音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~ -67ページ目

音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

新型コロナウイルス感染者数の状況が毎日刻々と変わるので、把握するために適宜まとめてみている。

本日(2022年3月6日)は以下の通り。

 

 

 

 

 

・2022年3月6日の都道府県別の累計感染者数

 

東京都    1052108
大阪府    686927
神奈川県    483713
愛知県    343839
埼玉県    336350
千葉県    287082
兵庫県    278466
福岡県    247492
北海道    182018
京都府    131281
沖縄県    104240
静岡県    95789
茨城県    80320
広島県    77746
奈良県    60115
岐阜県    55648
群馬県    55100
滋賀県    53364
熊本県    51791
岡山県    51690
栃木県    48747
三重県    43907
宮城県    43796
鹿児島県    33291
長野県    32854
新潟県    31336
長崎県    27874
石川県    26944
福島県    25897
大分県    25448
佐賀県    24995
和歌山県    23837
青森県    23791
山口県    22503
香川県    20678
富山県    20273
宮崎県    19739
愛媛県    18346
山梨県    18031
福井県    14323
高知県    12990
山形県    12639
徳島県    12277
岩手県    12230
秋田県    10769
鳥取県    7295
島根県    6886

 

 

 

・2022年3月6日の都道府県別の感染者増加数

 

 

 

 

・2022年3月6日の日本の感染状況

 

感染確認 534万8712人(前日比 +6万3671人)

重症 1399人

死亡 2万4819人(前日比 +184人)

 

 

 

・2022年3月6日までの日本の累計感染者数の推移

 

 

 

 

・2022年3月6日までの日本の感染者増加数の推移

 

 

 

 

・2022年3月6日までの日本の累計感染死者数の推移

 

 

 

 

・2022年3月6日までの日本の感染死者増加数の推移

 

 

 

 

・2022年3月6日までの日本の重症感染者数の推移

 

 

 

 

・2022年3月6日までの日本の入院中・療養中感染者数の推移

 

 

 

 

・2022年3月6日の各国の感染状況(上位のみ)

 

 

 

 

 

 

以上、NHKニュース(こちら)およびWHO(こちら)のサイトより引用または作成した。

 

 

ただし、中国に関しては、無症状感染者を統計に含めていなかったとする報道があるため、注意が必要かもしれない(詳細はこちらのページを参照)。

 

 

なお、過去の感染者数については以下を参照されたい。

 

2022年3月5日

2022年3月4日

2022年3月3日

2022年3月2日

2022年3月1日

2022年2月

2022年1月

2021年

2020年

 

 


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びわ湖ホールプロデュースオペラ

ワーグナー作曲 『パルジファル』(ドイツ語上演・日本語字幕付・演奏会形式)

 

【日時】

2022年3月6日(日) 開演 13:00 (開場 12:00)

 

【会場】

びわ湖ホール 大ホール (滋賀県)

 

【スタッフ&キャスト】

指揮:沼尻竜典 (びわ湖ホール芸術監督)

構成:伊香修吾

照明:原中治美

美術:松生紘子

映像:髙橋啓祐

音響:小野隆浩(びわ湖ホール)

舞台監督:岩崎由香

舞台アドバイザー:菅原多敢弘

 

アムフォルタス:青山貴

ティトゥレル:妻屋秀和

グルネマンツ:斉木健詞

パルジファル:福井敬

クリングゾル:友清崇

クンドリ:田崎尚美

聖杯の騎士:西村悟、的場正剛

第1の小姓:森季子

第2の小姓・アルトの声:八木寿子

第3の小姓:島影聖人

第4の小姓:古屋彰久

クリングゾルの魔法の乙女たち:岩川亮子、佐藤路子、山際きみ佳、黒澤明子、谷村由美子、船越亜弥

 

管弦楽:京都市交響楽団

(コンサートマスター:泉原隆志)

合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル

 

【プログラム】

ヴァーグナー:「パルジファル」

 

 

 

 

 

びわ湖ホールで毎年3月に行われている、沼尻竜典の指揮、京都市交響楽団によるヴァーグナーシリーズ。

昨年(2021年)は、下記リブログ元の記事に書いたとおり「ローエングリン」だった。

今回はいよいよヴァーグナー最晩年の傑作、「パルジファル」である。

 

 

 

 

 

ヴァーグナーの「パルジファル」で私の好きな録音は

 

●ブーレーズ指揮 バイロイト祝祭管 1970年8月バイロイトライヴ盤(Apple MusicCDYouTube

●アバド指揮 ベルリン・フィル 2001年11月29日ベルリンライヴ盤(CD)

●ナガノ指揮 ベルリン・ドイツ響 2004年8月4,6,8日バーデン=バーデンライヴ盤(Blu-ray

●カンブルラン指揮 シュトゥットガルト州立歌劇場管 2021年4月2日シュトゥットガルトライヴ(その記事はこちら

 

