Secret鉱山 | 鶴嘴さんのブログ

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全国の旧鉱山や旧炭鉱の調査を行っております。

こんにちはツルハシです!

今回は、更新するかしまいか迷った鉱山。

今年の年始鉱山調査の際に寄った鉱山で少し問題がありましたので悩んでおりました。
今回の鉱山は、串木野市にあった鉱山だけは書こうかと思う。

明治の頃に採掘がはじまり、やはりここも金や銀を産出していたと聞いている。

詳細は少しながら調べておりますが詳しい事が知りたいという方は、お手数ではありますがコメントや他の鶴嘴屋SNSにご連絡いただければと思います。

さて、本題で。
ここへ来る途中で道を間違え山を越してここまで
来たのだが大変険しい道であった。

車が壊れてないか心配だった。

山頂付近から下を覗くと赤錆びた鉄塔のような物が木々の間から出ている。

あれは何だと車を停め、斜面を下るとこのような場所に出た。


!…

これはトロッコサイズのレールである。

しかも、分岐のレールで確かダイヤモンドクロッシングという型だったか…?

レールは建物と…
…!

あれは竪坑櫓じゃないか!?

分岐の先に目をやると山頂付近から見えていた遺構の全貌が見えた。

山頂付近から見えていた時からまさかと思っていたが本当にそうだったとは少し驚いた。

少し小振りで細いという印象のR型竪坑櫓。

ヘッドシーブはちょっと確認できない。

動力側の建物には、近寄れなかった。

トロッコ等が昇降していたと思われる坑口はコンクリートで頑丈に塞がれている。

傾斜は、30°程であろうか?

同じ鉱山会社の他坑写真では見た事のない形の人車で鉱員さん達が斜坑に入坑する様子を見た事がある。

ここから鉱石や鉱員さん達が昇降していたのだろう。


ドアが開いている建屋に入る。

何時の頃に時が止まったのか、錆びた机や薬缶等が そこに残っていた。

壁に掛かる黒板には、数字の羅列が並ぶ。

マレーシアという文字も確認できるが何の事かはわからない。

さて、建屋から出て下へ歩く。

一見、ビニールハウスのようなドーム型の建物が残るがこれは何だろう。

低い基礎にはレールが敷かれてある。

それに沿い塩ビパイプが平行に設置されていた。

これは、鉱石を選別していたのだろうか?

その建物の端にはトラックをバックでつけれるような場所もある。

ここから何処かへ鉱石を運び出していたのだろうか?

錆びた大きな換気のプロペラが印象的であった。

隣りの建物には、このような物が残る。

これより少し大きなホッパーが左側にあり、下部には小さなコンベアが設置され、この奇妙な形の機械に何かを入れるような構造。

上部には、帆張りのような布がドーム型に張られ
下のホッパー下部にはモーターがある。

分銅天秤式F型ハカリも確認できるが、ここで鉱石を粉砕して何かの含有量でも計っていたかのような感じであった。(推測)

さて建物から出て下へ続く道を下って行く。

ここからは何もなく本来の出入口に到着したのだが…

このような看板が立てられていた。

これは、やってしまった…

衝動に駆られ斜面を下って行った事を後悔する。

二度とこのような事がないように今後注意することにしよう。