群馬大会・2回戦(健大高崎対渋川工・前橋育英対松井田)を観戦に高崎城南球場に足を運んだ。
昨夏の甲子園優勝投手である前橋育英・高橋光成の投球が観戦の目的である。
ネット裏前列中央には20名程のスカウト陣が陣取り、平日にも関わらずスタンドには多くの観客が訪れていた。
「前橋育英、夏の甲子園初出場・初優勝」(弊ブログ・13年8月28日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11596100107.html
初回は三者連続三振で格の違いを見せつけるような投球であったが、以降は高めに上ずるなど不安定な投球。
セットポジションからストレートと時折投じたスローカーブのみに止めて、次戦以降に備えたと推察する。
スカウト陣と同じ位置には健大高崎のチームスタッフがカメラ片手に偵察していたことも織り込み済みだろう。
投じた全89球中85球がストレート。フォークやスライダーを封印して手の内を見せずにマウンドを降りた。
最終イニングとなった5回は投球間隔のテンポを上げると制球が落ち着き、三者連続三振で夏の初登板を締めた。
「前橋育英・高橋光5回12K快投」(日刊スポーツ)
「前橋育英・光成、5回12K!連覇へ無安打発進」(スポーツ報知)
「前橋育英が初戦突破!高橋光が5回無安打12K」(サンスポ.com)
スポーツ紙のサイトでは盤石な試合運びのように報じられているが、高橋の投球は本来のものとは程遠い印象。
高めに抜けたストレートを、球威に気圧された松井田打線が“振ってくれた”おかげで奪三振数を増やしていた。
ちなみに、サンスポ.comでは
「球が全部浮いて、今日はダメだった。身体が前に突っ込んで、リキみがあった」(高橋光成)
「見ている人は、数字よりももう1つだという感じは受けたと思う。次が本当の勝負」(荒井直樹監督)
という二人のコメントを掲載しているが、ネット裏から観戦していた印象に近い。
5回裏、4番・高橋の右前適時打、5番・飯島健二朗の右越え二点適時三塁打などで四点を挙げて試合を決めた。
松井田は部員13人、01年を最後に夏の大会未勝利と昨夏甲子園優勝の前橋育英とは対称的な学校である。
初回に失点した後、2・3・4回と無失点に抑えて、高崎城南球場に集まった高校野球ファンを驚かせていた。
遊撃手には1年生の小川龍成が入っている。シートノックでは軽快なグラブ捌きと安定した送球が目を引いた。
4打数2安打と打撃でも勝利に貢献。第1打席の右越え三塁打から先制のホームを踏んでいる。
ちなみに、小川は昨夏高橋とバッテリーを組み捕手として甲子園優勝に貢献した小川駿輝の弟である。
20日(日)高崎城南球場の第1試合で、健大高崎と前橋育英が対戦するというカードが組まれている。
健大高崎の3番打者・脇本直人と前橋育英・高橋は、中学時代の地域選抜・NBAトレジャーズのチームメイト。
第3回関東AA中学生野球大会では優勝を飾っている。
「前橋育英、初の決勝進出」(弊ブログ・13年7月29日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11582196783.html
「前橋育英がコールド勝ちで4回戦へ」(弊ブログ・13年7月16日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11573572216.html
群馬大会・2回戦、樹徳対高崎商を観戦に上毛新聞敷島球場に足を運んだ。
前橋育英、健大高崎、桐生第一などを倒して春季大会優勝、関東大会4強進出した第1シードの樹徳。
ノーシードながら2年ぶり12回目の夏の甲子園出場を目指す高崎商。
昨夏甲子園優勝・前橋育英、センバツ8強・桐生第一など注目を集める群馬大会でも初戦屈指の好カードである。
「前橋育英、夏の甲子園初出場・初優勝」(弊ブログ・13年8月28日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11596100107.html
樹徳はホジャティ博和、高崎商は熊川達大というエース投手を先発マウンドに送り出した。
ネット裏は上段までほぼ満席、三塁側・高崎商スタンドは鮮やかなオレンジ色のメガホンで一杯に埋まっていた。
1回表、樹徳は三者凡退で攻撃終了。選手の表情やスイングに第1シード特有の堅苦しさの残る立ち上がり。
1回裏、高崎商は一死から2番・秋山正貴が死球。二盗のあと3番・平田竜二が四球を選び、得点圏に進める。
4番・渡辺凌太の打席でエンドランを掛けるが、左飛からダブルプレイで先制点のチャンスを逃した。
2回表、樹徳は4番・金井駿介が右前安打、5番・鈴木利至規が死球。6番・山本聖哉が犠打で一死2・3塁とする。
7番・佐伯駿介の遊ゴロで本塁封殺されるが、8番・周藤純の左前適時打で先制点を挙げる。
4回裏、高崎商は3番・平田の左前安打、4番・渡辺が犠打で送る。5番・今井亮太の右前安打で一死1・3塁とする。
6番・宮下夢生の遊ゴロが併殺打で無得点で攻撃終了。芯で捉えた打球の勢いが併殺打を助けた格好である。
