エチオピアのインターン報告-ソーシャルワーカーの一日 | グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

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~こころを守る。身体を守る。~ 
グッドネーバーズは、日本国内を含む世界40カ国以上で子ども支援、開発、緊急支援活動に取り組む国際NGOです。

こんにちは。今年の11月、グッドネーバーズ・ジャパンからエチオピアに2週間,
インターンとして活動してきたチョンです。

私が活動した地域は、エチオピアの首都から3時間ぐらい離れたヘトサという農村地域で、小麦とTEFF(エチオピアの主食になるインゼラ―の原料)で有名な穀倉地帯です。乾燥地域であるために一年に一回しか収穫できないので、農業に従事する人々はその収益で一年をすごさなければなりません。一日1ドル以下で生活する人々も数多くいます。グッドネーバーズは、この地域で子どもの支援や収入向上、コミュニティ開発などの事業を実施しています。私はここで現地のスタッフたちと共に活動しました。

今回は子ども支援とコミュニティ開発を担当するソーシャルワーカーの一日を紹介します。

グッドネーバーズのソーシャルワーカーは、一人あたり250人ぐらいの子どもを担当します。
ヘトサにも約1000人の支援児童がいて、4人のソーシャルワーカーが働いています。

朝の8時半までに出勤!事務所に着き、みんなとあいさつをします。


ヘトサプのオフィス


みんな一人一人、今日初めて会う人に丁寧に握手をしながら笑顔であいさつをします。あいさつをしていたら事務所のお掃除やお茶を担当するスタッフがみんなにお茶を出してくれます。たまに、「ダボー」というパンを一緒にくれます。

 
 朝のお茶
ガラト―マ
(ありがとう)!生姜の味がする美味しいお茶です。お茶を飲みながら当日の仕事の日程をチェックし、準備します。

今日は新しく支援対象となった子どもたちのユニフォームと、支援している子ども全員のソープや塩、ヘアオイルを配る日です。子どもの数に合わせて物を車に積んで学校に向けて、出発


ヘトサの風景

 収穫期の美しい小麦畑を過ぎて学校に着くと子どもたちが集まってきます。子ども達に支援の品を配り、受け取ったら書類へサインをしてもらいます。小さい手でソープやヘアオイルを持つのが大変そうですが、とても喜んでくれました。

リストにサインする子ども

 
両手いっぱいだけど嬉しいよ!


配布には時間がかかりましたが、無事終了。もう2時過ぎなので、事務所に戻る前にご飯を食べて帰ります。今日のメニューは私が大好きなエチオピアの焼き肉!シャクラトゥップスです。炭火の上に牛肉を小さく切り、焼いて現地の主食であるインジェラに巻いて食べます。食後の美味しい本場のエチオピアンコーヒーも欠かせません。


 
シャクラトゥップスとインジェラ 

エチオピアのマキアート


さて、午後のお仕事に戻りましょう。ヘトサには「グッドネーバーズ・ストリート」という名前の道があります。

 
グッドネーバーズ・ストリートの看板

 

 
木が植えてあります

乾燥した地域で全く緑がなかった道に木を植え、みんなが歩きたくなるような道にしていくことを目指しています。でも、乾いた気候のせいで定期的に水をあげなくてはなりません。なのでこの日は、地域のボランティアの青少年たちと一緒に水やりをしました。

 
現地のスタッフといっしょに水やり

楽しく働いていると、町の子どもたちが集まってきます。

集まってきた子どもたち

一緒に遊びながらも、子どもたちに作業を手伝ってもらっていたら5時になりました。今日の仕事はこれで終了。暑い現場での作業や食事が食べられないときもあり大変ですが、子どもたちと一緒に過ごせるソーシャルワーカーの一日は幸せです。