グッドネーバーズ・ジャパンのブログ -35ページ目

グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

~こころを守る。身体を守る。~ 
グッドネーバーズは、日本国内を含む世界40カ国以上で子ども支援、開発、緊急支援活動に取り組む国際NGOです。

こんにちは、
岩手事務所震災復興支援部の武鑓です

私が駐在する大槌町は最近になってようやく気温が上がってきました
しかしやっと夏に近づいてきたと思ったら梅雨に入り気温は下がりぎみです。
まだまだヒーターが手放せません


去る6月30日土曜日、
大槌町吉里吉里小学校の運動会ソーラン節が復活しました

昨年の3月11日の震災で大槌町の海のすぐ近くの吉里吉里地区は地区内の大半が大きな打撃を受けました。

先日、吉里吉里小学校のPTA会長さんから
「吉里吉里小学校のソーラン節を復活させたい!
でも、町内の法被が全部津波で流れてしまったので困っています
との連絡を受け、東京のよさこいチームに相談し、ソーラン節に合う法被(長バンテン)を32着寄贈して頂きました


私自身が学生の時によさこいチームに所属していたことや、ソーラン節が大好きだという事もあり今回の支援は私の昔の学生時代の縁が支援の輪を結んでくれました


子ども達の背中に「生粋」の文字。
よさこいチーム「東京学生“生っ粋”」OBの皆さんからのご支援です。


子どもたちは自分たちの出番をドキドキしながら待っています。

よさこい

皆一斉に飛び出します
よさこい

さぁ、いよいよ始まります
よさこい

先生も踊ります
よさこい

よさこい 

よさこい

よさこい
皆手や足を大きく力いっぱい動かして元気なソーラン節を見せ、
盛大な拍手を受けていました
頂いた法被は今後も学校側で大切に保管し代々受け継いでいきたいとのことでした

よさこいチーム「東京学生”生っ粋”」OBの皆さん、ありがとうございました


報告者:上柳

【キャンドルナイト】~一年で一番夜が短いこの季節、せっかくだから

電気を使わずキャンドルを灯して、過ごしませんか?

日時:6月22日(金)18:00-21:00
場所:創作農家こすもす内の公園
発案者:片山佳子(こすもすの里 コミュニティスタッフ)
主催:釜石 こすもすの里
協賛: 一般社団法人SAVE IWATE、岩手県立大学地域連携室いわて未来づくり機構いわて三陸復興の掛け橋、NPO ASSIST SANRIKU 

このイベントにグッドネーバーズ・ジャパン震災復興支援部から、高久スタッフと私上柳が運営スタッフとして参加してきました。 

発案者の片山さんによると、このイベントのコンセプトは「子ども達の笑顔の復光(復興)ということでした。片山さんは釜石市内で、ある被災された女性の方とお会いしたときにこのイベントを思いついたそうです。
その女性は釜石市に家があったのですが、津波で流されてしまい子どもと夫と一緒に彼女の釜石市山間部の橋本(山菜が採れる自然豊かな土地です)にあるご実家に避難されました。山 菜採りと農家暮らしのご両親の昔ながらのお家は、井戸があり、囲炉裏があり、風呂は薪で焚いて、蔵があって、水道、ガス、電気が止まってしまった時期も苦 しむどころかとても楽しく、自然の豊かさに感謝しながら暮らしたそうです。
この話を彼女から聞き、これからの未来を作っていく子どもたちに「自然と寄り添って生きる生き方を体験してもらいたい。電気がなくてもとても豊かな暮らしができる」というメッセージを伝えたかったそうです。

 またキャンドルナイト実施場所のコスモス公園は「創作農家こすもす」を経営している藤井夫妻が全国からボランティアを募って公園作りをしている場所です。ご夫妻の思いもキャンドルナイトと同じで、震災後遊ぶ場所がなくなった子どもたちに少しでも笑顔が戻りますようにとの思いから公園作りを始めました。
 
私たちは運営スタッフとしてイベント2日前からろうそく作りやろうそくを入れる袋製作をし、当日も正午から準備に取り掛かりました。ろうそくの数もなんと2000個(すべて寄付)ということで、気が遠くなる作業ではありましたが、他ボランティアやスタッフの方とお話ししながら楽しく作業させていただきました。     

