どうも。
先日のNBAのニックス対ボブキャッツ戦で、エースのカーメロアンソニーが一試合62点という恐ろしい点数をたたきだしました。
若干長いですが、是非見てください。
どうですか?
すげえなと思われたかと思います。
確かにこれはすごいです。
でも、
(なんとなく俺にも出来そう、、、)
おそらくこういう気持ちになった人もいると思います。
そしてこれはコービーやレブロン達らが50点以上取った試合を見てもあまり感じない感情なのです。
もしイメージできなければYoutubeで
kobe 50
lebron 50
などで調べると出てきますので見てみてください。
でですね、なぜ彼のプレーは自分にもできそうに見えるかというと、
”カーメロのプレーがあまりにシンプルであるから”なんですね。
そして彼のこのプレースタイルは今に始まったわけではなく、毎回あんな感じでバンバン点を取っていきます。
しかも見てわかるとおり、彼はあまりスピードがあるほうでもないんですね。
単純なワンステップとかワンフェイクだけでスペースを作り、あとは持ち前のシュート力で外から決めるというのが鉄板です。
そして、彼のような点の取り方が一番目指しやすく、かつまず目指すべきスコアラーの形だと思うわけです。
じゃあどうすれば彼のように、いとも簡単に何点も取れるかということについて話していきます。
大きく分けて3つあります。
まず一つ目。
ピボットでのワンフェイクや、シュートと見せてドライブといった動きが非常に上手い。
まあこれは見たらすぐわかるかと思います。彼のプレーはフェイクが少ない分、一つ一つのフェイクに無駄がないです。
ぼくは彼のことを省エネスコアラーと勝手に呼んでいるのですが、まさに言葉通り、無駄なフェイクを入れず1つ2つのフェイクでスペースを作る技術が異常に上手いです。
そしてこれはもちろん相手の重心の移動を意識してフェイクをかけるとか、素早いフェイクの時はピボットの足幅を取りすぎないなど、意識するところは色々あるのですが、ここではもっと大事なことをお伝えしたいと思います。
それはなぜ彼がこんなに少ないフェイクでシュートチャンスを作り出すことができるのかということです。
そしてそれはズバリ”相手と自分との間にどれくらいのスペースがあればフリーでショットが打てるかというのを体で完璧に覚えている”からです。
彼はもちろん技術も優れているのですが、この感覚があるという大前提があることでこの省エネプレーが可能になっているわけです。
そしてこの感覚をしっかり体内に持っていることによって全てのシュートを思い切りよく打つことができるわけです。この事を知った上で、もう一度動画を見ると、相手が小柄な場合は小さく早いフェイク、相手が大きい場合は少し遅くても大きいフェイクをかけるなど使い分けているのがわかるかと思います。
このように自分がどれくらい相手との距離があればシュートが打てるかをしっかり認識しておくことで、ただのフェイクから無駄のないフェイクができるようになってくるわけです。
もちろんこの感覚は彼だけでなくプロとして活躍する選手は大体持っているものですが、彼の場合は特に優れていて、そこに体格と、持ち前のシュート力、クイックモーションがあるので、人より必要なスペースが少なくていいんですね。
そしてこれも重要なのですが、この必要なスペースを減らせれば減らせるだけ、シュートチャンスを多くかつ簡単に作ることができるので、まずは今の自分に必要なスペースを把握し、その後シュートモーションの速度を上げたり、フェイクの精度を上げテイクということを同時に意識していくようにしましょう!
では次に行きます
2番目は体が強いです。
今回の動画ではドライブのシーンが極端に少ないですが(まあ逆を言えばシュート力と上で説明したスペース把握さえきちっとできていればそれだけで50点くらいとれちゃうということでもあるのですが)、彼は抜けてなくても体の強さでゴリ押しのドライブをすることが結構あります。
あとはリバウンドをもぎ取ってからのゴール下(そしてそこでファールを受けてもきっちりカウントを取る)とかも多いです。
そしてこの体の強さというのは日本人が最も苦手としている部分でもあります。
まず体の強さをつけるために絶対的に必要なことは足腰をきちっと鍛えるということです。
意外と知らない人が多いのですが、体の筋肉の約7割くらいは腰から下にあるんですね。
つまり、足腰が弱いということは、そのまま体が弱いということになるのです。
ですので、まず足腰を鍛えるということからやっていく必要があります。
おもにやることとしてはランニング、スクワット(高校生ぐらいであればベンチプレスを使ったスクワットでいいと思います)あたりが地味ですが、やはり一番効果があります。
そして次に体幹ですね。体幹はプランクやスタビライゼーションあたりが基本的な鍛え方ですが、まあ大きく言ってしまえば腹筋を鍛えることも体幹を鍛えることにつながりますので、あまり体幹体幹ってならずに腹筋を鍛えるくらいに考えてくれたらいいかと思います。
そしてこの上で、当たり負けしないために必要なのが胸筋です。
バスケに胸筋必要あるのかって思う人も多いと思います。でもちょっと考えたらわかるのですが、これだけ接触の多いスポーツでで胸筋ないと、当たった時に相手を跳ね返すともできないですし、手とかぶつかってきたらかなり痛いです。
バスケで接触するところといったら肩とか胸とかが多いので、その辺もきちっと鍛えていかないと上のレベルでは通用しなくなってきます。
ですので、足腰、体幹をまずベースとして鍛えつつ、胸筋もちょっとずつでいいので鍛えていってほしいなと思います。
そして最後は、圧倒的シュート力を備えているです。
これは言わなくても分かりますね。これがなければ彼のプレーは成立しませんし、スコアラーに
なりたいのにシュート力が無いってなると、夢物語でしかなくなります。
じゃあどうすればシュート力を鍛えれるかですが、
これは
どれだけ試合を意識し、どれだけ多くのシュートを打ってきたか
というところに尽きるかと思います。シュート練習はとにかく時間を見つけて、やれるだけやってください。
それから、彼のプレーを見ても分かるとおり、ボールを持ってからシュートまでが異常に早いのがお分かりになるかと思います。ココも注目してくださいね。彼でさえあの速さなのですから、彼より身長が低い私たちは、、、、分かりますよね。そういうことです。いかに早く正確シュートを打てるかが点を取れるかどうかのカギということですね。
両足着地でのシュート、クイックストップからのシュートなどあらゆるバリエーションのシュートを練習していくことが大事です。
ということでまとめると、
彼のようなスコアラーになるには、
自分がシュートを打てるスペースを覚えたうえで(ちなみにこのスペースは練習によって少しでも縮めていくべき部分です)、そのスペースを作るフェイクを練習し、また当たり負けしない体を作り、今まで外れていたシュートを決めれる選手になり、その上で当然として圧倒的シュート力を兼ね備えること。
とまあこんな感じになります。文章にしたら簡単そうですが、たどり着くまでには、結構練習しなければならないところではないかと思います。
しかしここを意識練習していくことで一試合平均点が3点、5点、10点と確実に上がっていきますので是非意識してやってほしいなと思います。
頑張っていきましょう!
ではでは。