結果は2-3でポルトガルが勝ち越し。
これでグループBもまだわからなくなりました。
今回も気になったのは、ポルトガルの攻撃がどこに重きが置かれているかと言う事。
先発出場していたFWのエウデル・ポスチガは、バイタルエリア内で生きる選手。
あれだけ強力なサイドを要するポルトガルの攻撃陣の中で、物凄く浮いていたように感じた方は多かったのではないでしょうか?

ブラコンのポスチガ。弟に会えない寂しさからプレーに影響のあったポルト時代が懐かしい。
所属するサラゴサでもそうですが、彼は動く範囲が非常に狭い。
そのためナニもクリスチャーノもサイドに張りっぱなしになる時間帯が多かった。
まず、これが機能していなかった理由の一つかと。
選手の特徴を生かした采配が出来ていれば、攻撃にもっとアクセントが加わったことでしょう。
ポスチガのバイシクルシュート。
今季のソシエダ戦でのバイシクルは、見事としか言えないです。
後半から投入されたネルソン・オリベイラが流動的に動いて、両サイドが中に流れてくる隙間を作ることが出来ていたことでも分かると思います。

ネルソン・オリベイラ;この髪型流行ってるのかなぁ....?
サイドを生かす選択としてもう一つ。
パスの出し手がどれだけ言い状態でいられるかと言う事。
長短精度のよいパスを底から繰り出せるヴェローゾと動きながらパスを繰り出すメイレレス。
この二人は今回の試合よく動けていたように映りました。
しかし、一番決定的なパスを遅れるモウチーニョが、守備に追われていたのが難。
前目にポジションを取っていた影響もありますが、自由に持てず、横パスの中継にしかなれていませんでした。

ヴェローゾと二人でスポルティング・リスボンの中盤を盛り上げていました。現在は、ポルトでプレー。
ダイレクトでのパスの上手い彼にとって、FWやサイドが少しでもポストプレーをしていれば違ったのかもしれませんが、前述の通りポスチガは完全な電柱タイプ。
しかもエリアでしか機能しません。
ここが、一番の問題だったのでは?と検証。
モウチーニョが、スペースがないと生きないのであれば、自分でスペースを作れるテクニシャンタイプのウーゴ・ヴィアナを起用して欲しかったなぁと思いますね。

ニューカッスル、バレンシアでは上手くいきませんでしたが、母国では大活躍。
ヨーロッパリーグの舞台でもその才能が確かであったことを証明しています。
モウチーニョをどうしても先発で使うのであれば、
決定力はポスチガと同様に難がありますが、ウーゴ・アウメイダを先発に使うというのも一つの打開策のように感じます。

近年は、トルコに舞台を移してプレーするアウメイダ。実は、嫌いなタイプのFW。
強さと高さを持ったアウメイダに意識を向けさせること、ポストプレーのターゲットとすることでいくらか、モウチーニョの仕事も楽になるかと。
結果論であって、尚且つ理想論なので全て上手くいくとは思えませんが....
あと、ポルトガルの采配で気になったのは選手間での連携の悪さ。
特に右サイドのナニとペレイラの関係とCBの二人の関係。
ここの修正も必要かなぁと感じます。
正直、今年から加入するペレイラには少し不安が出てきました笑

ジョアン・ペレイラを追え。
ジョアン・ペレイラについてはこちらをどうぞ。
次の第3戦でどのようにしてくるのかは、非常に楽しみです。
オランダはGL突破が厳しくなりましたし。
ともあれ、ユーロはまだまだ続きます。
時間の許す限り追って行ければと思いますので、
お時間ある時にでもこちらのブログへとお立ち寄りください。
ではでは、それでは。
失礼します。