(ヤクブ・フルシャの新譜 ブラームス 交響曲第3番 ドヴォルザーク 交響曲第8番) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想でなく、別の話題を。

好きな指揮者、ヤクブ・フルシャの新譜が先日発売された。

下記のリブログ元の記事に書いていたバンベルク響とのブラームス/ドヴォルザーク交響曲シリーズ第1弾に引き続き、今回は第2弾である(NMLApple MusicCD)。

曲目は、ブラームスの交響曲第3番と、ドヴォルザークの交響曲第8番。

CDの詳細は以下の通り。

 

 

 

 

 

 


個性的な名演奏! ヤクブ・フルシャ&バンベルク交響楽団の
ブラームス&ドヴォルザーク:交響曲集 第2弾!


首席指揮者ヤクブ・フルシャとバンベルク交響楽団によるブラームスとドヴォルザークの交響曲シリーズ、第1弾の第4番&『新世界より』に続く第2弾は、ブラームスの第3番&ドヴォルザークの第8番。どちらも超個性的な素晴らしい演奏。
 ブラームスの交響曲第3番は、初演以来「ブラームスの『英雄』」という言葉に縛られてベートーヴェンに引っ張られ続けてきたこの曲をその呪縛から解き放ったような演奏。極めて繊細かつ深い憂いに満ちており、第4交響曲へと通じて行くブラームスならでは美しいロマンティシズムが見事に引き出されています。一方のドヴォルザークの交響曲第8番も、しばしばボヘミア的な鄙びた味わいで塗りつぶされてしまうこの曲から、実はドヴォルザークが当時としてはかなり斬新な手法を用いながら、土臭くないボヘミア愛を目一杯繰り広げていることを明らかにしています。さすがフルシャ、チェコ人指揮者とはいえ彼は完全にインターナショナルです。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
2. ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 Op.88


 バンベルク交響楽団
 ヤクブ・フルシャ(指揮)

 録音時期:2018年5月14-16日(1)、2018年2月28日~3月2日(2)
 録音場所:バンベルク
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

 

 

 

 

 

以上、HMVのサイトより引用した(引用元のページはこちら)。

 

 

先日発売、と書いたけれど、実は昨年夏である。

記事を書こうと思って、忘れていた。

今回、ブロ友さんと1年半ぶりにコンサートをご一緒させていただく機会があり(その記事はこちら)、その機に前回ご一緒したコンサートの記事を見返してみたところ、その曲目がドヴォルザークの交響曲第8番だったので思い出したのだった。

1年半前のその記事には(その記事はこちら)、もしフルシャがこの曲を録音したら最高の名盤になるかもしれない、と書いていた。

果たして、その通りになった。

ターリヒやエリシュカといったチェコの先輩指揮者が持っていた柔らかな雰囲気、森の空気のような爽やかさをしっかりと受け継ぎ、それをさらに現代的に洗練させたような、自然体で気品のある演奏。

この曲の決定盤の一つと言っていいだろう。

併録のブラームスも、フルトヴェングラーやカラヤンによるドラマティックで重々しい演奏とはまた違った良さがある。

 

 

ところで、来月にはまた彼の新譜の発売が予定されている。

曲目は、ドヴォルザークのレクイエムとテ・デウム。

オーケストラは、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団。

チェコ・フィルとの初録音ではないだろうか。

彼は今後、チェコの音楽界を担う存在となっていくのだろう。

 


 

 


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