あたりである。

なお、ブーレーズ盤は下記URLから全曲視聴可能。

https://www.youtube.com/watch?v=FxpSX4AnoZ0&list=OLAK5uy_nDkwHkjUzr0Bl4yrs7jFbotXS4qC9j5eo

 

 

ずっしりしたクナッパーツブッシュの「パルジファル」も、壮麗なカラヤンの「パルジファル」も、もちろん悪くない。

しかし、最晩年のヴァーグナーが実現した音楽の“浄化”、その曇りなき美を透明感あふれる響きで余すところなく表現したブーレーズやナガノ、カンブルランの演奏が、この曲にはとりわけふさわしいように思う(なおアバドはそれとはまた違った深みに達している)。

 

 

そして、沼尻竜典&京響の「パルジファル」も、まさにこのタイプの名演だった。

残響豊かなバイロイト祝祭劇場(私は録音でしか聴いたことがないが)とは真逆の、演奏家泣かせのデッドな響きを持つびわ湖ホール。

しかし、そんな難点をものともしない、むしろ響きの少ないホールだからこそ響きを自在に作り出せるんだと言わんばかりの、あまりにも美しいハーモニーの数々が繰り広げられた。

 

 

前奏曲の「聖杯の動機」の、ホール内を漂うような金管や木管の透明な響きから、終幕の「信仰の動機」の、上から降りそそぐような合唱の天国的な響きまで、どれも忘れられない。

こんな響きは、ブーレーズのいない今、本場バイロイトに行ってももはや聴かれないだろう。

その功績は沼尻竜典に負うところが大きいが、もちろんレベルの高いオーケストラや合唱、ソリストたちに支えられてのことである。

今やヨーロッパのどの湖でもない、この琵琶湖のほとりで最高の「パルジファル」が聴けるありがたみを噛みしめた。

 

 

 

 

 

さて、びわ湖ホールでのこのヴァーグナーシリーズ、今年でついに最後の作品まで来たわけだが、来年以降はどうなるのだろうか。

個人的には、バイロイトでもやらないヴァーグナーの初期オペラもやってほしいし、ムソルグスキーやチャイコフスキー、フォーレやヤナーチェク、プッチーニやR.シュトラウス、ラフマニノフやシュレーカー、ストラヴィンスキーやベルク、プロコフィエフやヒンデミット、ショスタコーヴィチやブリテンなどのシリーズもぜひやってほしい。

もちろん、引き続き沼尻監督にお願いしたいところである。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 

 

 


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大阪フィルハーモニー交響楽団

第556回定期演奏会

 

【日時】

2022年3月4日(金) 開演 19:00

 

【会場】

フェスティバルホール (大阪)

 

【演奏】

指揮:小泉和裕

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

(コンサートマスター:崔文洙)

 

【プログラム】

ベートーヴェン:劇付随音楽 「エグモント」 序曲

オネゲル:交響曲 第3番 「典礼風」

シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 op.120

 

 

 

 

 

大フィルの定期演奏会を聴きに行った。

指揮は、小泉和裕が担当。

ベートーヴェンにオネゲルにシューマンという、少し変わった取り合わせのプログラムである。

 

 

 

 

 

最初の曲は、ベートーヴェンの「エグモント」序曲。

この曲で私の好きな録音は

 

●フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1933年セッション盤(CDYouTube

●トスカニーニ指揮 NBC響 1939年11月18日放送ライヴ盤(CD

●フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1947年5月27日ベルリンライヴ盤(NMLApple MusicCDYouTube

●カラヤン指揮 ベルリン・フィル 1969年1月3-6日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube

●カラヤン指揮 ベルリン・フィル 1985年12月2,4日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube

●アバド指揮 ウィーン・フィル 1987年2月ウィーンライヴ盤(NMLApple MusicCDYouTube

 

あたりである。

いずれも重厚さと推進力とを兼ね備えた名盤で、特に1930年代のフルトヴェングラーとトスカニーニの演奏は凄まじいの一言。

 

 

今回の小泉和裕&大フィルの演奏は、重厚さはないが推進力という点ではこれらの名盤にも迫っていた。

主部の第1主題をクレッシェンドしていき、フォルテで確保する箇所など、なかなかの迫力だった。

ただ、そのぶん音の豊潤さが犠牲になってしまっていたのは残念。

序奏主題や主部第2主題に強いアクセントをつけ、これらが同じ動機に由来していることを明示するのは悪くないアイディアだが、強奏の中にも音の美しさを保ってほしかった。

 

 

 

 

 

次の曲は、オネゲルの交響曲第3番「典礼風」。

この曲で私の好きな録音は

 

