今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
以前より注目しているピアニスト、クレア・フアンチ(Claire Huangci)については、このブログにももう何度も書いてきた。
彼女のリサイタルが、ついに明後日に迫った。
彼女の実演を聴くのは初めてであり、楽しみで仕方がない。
ただ、一つ気がかりなことがある。
彼女の今回の来日公演日程は、下記である。
27日(水) 宗次ホール (名古屋)
28日(木) 白寿ホール (東京)
29日(金) スタジオベルソー (茅ヶ崎)
30日(土) 多古町コミュニティプラザ文化ホール (千葉県香取郡多古町)
私は、このうち名古屋公演のチケットを入手している。
プログラムは、どの公演も同じだとばかり思っていた。
しかし、どうやら最後の多古町の公演だけは、少し違うようなのである。
ショパンの前奏曲全曲がない代わりに、ノクターン第2、13番と、「幻想ポロネーズ」、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」がある。
特に、ポロネーズ2曲は、2010年ショパンコンクール出場時にも弾いていた、彼女の得意曲。
そのときの動画は今でも観られるが、ともに大変素晴らしい名演である。
なかでも「アンダンテ・スピアナート~」は、私がその演奏動画を初めて観たとき、「なんて生き生きとした音楽的な演奏をするピアニストなのだろう」と強い衝撃を受けた、思い出の曲である。
これを聴くために、多古町へ行くかどうか。
半分以上のプログラムが重なっている中、この数曲を聴くために関西から千葉県まで追っかけをするかどうか。
おまけに、30日はすでにブレハッチの大阪公演のチケットも買ってしまっている。
ブレハッチをあきらめてまで、行くべきか?
うーん、きわめて悩ましい。
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