松本和将 「語り」と「音楽」 ショパン | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

松平定知(朗読)×松本和将(ピアノ) シリーズ
極上の「語り」と「音楽」で味わう午後 ショパン~望郷のポロネーズ


【日時】

2016年7月9日(土) 開演時間 14:00


【会場】

ロームシアター京都 サウスホール


【プログラム】

Part 1 祖国を離れて?ポーランド、ウィーン、そしてパリ
 朗読:友人ティテウスに宛てた手紙より
 音楽:別れの曲/革命のエチュード/幻想即興曲/バラード第1番ほか
Part 2 二つの恋の物語?愛の島、マジョルカ
 朗読:友人ジュリアンに宛てた手紙より
 音楽:前奏曲「雨だれ」/ワルツ「告別」/バラード第4番/英雄ポロネーズほか
Part 3 望郷のポロネーズ?イングランド、そして最後のパリ
 朗読:友人ヴォイチェフに宛てた手紙より
 音楽:子犬のワルツ/24の前奏曲より第4番/ 幻想ポロネーズほか






ショパンの師エルスナーを語り部としてショパンの手紙を朗読して生涯をたどり、その合間に関連するショパンの曲を弾くという企画である。

ショパンだけの企画というわけではないようで、もう8人目くらいの作曲家のようであった。

こうやって生涯をたどるのは、とても面白い企画だと感じた。

演奏自体は、充実したフォルテなど長所も多々あるものの、山本貴志などに比べるとロマンティシズムも細部の磨き方も劣るように感じた。

ただ、とても興味深い企画なので、次回のベートーヴェンもぜひ行こうと思っている。