群馬大会・2回戦、樹徳対高崎商を観戦に上毛新聞敷島球場に足を運んだ。
前橋育英、健大高崎、桐生第一などを倒して春季大会優勝、関東大会4強進出した第1シードの樹徳。
ノーシードながら2年ぶり12回目の夏の甲子園出場を目指す高崎商。
昨夏甲子園優勝・前橋育英、センバツ8強・桐生第一など注目を集める群馬大会でも初戦屈指の好カードである。
「前橋育英、夏の甲子園初出場・初優勝」(弊ブログ・13年8月28日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11596100107.html
樹徳はホジャティ博和、高崎商は熊川達大というエース投手を先発マウンドに送り出した。
ネット裏は上段までほぼ満席、三塁側・高崎商スタンドは鮮やかなオレンジ色のメガホンで一杯に埋まっていた。
1回表、樹徳は三者凡退で攻撃終了。選手の表情やスイングに第1シード特有の堅苦しさの残る立ち上がり。
1回裏、高崎商は一死から2番・秋山正貴が死球。二盗のあと3番・平田竜二が四球を選び、得点圏に進める。
4番・渡辺凌太の打席でエンドランを掛けるが、左飛からダブルプレイで先制点のチャンスを逃した。
2回表、樹徳は4番・金井駿介が右前安打、5番・鈴木利至規が死球。6番・山本聖哉が犠打で一死2・3塁とする。
7番・佐伯駿介の遊ゴロで本塁封殺されるが、8番・周藤純の左前適時打で先制点を挙げる。
4回裏、高崎商は3番・平田の左前安打、4番・渡辺が犠打で送る。5番・今井亮太の右前安打で一死1・3塁とする。
6番・宮下夢生の遊ゴロが併殺打で無得点で攻撃終了。芯で捉えた打球の勢いが併殺打を助けた格好である。
5回表、一死から2番・川岸聖大が中前安打、二盗で得点圏に進む。3番・野平大樹は遊飛で二死2塁となる。
4番・金井を敬遠で歩かせると、5番・鈴木が左中間を深々と破る二点適時三塁打で3-0と樹徳がリードを広げる。
8回裏、無死満塁の好機に1番・清水瞭の二ゴロ併殺打の間に三塁走者が還り、高崎商が一点を返す。
ホジャティが被安打6、失点1という投球内容で樹徳が3-1で高崎商を振り切り、3回戦進出を決めた。
9イニング中4イニングを三者凡退で抑えたピッチングは数字以上に評価したい投球内容である。
高崎商はチャンスで無得点の直後に失点。失点直後がいずれも三者凡退という流れの悪さが最後まで響いた。
樹徳はピンチの後に得点を奪い、直後を三者凡退で凌いで流れを自らに持ち込んだ試合巧者ぶりを見せつけた。
「樹徳が22年ぶりの優勝」(弊ブログ・5月8日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11843624922.html
「樹徳が東海大浦安にコールド勝ち」(弊ブログ・5月20日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11849892084.html