今回は演奏会の感想でなく、別の話題を。
好きなピアニスト、小林海都の新しい演奏動画がアップされた。
動画はこちら。
2020年12月19日(土) イイノホール (東京)
小林海都(ピアノ)、戸澤采紀(第1ヴァイオリン)、吉田南(第2ヴァイオリン)、田原綾子(ヴィオラ)、上野通明(チェロ)
フォーレ:ピアノ五重奏曲 第2番 ハ短調 作品115
第1楽章 (03:19-)
第2楽章 (15:00-)
第3楽章 (19:31-)
第4楽章 (31:01-)
先日の記事に書いた桑原志織(その記事はこちら)や小林愛実(その記事はこちら)の演奏動画と同じく、下記リブログ元の記事に書いていた「リクルートスカラシップコンサート」という若手演奏家たちによるコンサートの録画映像である。
フォーレ晩年の傑作であるピアノ五重奏曲第2番は、古今のピアノ五重奏曲の最高峰、という人もあるほど。
この曲で私の好きな録音は
●T=ヴァランタン(Pf) ORTF四重奏団 1960年代セッション盤(NML/Apple Music/CD)
●ローマ・フォーレ五重奏団 1985年10月セッション盤(NML/Apple Music/CD)
●オース(Pf) アウリン四重奏団 1995年6月9-12日セッション盤(NML/Apple Music/CD)
●オルティス(Pf) ファイン・アーツ四重奏団 2007年12月20-22日セッション盤(NML/Apple Music/CD)
●ル・サージュ(Pf) エベーヌ四重奏団 2010年セッション盤(NML/Apple Music/CD)
●堀江真理子(Pf) 大宮臨太郎(Vn) 横溝耕一(Vn) 中竹英昭(Va) 宮坂拡志(Vc) 2019年11月12日東京ライヴ盤(NML/CD)
あたりである。
この曲は、淡々とした流れの中に深い感動を秘めた、語り部のような演奏が私は好きである。
今回の小林海都らは全体的にまったりとした感じの演奏で、個人的にはもう少し引き締まった流れが欲しい気はするが、それでもなかなかのもの。
特に、小林海都のしっとりしたピアノが美しい。
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