音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~ -34ページ目

音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

香川県の高松市で開催されている、第5回高松国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

2月22日は、本選の第1日。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、第5回高松国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

第4回高松国際ピアノコンクールが終わって

第5回高松国際ピアノコンクール 出場者発表

1次審査 第1~3日

2次審査 第1日

2次審査 第2日

3次審査 第1日

3次審査 第2日

 

 

 

 

 

なお、以下の協奏曲は湯浅卓雄指揮、瀬戸フィルハーモニー交響楽団との共演である。

 

 

 

 

 

09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20)

 

S.ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30

 

ピアノはカワイ。

最初はおとなしめと感じたが、第1楽章カデンツァや第2楽章急速部、そして終楽章は攻めのテンポで、勢いが良い。

同音連打などテクニック的にも冴えている。

ただ、ときどき少し走りがちなのと、ラフマニノフのコンチェルトにしては音の線が細いきらいはある(音については、これはこれでありとも思うが)。

 

 

11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24)

 

S.ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30

 

ピアノはスタインウェイ。

先ほどの西本裕矢と比べてずいぶん落ち着きがあり、滅多なことでは動じず、走るようなことは全くない。

ラフマニノフのコンチェルトにふさわしい太い音を持ち、テクニック的にも(西本裕矢ほどではないが)大過なく弾き通せている。

ただ、堂々としている一方、スリリングさでは西本裕矢に一歩譲るといえばそうかもしれない。

 

 

12 ナイール・マヴリュードフ Nail MAVLIUDOV (Russia 1992- age:31)

 

S.ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18

 

ピアノはカワイ。

こちらも堂々たる演奏で、パワフルな音が印象的。

強音はガンガン叩きがちだが、それでも雄大なロシアの音である。

先ほどのフィリップ・リノフにもない輝かしさというか、華のある音を持ち、コンチェルトによく映える。

ただ技巧面では、第1、2楽章は健闘しているものの、終楽章はテンポが遅くもっさりしてしまっている。

 

 

 

 

 

そんなわけで、本選第1日の3人の演奏を気に入った順に並べると

 

1.  11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24)

2.  09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20)

3.  12 ナイール・マヴリュードフ Nail MAVLIUDOV (Russia 1992- age:31)

 

といったところか。

あとは、明日(第2日)の2人がここにどう食い込んでくるか。

 

 

次回(2月23日)は本選の第2日。

本選の最終日である。

 

 


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香川県の高松市で開催されている、第5回高松国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

2月19日は、3次審査の第2日(最終日)。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、第5回高松国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

第4回高松国際ピアノコンクールが終わって

第5回高松国際ピアノコンクール 出場者発表

1次審査 第1~3日

2次審査 第1日

2次審査 第2日

3次審査 第1日

 

 

 

 

 

21 アレクセイ・トルシェクキン Alexey TRUSHECHKIN (Russia 1990- age:33)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

J. ブラームス ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 Op.60

(Vn 篠原悠那, Va 松実健太, Vc 長谷川陽子)

 

ピアノはスタインウェイ。

 

 

22 山縣 美季 Miki YAMAGATA (Japan 2002- age:20)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

G.フォーレ ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.15

(Vn 玉井菜採, Va 大野かおる, Vc 河野文昭)

 

ピアノはカワイ。

 

 

27 マリア・ナロジツカ Mariia NARODYTSKA (Ukraine 1988- age:34)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

R.シューマン ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47

(Vn 篠原悠那, Va 松実健太, Vc 長谷川陽子)

 

ピアノはヤマハ。

 

 

39 宮里 倫史 Motoshi MIYAZATO (Japan 1995- age:27)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

G.フォーレ ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.15

(Vn 玉井菜採, Va 大野かおる, Vc 河野文昭)

 

ピアノはカワイ。

 

 

40 青島 周平 Shuhei AOSHIMA (Japan 1998- age:24)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

G.フォーレ ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.15

(Vn 篠原悠那, Va 松実健太, Vc 長谷川陽子)

 

ピアノはカワイ。

 

 

 

 

 