5回表、一死から2番・川岸聖大が中前安打、二盗で得点圏に進む。3番・野平大樹は遊飛で二死2塁となる。
4番・金井を敬遠で歩かせると、5番・鈴木が左中間を深々と破る二点適時三塁打で3-0と樹徳がリードを広げる。
8回裏、無死満塁の好機に1番・清水瞭の二ゴロ併殺打の間に三塁走者が還り、高崎商が一点を返す。
ホジャティが被安打6、失点1という投球内容で樹徳が3-1で高崎商を振り切り、3回戦進出を決めた。
9イニング中4イニングを三者凡退で抑えたピッチングは数字以上に評価したい投球内容である。
高崎商はチャンスで無得点の直後に失点。失点直後がいずれも三者凡退という流れの悪さが最後まで響いた。
樹徳はピンチの後に得点を奪い、直後を三者凡退で凌いで流れを自らに持ち込んだ試合巧者ぶりを見せつけた。
「樹徳が22年ぶりの優勝」(弊ブログ・5月8日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11843624922.html
「樹徳が東海大浦安にコールド勝ち」(弊ブログ・5月20日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11849892084.html
前橋育英、健大高崎、桐生第一などを倒して春季大会優勝、関東大会4強進出した第1シードの樹徳。
ノーシードながら2年ぶり12回目の夏の甲子園出場を目指す高崎商。
昨夏甲子園優勝・前橋育英、センバツ8強・桐生第一など注目を集める群馬大会でも初戦屈指の好カードである。
「前橋育英、夏の甲子園初出場・初優勝」(弊ブログ・13年8月28日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11596100107.html
樹徳はホジャティ博和、高崎商は熊川達大というエース投手を先発マウンドに送り出した。
ネット裏は上段までほぼ満席、三塁側・高崎商スタンドは鮮やかなオレンジ色のメガホンで一杯に埋まっていた。
1回表、樹徳は三者凡退で攻撃終了。選手の表情やスイングに第1シード特有の堅苦しさの残る立ち上がり。
1回裏、高崎商は一死から2番・秋山正貴が死球。二盗のあと3番・平田竜二が四球を選び、得点圏に進める。
4番・渡辺凌太の打席でエンドランを掛けるが、左飛からダブルプレイで先制点のチャンスを逃した。
2回表、樹徳は4番・金井駿介が右前安打、5番・鈴木利至規が死球。6番・山本聖哉が犠打で一死2・3塁とする。
7番・佐伯駿介の遊ゴロで本塁封殺されるが、8番・周藤純の左前適時打で先制点を挙げる。
4回裏、高崎商は3番・平田の左前安打、4番・渡辺が犠打で送る。5番・今井亮太の右前安打で一死1・3塁とする。
6番・宮下夢生の遊ゴロが併殺打で無得点で攻撃終了。芯で捉えた打球の勢いが併殺打を助けた格好である。
5回表、一死から2番・川岸聖大が中前安打、二盗で得点圏に進む。3番・野平大樹は遊飛で二死2塁となる。
4番・金井を敬遠で歩かせると、5番・鈴木が左中間を深々と破る二点適時三塁打で3-0と樹徳がリードを広げる。
8回裏、無死満塁の好機に1番・清水瞭の二ゴロ併殺打の間に三塁走者が還り、高崎商が一点を返す。
ホジャティが被安打6、失点1という投球内容で樹徳が3-1で高崎商を振り切り、3回戦進出を決めた。
9イニング中4イニングを三者凡退で抑えたピッチングは数字以上に評価したい投球内容である。
高崎商はチャンスで無得点の直後に失点。失点直後がいずれも三者凡退という流れの悪さが最後まで響いた。
樹徳はピンチの後に得点を奪い、直後を三者凡退で凌いで流れを自らに持ち込んだ試合巧者ぶりを見せつけた。
「樹徳が22年ぶりの優勝」(弊ブログ・5月8日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11843624922.html
「樹徳が東海大浦安にコールド勝ち」(弊ブログ・5月20日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11849892084.html
全日本大学野球選手権・準決勝(神奈川大対愛知学院大・東海大対創価大)を観戦に神宮球場に足を運んだ。
昨年も、同大会の同日程で観戦しているため2年連続で神宮球場に訪れていることになる。
無意識ながら、自分の趣向が変わらない限り結果的に毎年決まった日程を観戦していることは多々ある。
昨年は上武大が優勝。夏の甲子園は前橋育英が優勝。群馬県勢が大学、高校で日本一に輝いている。
「上武大、亜大が決勝戦進出」(弊ブログ・13年6月17日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11553590451.html
1回表、神奈川大は2番・胡麻裕宜(3年・総合技術)の右中間への三塁打で一死3塁と先制の好機を迎える。
3番・小室湧未(3年・横浜隼人)が空振り三振後、4番・稲垣拓朗(4年・横浜隼人)の左前適時打で先制。
4回表には二死走者なしから8番・山原泰士(3年・PL学園)が初球を左翼スタンドに運び、追加点を挙げる。
