今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
前回に引き続き、「もしもタイムマシンがあったなら行ってみたい演奏会」シリーズの続きである。
今回は、フルトヴェングラーの指揮によるブルックナーの交響曲第4番を取り上げたい。
今回もこれまでと同様、フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルの演奏による、ベルリンでの演奏会で、かつ1929~1934年頃に行われたもの(できれば1929年のもの)から探してみたいと思う(その理由はこちら)。
探してみると、下記の演奏会があった。
1932年11月24日、ベルリン
指揮:フルトヴェングラー
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
プログラム
Mozart: die Zauberflöte, Overture
Mozart: Symphony No. 38
Bruckner: Symphony No. 4
モーツァルトの交響曲第38番「プラハ」については、前回のブルックナー交響曲第3番のコンサート(そのときの記事はこちら)と曲目がダブってしまっている。
けれど、まぁ仕方ない、いいことにしよう(エラそう)。
ただしタイムマシンはまだないし、またこの演奏会のライヴ録音も残されていないので、代わりに下記の録音を聴いた。
●モーツァルト:「魔笛」序曲 フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル 1951年8月1、6日ザルツブルクライヴ盤(Apple Music/CD)
●ブルックナー:交響曲第4番 フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル 1951年10月29日ミュンヘンライヴ盤(NML/Apple Music/CD)
(なお、モーツァルトの交響曲第38番「プラハ」は、おそらくフルトヴェングラーによる録音が残されていないため割愛)
両曲ともベルリン・フィルとの録音は残されていないため(ブルックナーのほうは、欠落ありの録音なら存在するけれど)、代わりにウィーン・フィル盤を聴いた。
モーツァルトもブルックナーも、実に劇的で感動的な名演である。
モーツァルトのほうは、劇的すぎてベートーヴェンの交響曲のように聴こえるけれど、まぁご愛嬌ということで。
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