まだざっとしか聴けていないが、第2日の演奏者のうち、私が本選に進んでほしいと思うのは

 

22 山縣 美季 Miki YAMAGATA (Japan 2002- age:20)

 

あたりである。

 

 

 

 

 

第1、2日を併せて、本選に進める人数である5人を選ぶとすると

 

第1日

05 ドゥレン・ワン Deren WANG (China 1997- age:25)

09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20)

11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24)

12 ナイール・マヴリュードフ Nail MAVLIUDOV (Russia 1992- age:31)

14 八木 大輔 Daisuke YAGI (Japan 2003- age:19)

 

第2日

なし

 

あたりになる。

 

 

 

 

 

さて、3次審査の実際の結果は以下のようになった。

 

【本選進出者】

 

第1日 2月18日(土)

09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20) 〇

11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24) 〇

12 ナイール・マヴリュードフ Nail MAVLIUDOV (Russia 1992- age:31) 〇

 

第2日 2月19日(日)

27 マリア・ナロジツカ Mariia NARODYTSKA (Ukraine 1988- age:34)

40 青島 周平 Shuhei AOSHIMA (Japan 1998- age:24)

 

 

なお、○をつけたのは私が本選に残ってほしかった5人の中の人である。

5人中3人。

まぁ、全員が第1日から選ばれるなんてことには普通ならないだろうし、バランス的にもだいたいこんなものか。

優勝に近いのは技巧の西本裕矢、パワーのナイール・マヴリュードフ、その中間のフィリップ・リノフ、このあたりだと私は考えているが、他の2人がコンチェルトに向いている可能性もあり、実際に聴くまではどうなるか分からない。

 

 

 

 

 

今後の日程は以下の通り。

本選:2023年2月22日(水)~23日(木)

 

 


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2月18日は、3次審査の第1日。

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ちなみに、第5回高松国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

第4回高松国際ピアノコンクールが終わって

第5回高松国際ピアノコンクール 出場者発表

1次審査 第1~3日

2次審査 第1日

2次審査 第2日

 

 

 

 

 

05 ドゥレン・ワン Deren WANG (China 1997- age:25)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

G.フォーレ ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.15

(Vn 玉井菜採, Va 大野かおる, Vc 河野文昭)

 

ピアノはスタインウェイ。

ソロ曲、室内楽ともにしっかり整えられた、バランスの良い演奏。

派手でない少しくぐもったような音色は、フォーレとの相性が良く、この曲らしい詩的な味を引き出している。

ベートーヴェンもうまいが、ベートーヴェンにしては音が優しすぎるかもしれず、全体としてどう評価されるか。

 

 

09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

R.シューマン ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47

(Vn 篠原悠那, Va 松実健太, Vc 長谷川陽子)

 

ピアノはカワイ。

「熱情」は、ケレン味のないストレートな解釈で、この曲に必要な技巧や推進力も備えた立派な演奏。

シューマンのほうは、元気が良いがこの曲にしてはやや直線的に過ぎる解釈で、少し“若さ”が出てしまったか。

とはいえ、「熱情」だけでも本選へ進んで良いといえば良いかも。

 

 

11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

J. ブラームス ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 Op.60

(Vn 玉井菜採, Va 大野かおる, Vc 河野文昭)

 

ピアノはスタインウェイ。

どっしりとした力強い演奏で、それだけでなくテクニックも十分あり、ソロ曲、室内楽ともにしっかり仕上げてきている。

上記のドゥレン・ワンと同じくらい隙や粗が少ない(リノフの剛にワンの柔、とタイプは全く異なるが)。

ただ、音色が少し陰気っぽいところはあるかもしれない。

 

 

12 ナイール・マヴリュードフ Nail MAVLIUDOV (Russia 1992- age:31)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

J. ブラームス ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 Op.60

(Vn 篠原悠那, Va 松実健太, Vc 長谷川陽子)

 

ピアノはカワイ。

1、2次ではテクニックの不足が気になった彼だが、今回はそれが目立たずに彼の大きな音楽性が活かせる選曲となっている。

ベートーヴェンの最後のソナタをコンクールの場で音楽的に聴かせて年長者の意地を見せたし、ブラームスでは同曲を弾いた先ほどのフィリップ・リノフを喰ってしまうほどの存在感を示した。

