今回は演奏会の感想でなく、別の話題を。
好きなヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーのコンサートに行った旨をリブログ元の記事に書いたが、そのコンサートで、サイン会のためにBlu-rayを購入した。
ユリア・フィッシャー独奏、フランツ・ヴェルザー=メスト指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏による、ブラームスのヴァイオリン協奏曲が収録されたBlu-rayである。
新譜というわけではないのだが、Blu-rayは高価なので、これまで購入をためらっていた。
だが、今回のコンサートを機に、ついに購入したのだった。
Blu-rayの詳細は以下の通り。
ヴェルザー=メスト&クリーヴランド管弦楽団/ブラームス・ツィクルス 1
交響曲第4番、ヴァイオリン協奏曲、大学祝典序曲
ツィクルスの幕開けを飾る2014年1月のコンサート。名手ユリア・フィッシャーを独奏に迎えたヴァイオリン協奏曲と、古典的な構成で書かれた交響曲第4番を収録。ヴェルザー=メストは美しく磨き上げられたオーケストラの響きを生かし、端正な演奏を聴かせます。
2002年からクリーヴランド管弦楽団の音楽監督を務めているフランツ・ヴェルザー=メスト。2014年から2015年には、独奏者にユリア・フィッシャーとイェフィム・ブロンフマンを迎えブラームスの一連の作品を演奏。高い評価を受けたこのツィクルスは2015年11月に映像化されBOXとして発売されました。今回はこのBOXからの分売となります。(輸入元情報)
【収録情報】
ブラームス:
● 大学祝典序曲 op.80
● ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77
● 交響曲第4番ホ短調 op.98
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
クリーヴランド管弦楽団
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)
収録時期:2014年1月7-10日
収録場所:クリーヴランド、セヴェランス・ホール(ライヴ)
● 特典映像:Franz Welser-Most and Julia Fischer on Brahms's Violin Concerto(言語:英語、字幕:独)
収録時間:本編96分、特典24分
画面:カラー、16:9、1080p HD
音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1
Region All
ブルーレイディスク対応機器で再生できます。
以上、HMVのサイトより引用した(引用元のページはこちら)。
ユリア・フィッシャーの弾くブラームスのヴァイオリン協奏曲というと、すでにCDで名盤が存在する(クライツベルク指揮オランダ・フィルとの共演、2006年録音)。
今回のBlu-rayでも、ユリア・フィッシャーは相変わらず突き抜けてうまい。
上記CDにも全く劣らない、大変な名演となっている。
指揮のほうも、ヴェルザー=メストはクライツベルクとはまた違った個性を持っており、両者とも良い。
そして、音質はBlu-rayのほうがCDよりも上のように思われる。
これだけ音質が良いと、生で聴いたフィッシャーのあのまろやかで美しい音色が、かなりよく思い出される。
この曲の新たな決定盤の誕生である。
ただ、映像の編集があまりうまくなく、映像と音とがだいたい合っている箇所と、映像が音よりも明らかに遅れる箇所とが混在している。
画質は良いだけに、編集にもこだわってほしかった。
なお、これから購入される方は、このBlu-rayよりも、ヴェルザー=メスト指揮クリーヴランド管のブラームス・ツィクルスBlu-ray 3枚組ボックスのほうを選ばれることをお勧めする(詳細はこちら)。
今回、コンサート会場にそのボックスは置いていなかったので、私は諦めて当記事のBlu-rayを購入したのだが、もし置いてあればボックスのほうを選んでいただろう。
なぜなら、そのボックスはヴェルザー=メスト指揮の交響曲全集と管弦楽曲集、フィッシャー独奏のヴァイオリン協奏曲、ブロンフマン独奏のピアノ協奏曲全集が入って、当記事のBlu-rayとほぼ同じ価格だからである(ただし価格は変動するので適宜ご確認下さい)。
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