森麻季 山岸茂人 京都公演 J.シュトラウス2世 「私の侯爵様」 シューマン 「献呈」 ほか | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

森麻季 ソプラノリサイタル


【日時】

2018年3月21日(水・祝) 開演 14:00


【会場】

ロームシアター京都 サウスホール

 

【演奏】

ソプラノ:森麻季

ピアノ:山岸茂人

 

【プログラム】

J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」 より 私の侯爵様

 ブラームス:間奏曲 作品118-2 (ピアノ・ソロ)

シューマン:ばらと海と太陽

シューマン:献呈

ヘンデル:歌劇「リナルド」 より 私を泣かせてください

 バッハ/ペトリ:羊は安らかに草を食み (ピアノ・ソロ)

マーラー:交響曲第4番 より 第4楽章 「天上の生活」

 

 ― 休憩 ―

 

ベッリーニ:歌劇「清教徒」 より あなたの優しい声が

 ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」 より 「月の光」 (ピアノ・ソロ)

中田喜直:さくら横丁

別宮貞雄:さくら横丁

 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ (ピアノ・ソロ)

アーン:クロリスに

アーン:至福のとき

ラフマニノフ:ヴォカリーズ

 シベリウス:ロマンス 作品24-9 (ピアノ・ソロ)

プッチーニ:歌劇「つばめ」 より ドレッタの夢

 

※アンコール

越谷逹之助:初恋

マスカーニ:アヴェ・マリア

プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」 より 私が街を歩くと

 

 

 

 

 

森麻季のソプラノ・リサイタルを聴きに行った。

オペラやオペレッタのアリア、リート、日本の歌まで、幅広いプログラムである。

彼女の声質は比較的軽めで、リリコ・レッジェーロといったところ。

以前にも書いたけれど、私は声質としては、このくらいの軽めのものが好みである(そのときの記事はこちら)。

バーバラ・ボニーやクラロン・マクファデンほどの「天上の歌声」ではないにしても、華やかで美しい歌声に酔いしれた。

リートではやや華美に過ぎるような気もしたけれど(ヴィブラートが多めか)、オペラやオペレッタではしっくりくる。

「こうもり」のアデーレや「ラ・ボエーム」のムゼッタのアリアでの何とも言えない優雅さは、他の日本人歌手からはなかなか聴かれないのではないだろうか(とはいえ、私は日本人歌手をそれほど多く聴いているわけではないのだが)。

また、「初恋」という歌では、日本語の歌なので特に感じたことだが、言葉一つ一つの表現を大事にしているような印象を受けた。

 

 

それにしても、声楽のリサイタルには、器楽とはまた違った華やかな空気があって、なかなか良いものである。

 

 


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