(行ってみたい演奏会 その27 フルトヴェングラーのマーラー交響曲第3番) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

前回と同じく、「もしもタイムマシンがあったなら行ってみたい演奏会」シリーズの続きである。

今回は、フルトヴェングラーの指揮によるマーラーの交響曲第3番を取り上げたい。

今回もこれまでと同様、フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルの演奏による、ベルリンでの演奏会で、かつ1929~1934年頃に行われたもの(できれば1929年のもの)から探してみたいと思う(その理由はこちら)。

 

 

探してみると、上記の条件に相当する演奏会はなかったが、少し前の時期まで探してみると、下記の演奏会があった。

 

1924年3月2、3日、ベルリン

指揮:フルトヴェングラー

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

プログラム

Mahler: Symphony No. 3 (Hilde Elger & Berliner Cäcilienchor)

 

フルトヴェングラーがベルリン・フィルの常任指揮者になって間もない頃の演奏会である。

これもまた前回の第2番「復活」と同様、フルトヴェングラーに合っていそうな曲である。

溢れんばかりの熱気に満ち満ちた演奏だったことだろう。

終楽章も大変感動的だったのではないだろうか。

 

 

ただしタイムマシンはまだないし、またこの演奏会のライヴ録音も残されていないので、代わりに別の録音でも聴こうか…と思ったけれど、これまた「復活」と同様、録音が残されていない。

この交響曲第3番はかなり長い曲であり(100分ほど)、現代の指揮者でも人生にそう何回も指揮する曲ではないように思われるが、フルトヴェングラーはその生涯にこの曲を7回ほど演奏したらしい。

これは、けっこう多いほうなのではないだろうか。

やはりフルトヴェングラーとしても、得意曲だったということだろう。

ぜひ録音が残っていてほしかった。

まぁ、この時代にマーラーの交響曲第3番のライヴ録音なんて、残っていたほうが驚きだけれど。

 

 


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