●湯浅卓雄指揮 ニュージーランド響 2002年1月23-25日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube123

●ヴェンツァーゴ指揮 ベルン響 2012年5月31日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube123

 

あたりである。

ともに、氾濫する不協和音を一音一音きれいに整理して、それらのハーモニーを美しく聴かせる名盤。

 

 

今回の小泉和裕&大フィルは、不協和音は不協和音として特に整理せず、大きな音の混和物をそのまま呈示するような演奏。

こうなると聴き手は、耳に快いとはいえない膨大な音の洪水を、ひたすら身に浴びるしかない。

こういうタイプの「現代音楽」演奏は苦手だが、考えてみると、第二次世界大戦の終結直後に書かれ、戦争の悲惨さや愚かさが込められたこの曲には、実はこういった演奏が本来ふさわしいのかもしれない。

現在の時局に思いを馳せ、平和を願いながら聴いた。

 

 

 

 

 

最後の曲は、シューマンの交響曲第4番。

この曲の改訂稿で私の好きな録音は

 

●フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1953年5月14日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●フルトヴェングラー指揮 ルツェルン祝祭管 1953年8月26日ルツェルンライヴ盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●カラヤン指揮 ベルリン・フィル 1957年4月25,26日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●カラヤン指揮 ウィーン響 1965年セッション盤(DVDYouTube

●カラヤン指揮 ベルリン・フィル 1971年1月4,8日、2月15日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●カラヤン指揮 ウィーン・フィル 1987年5月24日ウィーンライヴ盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●アーノンクール指揮 ベルリン・フィル 1995年1月ベルリンライヴ盤(NMLApple MusicCDYouTube34

 

あたりである。

 

 

シューマンの、あの微妙に屈折した深淵を最も的確に表現し得た指揮者は、アーノンクールにほかならないと私は考えている。

ただ、この交響曲第4番は、フルトヴェングラーやカラヤンのような“苦悩から歓喜へ”のベートーヴェン風解釈も合う(より後年の作である第2番や第3番でこれをやられると違和感を覚えてしまうのだが)。

 

 

今回の小泉和裕&大フィルは、やはり先ほどのベートーヴェンと同じく音の“痩せ”が気になったけれど、それでも推進力で聴かせる演奏ではあった。

第1楽章の序奏から主部にかけて、また第1楽章や終楽章のコーダ、こういった箇所でのクレッシェンドやアッチェレランド(加速)に生気があり、やはりこういった点が彼の持ち味だと感じた。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

新型コロナウイルス感染者数の状況が毎日刻々と変わるので、把握するために適宜まとめてみている。

本日(2022年3月5日)は以下の通り。

 

 

 

 

 

・2022年3月5日の都道府県別の累計感染者数

 

 

 

 

・2022年3月5日の都道府県別の感染者増加数

 

※沖縄県は2022年3月4日、新型コロナの感染確認者数について、80件の重複があったと発表したとのこと

 

 

 

・2022年3月5日の日本の感染状況

 

 

 

 

・2022年3月5日までの日本の累計感染者数の推移

 

 

 

 

・2022年3月5日までの日本の感染者増加数の推移

 

 

 

 

・2022年3月5日までの日本の累計感染死者数の推移

 

 

 

 

・2022年3月5日までの日本の感染死者増加数の推移

 

 

 

 

・2022年3月5日までの日本の重症感染者数の推移

 

 

 

 

・2022年3月5日までの日本の入院中・療養中感染者数の推移

 

 

 

 

・2022年3月5日の各国の感染状況(上位のみ)

 

 

 

 

 

 

以上、NHKニュース(こちら)およびWHO(こちら)のサイトより引用または作成した。

 

 

ただし、中国に関しては、無症状感染者を統計に含めていなかったとする報道があるため、注意が必要かもしれない(詳細はこちらのページを参照)。

 

 

なお、過去の感染者数については以下を参照されたい。

 

2022年3月4日

2022年3月3日

2022年3月2日

2022年3月1日

2022年2月

2022年1月

2021年

2020年

 

 


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「R.シューマン」 室内楽全集 VOL.3

- ピアノ五重奏と珠玉の小曲集 -

※ライブストリーミング配信

 

【日時】

2022年3月3日(木) 開演 20:00

2022年3月4日(金) 開演 20:00

 

【会場】

カフェ・モンタージュ (京都)

 

【演奏】

ピアノ:島田彩乃

ヴァイオリン:上里はな子

ヴァイオリン:ビルマン聡平

ヴィオラ:坂口弦太郎

チェロ:江口心一

 

