今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
前回の記事で、中川真耶加の弾くショパンの「24の前奏曲」を、鯛中卓也の弾くそれと対比した(そのときの記事はこちら)。
同様に、彼ら2人の違いを如実に表した、大変興味深い演奏動画があったため、紹介したい。
曲は、赤石直哉 作曲 「Torso I Bianco」。
中川真耶加のほうは、くっきりとよく「立った」美しい音、粒のそろった滑らかなタッチによる鮮やかな演奏で、推進力があり、上へ上へと飛翔していくかのよう。
それに対し、鯛中卓也のほうはより抒情的な演奏で、時折はたと立ち止まりながら、少しずつ沈潜していく音楽である。
どちらのほうが、より名演だろうか?
私には、甲乙つけられない。
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