(ネゼ=セガン指揮メトロポリタン歌劇場管の動画 ドビュッシー 「ペレアスとメリザンド」抜粋) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

好きな指揮者、ヤニク・ネゼ=セガンは現在ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の音楽監督であり、数々のオペラをここで振っているが、今月ついに彼はドビュッシーの名作オペラ「ペレアスとメリザンド」を取り上げた。

これこそは、私が彼にぜひ取り上げてほしいと思っていたオペラの一つである。

その演奏風景が、ごく短いながらYouTubeにアップされているので、ここに引用したい。

 

 

 

 

 

第1幕への前奏曲

 

 

 

第1幕第2場への間奏曲

 

 

 

第4幕の幕切れ

 

 

 

 

 

 

このわずかな演奏(しかも音質はいまいち)だけでも、繊細極まりない名演であることが分かる。

この曲にはブーレーズ指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管による名盤があるが、もし今回のネゼ=セガンの演奏の全曲盤がBlu-rayで発売されたら、もしかするとブーレーズ盤に匹敵する名盤となるかもしれない。

ぜひ発売してほしいものである。

 

 

一つ一つのフレーズにきわめて細やかで洗練されたニュアンスを込めていくネゼ=セガンと、細部の表情付けを極力排して大きな流れで音楽を捉えていくブーレーズ。

全く異なるアプローチだが、どちらのやり方も魅力的で私には甲乙つけがたい。

 

 


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