麻生 鉱業(株) 上三緒坑 小鳥塚 | 鶴嘴さんのブログ

鶴嘴さんのブログ

全国の旧鉱山や旧炭鉱の調査を行っております。

旧麻生 鉱業(株) 芳雄 炭鉱 上三緒 雁石坑跡小鳥塚。

資料では、
芳雄 炭鉱の上三緒 雁石坑とあった、
現トライアル。



こちらの石碑は 昔炭鉱で亡くなった小鳥の慰霊碑、




明治から昭和10年頃までは、
ガス検知や粉塵検知などの機械が開発されていなく検知機の代わりに小鳥を坑内へつれて入っていた。


保存状態が悪くてすみませんが、
これが、ガス検知機になります。

このような機械が開発されていないために多くの小鳥が犠牲になっていた、
小鳥が弱って止まり木から落ちるとガスが発生していて危ないと判断していたらしい。




昭和56年5月10日、
筑豊炭鉱遺跡研究会の方々がこの慰霊碑を建立したとの事です。

犠牲になった 小鳥達のご冥福を御祈りします。

慰霊碑の隣には 排気坑跡もあります、
現在は このようになる。




詳細、

明治27年9月、
上三緒炭鉱 開坑。

昭和23年8月、
国管法により筑豊鉱業所を解体、芳雄 鉱業所新設本部、炭鉱および芳雄 製工所を置く炭鉱は、山内、上三緒、網分、赤坂、吉隈の各坑で構成。



芳雄 炭鉱 上三緒 雁石坑の詳細、

昭和14年10月16日、
着手。

昭和34年11月30日、
終掘。

昭和40年10月、
上三緒炭鉱 閉山。



(麻生百年史から)