(中川真耶加と鯛中卓也―2人のピアニストの演奏動画) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

前回の記事で、中川真耶加の弾くショパンの「24の前奏曲」を、鯛中卓也の弾くそれと対比した(そのときの記事はこちら)。

同様に、彼ら2人の違いを如実に表した、大変興味深い演奏動画があったため、紹介したい。

曲は、赤石直哉 作曲 「Torso I Bianco」。

 

 

 

 

 

 

中川真耶加のほうは、くっきりとよく「立った」美しい音、粒のそろった滑らかなタッチによる鮮やかな演奏で、推進力があり、上へ上へと飛翔していくかのよう。

それに対し、鯛中卓也のほうはより抒情的な演奏で、時折はたと立ち止まりながら、少しずつ沈潜していく音楽である。

どちらのほうが、より名演だろうか?

私には、甲乙つけられない。

 

 


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