【プログラム】

シューマン:「幻想小曲集」op.88

   - 上里はな子vn, 江口心一vc, 島田彩乃pf

シューマン:「おとぎ話」op.132

   - ビルマン聡平vn, 坂口弦太郎va, 島田彩乃pf

シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44

   - 上里はな子 1stvn, ビルマン聡平 2ndvn,

     坂口弦太郎 va, 江口心一 vc, 島田彩乃 pf

 

 

 

 

 

下記リブログ元の記事に書いた前回公演に引き続き、カフェ・モンタージュ主催のシューマン室内楽全曲演奏会シリーズをオンライン配信で聴いた。

今回は同シリーズの第3回である。

 

 

 

 

 

最初のプログラムは、シューマンの幻想小曲集op.88。

この曲で私の好きな録音は

 

●ハイペリオン・トリオ 2004年10月~2005年2月セッション盤(NMLApple MusicCD

●アンスネス(Pf) C.テツラフ(Vn) T.テツラフ(Vc) 2009年9月、2010年5月セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●ホルショフスキ・トリオ 2017年12月6-9日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

 

あたりである。

 

 

ゲンダイオンガク風の淡々としたハイペリオン・トリオ、まったりと味わい深いテツラフら、今風の洗練されたホルショフスキ・トリオと三者三様だが、いずれも優れて繊細な表現が聴かれる。

今回の上里はな子らは、これらの盤ほどの繊細さは聴かれなかったにしても、味気なさや素っ気なさとは無縁の、温かみのある素晴らしい演奏だった。

 

 

 

 

 

次のプログラムは、シューマンの「おとぎ話」op.132。

この曲で私の好きな録音は

 

●S.マイヤー(Cl) T.ツィンマーマン(Va) H.ヘル(Pf) 1987年セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●P.メイエ(Cl) タメスティ(Va) ル・サージュ(Pf) 2006年セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

 

あたりである。

このクラリネットの二大名手の表現力は群を抜いている。

 

 

今回はクラリネットの代わりにヴァイオリン、という編成である。

ヴァイオリンのビルマン聡平の演奏はおそらく初めて聴いたが、音程やフレージングに安定感があり、なかなかの実力者の印象。

分厚い音というほどではないにしても、線が細いというよりは幾分たっぷりした音を持ち、かつ演奏様式は端正、上里はな子の音楽との親和性が高そうで、次の五重奏へ向け期待が高まった。

 

 

 

 

 

最後のプログラムは、シューマンのピアノ五重奏曲。

この曲で私の好きな録音は

 

●R.ゼルキン(Pf) ブッシュ四重奏団 1942年5月22日セッション盤(Apple MusicCDYouTube

●ツァハリアス(Pf) ケルビーニ四重奏団 1991年9月16,17日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●マイボローダ(Pf) フーゴ・ヴォルフ四重奏団 2013年9月クララハスキルコンクールライヴ(動画

●桑原志織(Pf) ダヴィッド・オイストラフ四重奏団 2019年9月3日ブゾーニコンクールライヴ(動画

●小林愛実(Pf) 北川千紗(Vn) 前田妃奈(Vn) 田原綾子(Va) 水野優也(Vc) 2020年12月19日東京ライヴ(動画

 

あたりである。

タイプはまちまちだが、いずれも際立って個性的な名演。

 

 

しかし、今回の上里はな子らの演奏も、これらにまったく引けを取らない、堂々たるものだった。

どっしりした構えの雄大な演奏で、まるで交響曲のよう。

往年の名盤として名高い上記のゼルキン&ブッシュ四重奏団でさえ、ここまでの雄大さはない(むしろノイエ・ザッハリヒカイト全盛期のためサクサクしている)。

 

 

この曲のこういうタイプの名演は、ありそうでなかったように思う。

第1楽章の冒頭からして、風格と躍動感とが見事に同居している。

また同楽章の第2主題、江口心一のチェロの重みと落ち着き。

ブッシュ四重奏団のチェロ奏者ヘルマン・ブッシュも、小林愛実らと弾いた水野優也も、ともに私の好きなチェリストなのだが、今回の江口心一の存在感は彼らをも凌駕してしまうほどである。

 

 

終楽章コーダのフガートの充実ぶりも感動的。

一人の強い個性が他を牽引するといった演奏(上記のマイボローダなどその好例)ではなく、似通った音楽性を持つ5人が同じ方向を目指して音楽を作り上げるからこその、この充実なのだろう。

その意味ではゼルキン&ブッシュ四重奏団盤が似ているが、上述の通り彼らはサクサクしているため、ブルックナーの交響曲のように雄大なフガートが聴きたければ上里はな子らの演奏でなければならない。

 

 

 

 

 

なお、3月4日にも同じプログラムで公演が行われる。

20時開演予定。 → チケットはこちら

また有料配信もあり(3月5日23時59分まで)。 → 配信はこちら

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 

 

 


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