(行ってみたい演奏会 その26 フルトヴェングラーのマーラー交響曲第2番) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

前回と同じく、「もしもタイムマシンがあったなら行ってみたい演奏会」シリーズの続きである。

今回は、フルトヴェングラーの指揮によるマーラーの交響曲第2番を取り上げたい。

今回もこれまでと同様、フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルの演奏による、ベルリンでの演奏会で、かつ1929~1934年頃に行われたもの(できれば1929年のもの)から探してみたいと思う(その理由はこちら)。

 

 

探してみると、上記の条件に相当する演奏会はなかった。

条件にこだわらずに探してみると、下記の演奏会があった。

 

1920年11月19日、ベルリン

指揮:フルトヴェングラー

管弦楽:ベルリン国立歌劇場管弦楽団

プログラム

Haendel: Concerto Grosso (No.? - orchestration by G. Kogel)

Mahler: Symphony No. 2 (Emmy Beckmann-Bettendorf, Margarethe Arndt-Ober)

 

フルトヴェングラーによるマーラーの交響曲第2番「復活」。

生で聴いたら、第1楽章や終楽章など、まるで地響きのような凄まじい演奏だったのではないだろうか。

逆に、第4楽章「原光」や、終楽章終盤の「復活」賛歌が最弱音で現れるところなど、実に神秘的で感動的な演奏だっただろう。

 

 

ただしタイムマシンはまだないし、またこの演奏会のライヴ録音も残されていないので、代わりに別の録音でも聴こうか…と思ったけれど、ヘンデルの合奏協奏曲は第何番か分からないし(録音ではop.6-5とop.6-10が残されているが)、マーラーの「復活」は録音が残されていないため、諦めた。

フルトヴェングラーは戦後にマーラーの「復活」を演奏していないので、今後新たにライヴ録音が発見される可能性も低い。

何とも残念である。

 

 


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