フライブルク・バロック・オーケストラ 西宮公演 バッハ ヴァイオリン協奏曲第1、2番 ほか | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

フライブルク・バロック・オーケストラ


【日時】

2016年10月25日(火) 開 演19:00  (開 場 18:15)

 

【会場】

兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

 

【出演者】

ペトラ・ミュレヤンス(ソロ・ヴァイオリン)

ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(ソロ・ヴァイオリン)

フライブルク・バロック・オーケストラ

 

【プログラム】

ヴィヴァルディ:歌劇「オリンピアーデ」RV725より 序曲
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲 イ長調 RV158
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
J.S.バッハ:3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV1064R

 

●アンコール曲
コレッリ:合奏協奏曲op.6-1より ラルゴ
ヘンデル:合奏協奏曲op.6-10より アレグロ

 

 

 

 

 

先日のアムステルダム・バロック・オーケストラに引き続き、今回はフライブルク・バロック・オーケストラを聴いた。

著名な古楽器オケを次々と聴けるのは、嬉しい。

アムステルダムとは違い、フライブルクのほうは、指揮者らしい指揮者は置かず、ソロ・ヴァイオリンのリードのもと合奏を繰り広げた。

バッハもヴィヴァルディもアンコールも良い曲、良い演奏で、十分に楽しめた(私は古楽器オケの比較に自信がないので、アムステルダムと比べてどうこう、と言うことはできないが)。

あえて言うならば、例えば、先日聴いたイザベル・ファウストの演奏(彼女も古楽器、あるいは少なくともガット弦を使った楽器を使用していた)と比べてしまうと、音程面など細部の点において難があることは否めない。

しかし、バッハが生きていた頃だって、きっと音程はけっこういい加減だっただろう。

細部の完成度に拘泥せず、楽しんで聴くことができた。