松井裕樹、横浜を完封 | アマチュア野球をめぐる旅。

アマチュア野球をめぐる旅。

高校野球を中心にアマチュア野球(ときどきプロ野球)の観戦記。

春季神奈川大会・4回戦、桐光学園対横浜を観戦に保土ヶ谷・神奈川新聞スタジアムに足を運んだ。

季節外れの寒さに冷え込んだ東日本。横浜地方は前日からの降雨の影響で開催中止と見る向きが強かった。
正午に雨が止む予報や水捌けの良い保土ヶ谷球場ということから神奈川県高野連は開催に踏み切った。

翌日が降水量ゼロという天気予報、気温7℃という条件を踏まえると中止という判断もあったように考える。
試合開始時間は4時間以上遅れ、選手にとっても観客にとっても過酷な試合開催だった印象である。


アマチュア野球をめぐる旅。
松井裕樹は悪条件でも見事な投球


桐光学園は松井裕樹、横浜は伊藤将司という共にエースナンバーを背負った投手を先発マウンドに送る。
前日の帝京対関東一で両校ともにエース温存策を執った戦略と全くの好対照で興味深い。

横浜の小倉清一郎コーチは「打倒松井」、「松井を打たなければ甲子園は無い」と公言している。
日刊ゲンダイ記事より【続 鬼の遺言】参った 桐光 松井君がさらに厄介な投手になってしまった


アマチュア野球をめぐる旅。
試合後のスコアボード


松井は1番・浅間大基、2番・長谷川寛之、3番・川口凌を三者連続空振り三振と、寒さを吹き飛ばす立ち上がり。
2回表も4番・高濱裕仁、5番・渡辺佳明、6番・小野遼久を連続三振、6者連続三振で横浜打線を圧倒する。
スライダーの切れ味に加えて、低めのストレートは威力を増し、昨年から着実な成長の跡が垣間見えた。

松井は横浜相手に被安打5、奪三振13という投球内容で完封勝利。桐光学園が準々決勝進出を決めた。
13奪三振のうち10奪三振は勝負球がストレートであったように見受けられた。
準々決勝は、昨秋準優勝・横浜隼人との対戦が決まった。松井包囲網を潜り抜けることが出来るだろうか。


アマチュア野球をめぐる旅。
横浜隼人部員によるグランド整備



「新チームになった松井裕樹」(弊ブログ・12年9月18日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11352974541.html

「神奈川頂上決戦」(弊ブログ・12年7月31日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11315527500.html