 

 

14 八木 大輔 Daisuke YAGI (Japan 2003- age:19)

 

L.ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101

Y.坂東 「陸に浮かぶ船」

R.シューマン ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47

(Vn 玉井菜採, Va 大野かおる, Vc 河野文昭)

 

ピアノはヤマハ。

明るく輝かしい音を持つのが特長で、ベートーヴェンは上記のドゥレン・ワンやフィリップ・リノフに比べ技巧にややムラがあるものの(終楽章再現部の連続和音など)、音がベートーヴェンに最もふさわしいし、シューマンは上記の西本裕矢と同様この曲のロマン性を表現するには少し若いものの、音が明るくパッとしていてアドバンテージがある。

 

 

 

 

 

そんなわけで、第1日の演奏者のうち、私が本選に進んでほしいと思うのは

 

05 ドゥレン・ワン Deren WANG (China 1997- age:25)

09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20)

11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24)

12 ナイール・マヴリュードフ Nail MAVLIUDOV (Russia 1992- age:31)

14 八木 大輔 Daisuke YAGI (Japan 2003- age:19)

 

あたりである。

つまり、絞ることができなかった。

ベートーヴェンソナタと室内楽、という取り合わせは、出来不出来の判断が非常に難しい。

どうしても、好みの問題が入る余地が大きくならざるを得ない気がする。

 

 

次回(2月19日)は3次審査の第2日。

3次審査の最終日である。

 

 


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2月16日は、2次審査の第2日(最終日)。

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ちなみに、第5回高松国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

第4回高松国際ピアノコンクールが終わって

第5回高松国際ピアノコンクール 出場者発表

1次審査 第1~3日

2次審査 第1日

 

 

 

 

 

22 山縣 美季 Miki YAMAGATA (Japan 2002- age:20)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K.576

F.シューベルト ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D894

 

ピアノはカワイ。

 

 

27 マリア・ナロジツカ Mariia NARODYTSKA (Ukraine 1988- age:34)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K.570

F.リスト メフィスト・ワルツ 第1番 S.514 「村の居酒屋での踊り」

F. リスト 「白鳥の歌 影法師」「糸を紡ぐグレートヒェン」「魔王」

 

ピアノはヤマハ。

 

 

29 シンヨン・リー Shinyoung LEE (Korea 1997- age:25)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K.576

F.リスト ピアノソナタ ロ短調 S.178

 

ピアノはカワイ。

 

 

35 岩井 亜咲 Asaki IWAI (Japan 2000- age:22)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310

F.シューベルト ピアノ・ソナタ 第14番 イ短調 D784 Op. 143

F.リスト ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調

 

ピアノはヤマハ。

 

 

36 髙井 玄樹 Genki TAKAI (Japan 1996- age:26)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K.570

F.シューベルト ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960

 

ピアノはスタインウェイ。

 

 

37 ホク・チュン・チョン Hok Chun CHUNG (Hong Kong 1994- age:28)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310

F.メンデルスゾーン 幻想曲 嬰ヘ短調 Op.28

F.リスト バラード 第2番 ロ短調

 

ピアノはスタインウェイ。

 

 

39 宮里 倫史 Motoshi MIYAZATO (Japan 1995- age:27)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310

F.シューベルト ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D958

 

ピアノはカワイ。

 

 

40 青島 周平 Shuhei AOSHIMA (Japan 1998- age:24)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333

R.シューマン 謝肉祭 Op.9 「4つの音符による面白い情景」

 

ピアノはカワイ。

 

 

42 今泉 響平 Kyohei IMAIZUMI (Japan 1992- age:30)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310

F.ショパン ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58

 

ピアノはヤマハ。

 

 

 

 

 

まだざっとしか聴けていないが、第2日の演奏者のうち、私が3次審査に進んでほしいと思うのは

 

22 山縣 美季 Miki YAMAGATA (Japan 2002- age:20)