準備のミーティング
 
 
昼間の風景

夕方になるにつれて、だんだんと日も暮れていき、参加者みんなでろうそくに灯を燈しました。 
  
キャンドルを置いている参加者

以下、キャンドルナイトの様子です。
 

 このイベントのもう一つのコンセプトは、片山さんが子どもの頃感じた「夜の遊園地」でのワクワクドキドキ感を、今の子ども達にも味わってほしいということでした。
確かにろうそくが敷き詰められた公園は、まるで光だらけの夢の国に迷い込んだかのような不思議な気分にさせてくれました。 
 
写真を撮っている参加者

当日は、周りの住宅も知ってか知らずか、家の明かりがついていませんでした。開始時間後には地元音楽家も二組参加し、とてもいい雰囲気の夜となりました。 


子ども達も石窯で焼いたピザを片手に、始終遊びまわっていました。 私はたった数時間ではありますが、ここが被災地ということを忘れていました。 

主催者の片山さんはキャンドルナイトから夜の遊園地を思い起こしたり木のすべり台で遊ぶことによって昔の木登りを思い出したりミュージシャンの音楽を聴いて、昔を思い出したり、自然を思い起こしたりこれは感性の問題ですので、口や文では表現できませんがこのイベントによって人それぞれ思うことがあったのではないでしょうか。そして忙しい日々の中でふとこんな事を考える余裕があったひと時=心の余裕があったのだと思います。

このイベントは冬にもう一度開催するとのことなので、今から楽しみです


こんにちは、岩手事務所の武鑓です
今回は先週の吉里吉里海岸清掃の様子をお伝えします。


大槌町南部屋産業の社長が高校生に
「ほれ、頑張れ!ほれ、頑張れ!」と声をかけながら
篩を力いっぱい動かします

高校生達は負けじと篩に砂を入れ続けます。
すると篩からは砂が落ち、網目に残 るのはガラスやお茶碗の破片、
大きな石、錆びた釘等々・・・



震災から既に一年以上が経過した今でも未だ
大槌町の 吉里吉里海岸には津波の爪痕が数多く残されています。
とても海岸や海で遊べる状況ではありません


 
4月28日からスタートした吉里吉里海岸清掃プロジェクト
(以下、吉里P)
は 現在毎週末活動を行っています

「海岸清掃」と聞くと軽作業に聞こえがちですが、
実はグッドネーバーズが大槌 町ボランティアセンター
協同で行っている吉里Pは結構過酷なんです 
 
まず砂浜を歩くだけにかなりの体力を使います
砂の上では普通のアスファルトや土の上を歩く以上に
踏ん張る力が要るのです。
お蔭で私の長靴の中敷きは一か月足らずでボロボロに破けました
そして砂を掘る作業は言わずもがな・・・。



砂をひたすらスコップですくい篩へ投入するのですが、
手にかかる砂の重さや身 体への負担は相当きついものがあります。
篩を持つ腕も同じ作業の繰り返しです ぐに疲労がたまります



それに時々大きな岩にスコップが「ガツン」と当たると
嫌な振動が体をつたいま す
吉里Pは毎回砂との戦いなのです
 


しかし、海岸での海を眺めながら、
海の音を聞きながらの作業は格別です
穏やかな海は青く澄んでいます。
毎回海を見る度に穏やかな気持ちになれます。


昨年の3月11日に大きな悲劇を生んだ海ですが、
やはり人間は特に沿岸部の方た ちは海とは離れて
暮らせないのだとつくづく思います。

先日6月23日土曜日の吉里Pは地元大槌町内の
南部屋産業の従業員の方々10名 にもご参加頂きました
他にも県内盛岡市からの高校生や東京からのグループや
長野県からのグループも 一緒に活動し、
一日120名を超えるボランティアさんにご参加頂きました


「地元を巻き込む事」今年の私の吉里Pにおける目標です
今迄は外部のボランティアさんにお任せしていたボランティア活動に
今年は地元 の方も一緒に活動を行っていきます

ただ、「ボランティア活動」に参加するという事は
大半の地元の人にとって少し 高いハードルです。

ボランティアは「してもらって当たり前」という風に
なっている現実も否めま せん。
「おらたちの海岸はおらたちでもきれいにすっぺし
との声が町中から聞こえてくる様に、これから働きかけていこうと思います。

今後プロジェクトはまだまだ続きます。
一人でも多くの方のご参加をお待ちしています

後日、南部屋の社長さんが手作りの篩を持ってきてくれました。 ありがとう!社長さん!!