神奈川大は先発した児玉龍也(3年・九州国際大付)から児玉亮太(2年・創成館)に継投して2-1で逃げ切った。
敗れはしたが、愛知学院大の主将・源田壮亮(4年・大分商)のグラブ捌きが非常に印象に残っている。
人工芝特有の投手越えの高いバウンド、三塁後方の飛球を見失うなど記録に残らない緩慢な守備も散見された。
しかしながら、軽快なグラブ捌き、捕球からスローイングへの一連の守備動作には鋭さと魅力がある。
卒業後は、トヨタ自動車で社会人野球を続けることが内定しているという。
試合の詳細はこちらから
1回表、創価大は一死から2番・正木健太郎(3年・履正社)の左越え本塁打で先制点を挙げる。
さらに5回表には一死2塁から1番・高橋直樹(4年・国士舘)の適時二塁打で一点を加えてリードを広げる。
リードを広げられた直後の5回裏、創価大の先発・小松貴志(3年・創価)を捕えて大逆転に成功する。
7番・渡邊勝(3年・東海大相模)が内野安打、8番・臼田哲也(3年・東海大相模)が四球で一死1・2塁とする。
9番・下石涼太(1年・広陵)の右前適時打、1番・田中俊太(3年・東海大相模)右前二点適時打で逆転に成功。
さらに4番・常道翔太(4年・東海大菅生)が三塁線を破る適時三塁打で二点を加えて試合を決定付けた。
6回から創価大は注目度と、スカウトからの評価を最も上げた田中正義(2年・創価)をリリーフに送る。
連投の疲労に起因するバランスの悪さは若干気になるものの、しなやかな腕の振りは一級品である。
ストレートの球速はアベレージで140㌔台後半、最速は151㌔を計測していた。
7回には東海大の1番から3番打者まで三者連続で空振り三振を奪うなど大器の片りんを見ることができた。
東海大の先発メンバーは付属校から8名、中でも東海大相模出身者が6名を締めるという構成である。
試合の詳細はこちらから
「東海大、秋季リーグ初勝利」(弊ブログ・13年9月17日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11615721913.html
昨年も、同大会の同日程で観戦しているため2年連続で神宮球場に訪れていることになる。
無意識ながら、自分の趣向が変わらない限り結果的に毎年決まった日程を観戦していることは多々ある。
昨年は上武大が優勝。夏の甲子園は前橋育英が優勝。群馬県勢が大学、高校で日本一に輝いている。
「上武大、亜大が決勝戦進出」(弊ブログ・13年6月17日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11553590451.html
1回表、神奈川大は2番・胡麻裕宜(3年・総合技術)の右中間への三塁打で一死3塁と先制の好機を迎える。
3番・小室湧未(3年・横浜隼人)が空振り三振後、4番・稲垣拓朗(4年・横浜隼人)の左前適時打で先制。
4回表には二死走者なしから8番・山原泰士(3年・PL学園)が初球を左翼スタンドに運び、追加点を挙げる。
神奈川大は先発した児玉龍也(3年・九州国際大付)から児玉亮太(2年・創成館)に継投して2-1で逃げ切った。
敗れはしたが、愛知学院大の主将・源田壮亮(4年・大分商)のグラブ捌きが非常に印象に残っている。
人工芝特有の投手越えの高いバウンド、三塁後方の飛球を見失うなど記録に残らない緩慢な守備も散見された。
しかしながら、軽快なグラブ捌き、捕球からスローイングへの一連の守備動作には鋭さと魅力がある。
卒業後は、トヨタ自動車で社会人野球を続けることが内定しているという。
試合の詳細はこちらから
1回表、創価大は一死から2番・正木健太郎(3年・履正社)の左越え本塁打で先制点を挙げる。
さらに5回表には一死2塁から1番・高橋直樹(4年・国士舘)の適時二塁打で一点を加えてリードを広げる。
リードを広げられた直後の5回裏、創価大の先発・小松貴志(3年・創価)を捕えて大逆転に成功する。
7番・渡邊勝(3年・東海大相模)が内野安打、8番・臼田哲也(3年・東海大相模)が四球で一死1・2塁とする。
9番・下石涼太(1年・広陵)の右前適時打、1番・田中俊太(3年・東海大相模)右前二点適時打で逆転に成功。
さらに4番・常道翔太(4年・東海大菅生)が三塁線を破る適時三塁打で二点を加えて試合を決定付けた。
6回から創価大は注目度と、スカウトからの評価を最も上げた田中正義(2年・創価)をリリーフに送る。
連投の疲労に起因するバランスの悪さは若干気になるものの、しなやかな腕の振りは一級品である。
ストレートの球速はアベレージで140㌔台後半、最速は151㌔を計測していた。
7回には東海大の1番から3番打者まで三者連続で空振り三振を奪うなど大器の片りんを見ることができた。
東海大の先発メンバーは付属校から8名、中でも東海大相模出身者が6名を締めるという構成である。
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「東海大、秋季リーグ初勝利」(弊ブログ・13年9月17日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11615721913.html