35 岩井 亜咲 Asaki IWAI (Japan 2000- age:22)

42 今泉 響平 Kyohei IMAIZUMI (Japan 1992- age:30)

 

あたりである。

 

 

 

 

 

第1、2日を併せて、3次審査に進める人数である10人を選ぶとすると

 

第1日

05 ドゥレン・ワン Deren WANG (China 1997- age:25)

09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20)

10 アレナ・オスミンキナ Alena OSMINKINA (Russia 2000- age:22)

11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24)

14 八木 大輔 Daisuke YAGI (Japan 2003- age:19)

17 小井土 文哉 Fumiya KOIDO (Japan 1995- age:27)

18 佐藤 元洋 Motohiro SATO (Japan 1993- age:29)

 

第2日

22 山縣 美季 Miki YAMAGATA (Japan 2002- age:20)

35 岩井 亜咲 Asaki IWAI (Japan 2000- age:22)

42 今泉 響平 Kyohei IMAIZUMI (Japan 1992- age:30)

 

あたりになる。

 

 

 

 

 

さて、2次審査の実際の結果は以下のようになった。

 

【3次審査進出者】

 

第1日 2月15日(水)

05 ドゥレン・ワン Deren WANG (China 1997- age:25) 〇

09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20) 〇

11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24) 〇

12 ナイール・マヴリュードフ Nail MAVLIUDOV (Russia 1992- age:31)

14 八木 大輔 Daisuke YAGI (Japan 2003- age:19) 〇

21 アレクセイ・トルシェクキン Alexey TRUSHECHKIN (Russia 1990- age:33)

 

第2日 2月16日(木)

22 山縣 美季 Miki YAMAGATA (Japan 2002- age:20) 〇

27 マリア・ナロジツカ Mariia NARODYTSKA (Ukraine 1988- age:34)

39 宮里 倫史 Motoshi MIYAZATO (Japan 1995- age:27)

40 青島 周平 Shuhei AOSHIMA (Japan 1998- age:24)

 

 

なお、○をつけたのは私が3次審査に残ってほしかった10人の中の人である。

10人中5人。

前の方はほぼ予想通り、後の方はかなり意外、という珍しいパターンの結果だった。

特に、重要な優勝候補と思われた佐藤元洋がまさか落ちるとは(選曲が地味すぎた?)。

こうなると、優勝候補はフィリップ・リノフ、ドゥレン・ワン、八木大輔、西本裕矢あたりになりそうか。

ただ、本選の協奏曲の前に、3次審査には室内楽もあり、まだもう一波乱あるかもしれない。

 

 

 

 

 

今後の日程は以下の通り。

3次審査:2023年2月18日(土)~19日(日)

本選:2023年2月22日(水)~23日(木)

 

 


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香川県の高松市で開催されている、第5回高松国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

2月15日は、2次審査の第1日。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、第5回高松国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

第4回高松国際ピアノコンクールが終わって

第5回高松国際ピアノコンクール 出場者発表

1次審査 第1~3日

 

 

 

 

 

02 村上 智則 Tomonori MURAKAMI (Japan 1999- age:23)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333

F.リスト 「巡礼の年 第2年イタリア」より ダンテを読んで:ソナタ風幻想曲

 

ピアノはカワイ。

モーツァルトは素朴ながら歌があり、味わい深い。

リストは技巧面での華やかさが不足しているか。

 

 

05 ドゥレン・ワン Deren WANG (China 1997- age:25)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457

F.ショパン 幻想曲 ヘ短調 Op.49

F.リスト 超絶技巧練習曲 第11番 変ニ長調 S.139 「夕べの調べ」

F.リスト 超絶技巧練習曲 第8番 ハ短調 S.139 「荒々しき狩」

 

ピアノはスタインウェイ。

今大会のメンバーの中では技巧面でアドバンテージがある。

また、特にリストの2曲では、抒情的と情熱的、両者の表現力をしっかりとアピールできている。

 

 

09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457

F.リスト ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178

 

ピアノはカワイ。

モーツァルトは先ほどのドゥレン・ワンにも劣らないし、リストも余裕をもって弾けている。

1次よりだいぶ印象が良くなった(ペトルーシュカが難曲すぎたか)。

 

