今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
「もしもタイムマシンがあったなら行ってみたい演奏会」シリーズの続きである。
これまで、フルトヴェングラーの指揮によるベートーヴェン、ヴァーグナー、ブラームス、ブルックナー、マーラーの実演を聴いてみたい、と色々妄想を書いてきて、R.シュトラウスまでたどり着いた。
今回は、R.シュトラウスの歌劇「エレクトラ」を取り上げたい。
フルトヴェングラーがその生涯で行った「エレクトラ」の公演は、以下の通りである。
①1933年3月22、29日、4月4、12日 ベルリン国立歌劇場での公演
②1934年2月14、21日、3月1日、6月15日 ベルリン国立歌劇場での公演
一応2シーズン連続、計8公演振っており、前回の記事で取り上げた「サロメ」よりは少し多い。
確かに、「エレクトラ」は重厚で劇的な作品であり、かつ最後は勝利の雄たけびで終わるということで、R.シュトラウスのオペラの中ではフルトヴェングラーに最も合った曲かもしれない。
上記公演のうちどれかを聴きに行けるならば、プレミエの
1933年3月22日、ベルリン国立歌劇場
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
管弦楽:ベルリン国立歌劇場管弦楽団
プログラム
Strauss: Elektra
(Margarete Klose, Rose Pauly, Viorica Ursuleac, Marcel Wittrisch, Walter Grossmann)
にしておこうか。
ただしタイムマシンはまだないし、またこの演奏会のライヴ録音も残されておらず、別の機会に収録された音源等も「エレクトラ」については全く存在しない。
きっと名演だっただろうに、残念である。
まぁ、この時代に「エレクトラ」が録音されていたとしたら、逆に驚いてしまうけれど。
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