今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
好きな指揮者、テオドール・クルレンツィスの動画がアップされたので紹介したい。
オーケストラは彼の手兵ムジカ・エテルナ、曲はショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」。
いつもの彼らしい、大変に鮮烈な名演である。
ショスタコーヴィチにたまった「澱」が、一気に洗い流されたかのよう。
ショスタコーヴィチには「澱」も必要だ、という意見もあるだろうし、それももっともだが、私はこの演奏、とても良いと思う。
第1楽章の中間部、ラヴェルの「ボレロ」によく似た小太鼓の一定リズムの部分で、クルレンツィスは手を動かさず、まるで眼で指揮しているように見えるのも、面白い。
いつまでアップされているか分からないので、興味がおありの方はお早めにどうぞ。
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