 

10 アレナ・オスミンキナ Alena OSMINKINA (Russia 2000- age:22)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K.570

R.シューマン 交響的練習曲 Op.13

 

ピアノはヤマハ。

ロシア勢の中ではクセが少なく整っており、技巧的にもなかなかに安定していて、シューマンの第9エチュードもよろけずにしっかり弾けている(第3エチュードのアルペッジョがやや怪しいが)。

 

 

11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457

R.シューマン ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.14

 

ピアノはスタインウェイ。

音にパワーがあり、ダイナミック。

表現が緻密なほうではないが、今大会のメンバーの中では技巧面を併せても上位に入りそう。

 

 

12 ナイール・マヴリュードフ Nail MAVLIUDOV (Russia 1992- age:31)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K.570

F.リスト ピアノソナタ ロ短調 S.178

 

ピアノはカワイ。

こちらもパワフルだが、指回りのムラがやや目立つ。

リストはモーツァルトよりは彼に合っているが、上記の西本裕矢のようにはスムーズに弾けていない。

 

 

14 八木 大輔 Daisuke YAGI (Japan 2003- age:19)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310

R.シューマン トッカータ ハ長調 Op.7

F.リスト ドン・ジョヴァンニの回想 (モーツァルトによる)

 

ピアノはヤマハ。

輝かしいヴィルトゥオーゾ風の演奏で、シューマンの展開部やリストのシャンパンアリア部など、完璧とは言えないものの難所を相当よくこなしており(オクターヴ連打が得意なのかも)、加点になりそう。

 

 

17 小井土 文哉 Fumiya KOIDO (Japan 1995- age:27)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K.570

F.リスト 絶技巧練習曲集より 第11番 S.139 「夕べの調べ」

F.リスト 超絶技巧練習曲 第12番 「雪あらし」

J.ブラームス 4つの小品 Op.119

 

ピアノはカワイ。

抒情的な美しい演奏だが、技巧面でのアピールとなるとやや難しいところか。

 

 

18 佐藤 元洋 Motohiro SATO (Japan 1993- age:29)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K.570

J.ブラームス ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 Op.1

 

ピアノはカワイ。

モーツァルトにしては湿り気が多いが、確かな安定感がある。

ブラームスの地味なソナタも、彼が弾くとキラキラと音が煌めくよう(この曲の最良の演奏と言っていいかも)。

完成度も高く、やはり最有力優勝候補の一人と言ってよさそう。

 

 

20 アレキサンダー・パンフィロフ Alexander PANFILOV (Russia 1989- age:33)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K.576

F.リスト ピアノソナタ ロ短調 S.178

 

ピアノはカワイ。

力強いのは良いのだが、ゴツゴツしていて滑らかさには欠け、またテンポが遅めで、もさっとしている。

 

 

21 アレクセイ・トルシェクキン Alexey TRUSHECHKIN (Russia 1990- age:33)

 

W.A.モーツァルト ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457

R.シューマン ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.14

 

ピアノはスタインウェイ。

上記のフィリップ・リノフと同じ選曲だが、比較するとモーツァルトでときどきもつれたり、シューマンも付点音型など転びがちだったり、こちらの分が悪い(丁寧に弾こうとしているのは伝わるが)。

 

 

 

 

 

そんなわけで、第1日の演奏者のうち、私が3次審査に進んでほしいと思うのは

 

05 ドゥレン・ワン Deren WANG (China 1997- age:25)

09 西本 裕矢 Yuya NISHIMOTO (Japan 2002- age:20)

10 アレナ・オスミンキナ Alena OSMINKINA (Russia 2000- age:22)

11 フィリップ・リノフ Philipp LYNOV (Russia 1999- age:24)

14 八木 大輔 Daisuke YAGI (Japan 2003- age:19)

18 佐藤 元洋 Motohiro SATO (Japan 1993- age:29)

 

あたりである。

 

 

次回(2月16日)は2次審査の第2日。

2次審査の最終日である。

 

 


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