学の付属校同士の対戦。ユニフォームは大学とほぼ同じである。
慶応義塾・原田匠、法政二・河野太一朗の緊張感が漂い、息詰まる投手戦が繰り広げられる。
9回裏、一死満塁から1番・柳町達の中前へのサヨナラ安打で1-0で慶応義塾に軍配が上がった。
河野は、ブレーキの利いたカーブを見せ球に140㌔を超える力強いストレートを投げ込む力投派である。
被安打2、奪三振は12を数えながら、敗戦投手となってしまった。
投球数が多く課題は制球面と見受けられるが、課題以上に力強いストレートは今後の魅力十分である。
「横浜、土壇場から逆転勝利」(弊ブログ・12年9月28日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11622110796.html
東京六大学・第2週、法政大対立教大を観戦に神宮球場に足を運んだ。
法政大は、先週の早稲田大から勝ち点を落として優勝戦線に止まるには絶対に負けられない戦い。
「早稲田が法政に逆転勝利」(弊ブログ・4月15日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11823410658.html
昨秋2位の立教大は、強豪校から有望選手の入学が相次ぎ優勝候補といえる選手層である。
ちなみに、この試合は先発メンバー9人中8人を甲子園経験者で占めていることも参考までに記しておきたい。
03年から12年までの20季中13回を数えた5位という低迷期から脱却して、上昇気流の真っ只中である。
法政大は石田健大(4年・広島工業)、立教大は澤田圭祐(2年・大阪桐蔭)を先発マウンドに送り出した。
石田は初戦で先発、2戦目はリリーフで負け投手。ドラフト候補と目される期待からも3連敗は許されない。
昨秋5位に沈んだ法政大は開幕の立教大に1-3、0-4で連敗。初戦は当時1年生の澤田に完投勝利を喫している。
立教ベンチからは試合開始直後から「ワイワイやろうぜ」と威勢の良い掛け声が飛び交っていた。
常に全力で声を出し、全力で走る。監督や学生コーチの指示に全力で返事をする。
良いプレイ全員で褒め、悪いプレイは全員で指摘・注意をする。グラウンドには活気と熱気があふれています。
(日刊スポーツ「TOKYO ROCKS!2014」より)
また、溝口智成新監督も「まだ神宮に立っていないので、分からないところはありますが、大きなケガなどなく来ています。ワイワイ、ガヤガヤ、戦う気持ちを持って挑みたい」と、コメントを寄せている。
2回裏、法政大は5番・金子凌也(2年・日大三)が四球、6番・伊藤諒介(4年・神港学園)が犠打で得点圏に送る。
一死2塁から7番・佐藤竜一郎(3年・作新学院)が、澤田の足元を射抜いた中前適時打で先制点を挙げる。
石田と澤田の投手戦で心地よい緊張感を保った膠着状態で試合は終盤に突入する。
7回表、一死走者なしから5番・平岩拓路(4年・日大三)が右中間最深部への本塁打を放ち、同点に追い付いた。
平岩が4年生で放つ、六大学初安打は外野手が打球を追うのを早々に諦める見事な一撃であった。
直後の7回裏、4番・畔上翔(3年・日大三)が死球、5番・金子が犠打で一死2塁と得点圏に走者を送る。
6番・伊藤の左越え適時二塁打で法政大が勝ち越しに成功する。
先制点の場面と同じく、無死から四死球の走者を犠打で送り、適時打で返すというパターンの攻撃で勝ち越した。
9回表、田村伊知郎(2年・報徳学園)の暴投で投球が逸れると石田は投球練習中ながら手を回していた。
ポーカーフェイスで淡々と投球練習していることが多い石田には珍しいシーンである。
法政大は9回裏、二死から玉熊将一(2年・北海)に継投するが、石田は今季初勝利、通算16勝目を挙げた。
試合の詳細はこちらから
「法政大・石田健大、2連勝」(弊ブログ・11年9月27日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11030640514.html
法政大は、先週の早稲田大から勝ち点を落として優勝戦線に止まるには絶対に負けられない戦い。
「早稲田が法政に逆転勝利」(弊ブログ・4月15日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11823410658.html
昨秋2位の立教大は、強豪校から有望選手の入学が相次ぎ優勝候補といえる選手層である。
ちなみに、この試合は先発メンバー9人中8人を甲子園経験者で占めていることも参考までに記しておきたい。
03年から12年までの20季中13回を数えた5位という低迷期から脱却して、上昇気流の真っ只中である。
法政大は石田健大(4年・広島工業)、立教大は澤田圭祐(2年・大阪桐蔭)を先発マウンドに送り出した。
石田は初戦で先発、2戦目はリリーフで負け投手。ドラフト候補と目される期待からも3連敗は許されない。
昨秋5位に沈んだ法政大は開幕の立教大に1-3、0-4で連敗。初戦は当時1年生の澤田に完投勝利を喫している。
立教ベンチからは試合開始直後から「ワイワイやろうぜ」と威勢の良い掛け声が飛び交っていた。
常に全力で声を出し、全力で走る。監督や学生コーチの指示に全力で返事をする。
良いプレイ全員で褒め、悪いプレイは全員で指摘・注意をする。グラウンドには活気と熱気があふれています。
(日刊スポーツ「TOKYO ROCKS!2014」より)
また、溝口智成新監督も「まだ神宮に立っていないので、分からないところはありますが、大きなケガなどなく来ています。ワイワイ、ガヤガヤ、戦う気持ちを持って挑みたい」と、コメントを寄せている。
2回裏、法政大は5番・金子凌也(2年・日大三)が四球、6番・伊藤諒介(4年・神港学園)が犠打で得点圏に送る。
一死2塁から7番・佐藤竜一郎(3年・作新学院)が、澤田の足元を射抜いた中前適時打で先制点を挙げる。
石田と澤田の投手戦で心地よい緊張感を保った膠着状態で試合は終盤に突入する。
7回表、一死走者なしから5番・平岩拓路(4年・日大三)が右中間最深部への本塁打を放ち、同点に追い付いた。
平岩が4年生で放つ、六大学初安打は外野手が打球を追うのを早々に諦める見事な一撃であった。
直後の7回裏、4番・畔上翔(3年・日大三)が死球、5番・金子が犠打で一死2塁と得点圏に走者を送る。
6番・伊藤の左越え適時二塁打で法政大が勝ち越しに成功する。
先制点の場面と同じく、無死から四死球の走者を犠打で送り、適時打で返すというパターンの攻撃で勝ち越した。
9回表、田村伊知郎(2年・報徳学園)の暴投で投球が逸れると石田は投球練習中ながら手を回していた。
ポーカーフェイスで淡々と投球練習していることが多い石田には珍しいシーンである。
法政大は9回裏、二死から玉熊将一(2年・北海)に継投するが、石田は今季初勝利、通算16勝目を挙げた。
試合の詳細はこちらから
「法政大・石田健大、2連勝」(弊ブログ・11年9月27日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11030640514.html