土地探し、HM探し、バチバチの打ち合わせ・・・
とにかく刺激的な紆余曲折を経て、9月20日!ついに完成
各社のプラン比較や過激(!?)な商談の様子は、以下の目次からどうぞ!
■web内覧会、開催中!
3部に渡る商談編もやっと完結した、前回。
請負契約の締結が済めば、いよいよ本格的な色決めに入ってゆきます!
当記事をザックリまとめてしまうと、色決めこそ本職の力を借りましょう!というお話。
が、その前に。
本職といえば、マイホームジャンル界きってのアウトローで知られるおいなりさん!
あったかハイムで建設中だったおいなりハウスですが、ついに完成したということで散らかしに宿泊体験会に行ってきました!
■Day1
新幹線から降り、あらかじめ教えて頂いた出口を出ると、そこにはあの懐かしい巨躯。
黒塗りのベンツに気怠げにもたれかかり、こめかみから口元まで走った稲妻のような古傷・・・
こいつぁ間違いない。
「おお~久しぶりじゃのう」
「ご無沙汰しております、親分!」
足は肩幅に。腰はピタリと斜め45度。
決して目は合わせず、腹の底から声を出して最敬礼!
そのまま柄をさらわれ、小一時間ほど車で移動
おいなりハウスは、少し山側の高原にそびえ立つのだとか。
けっこうな距離にも関わらず、わざわざ駅まで迎えにきてくださったのです
約三か月ぶりの再会ですが、つもる話もあり車内は大盛り上がり!
あっと言う間に一時間が過ぎ、到着したというのでふと事務所に家に目を向けると・・・
あ・・・。
これ、もしかして私、埋められちゃいます?
「外構がまだでよ」
「あ・・・なるほど、そうでしたね」
本当かよと思いつつ、おそるおそる事務所に足を踏み入れる・・・。
まあいい。最悪、コイツの紐を光の速さで引き抜けばいいだけよ。
ひととおり事務所の中を見せて頂くと、顎で着座を促すおいなりさん。
自身もその巨躯を、いかつい革張りのソファにうずめ・・・
新築なのもおかまいなしに、葉巻で一服はじめます
ひと吸いで燃え尽きる葉巻・・・
さすがです、組長。
この構図と威圧感・・・完全にヤ〇ザです。
対して、内装ではところどころRの垂れ壁が多用されており、柔らかい雰囲気もオシャレ!
「へえ、可愛いですね!これは奥さまのご希望ですか?」
「いや、俺だ。」
「・・・。」
強烈な地雷の存在に戦慄を覚えつつ、奥さまとお子さんの帰りを待つことに。
・・・うん、まだ3時間くらいあるね
これはまさか、いつかの地獄の再来か・・・
「奥さまが戻るまで、軽く一杯飲みませんか!?」
「ん?そうか?」
「乾杯しましょう!そうしましょう!!」
手持ち無沙汰のお通夜を回避すべく、昼の3時から必死に乾杯を提案する私!
見事プレゼンが受け入れられ、おいなりさん特製のイカ刺しが振る舞われます
見てください、この色つや!
広大な高原で育った、採れたてのスルメイカです!
しかし、さすがにイカ刺しで3時間ももつわけがなく・・・
では夕飯の支度でもしましょうかという流れで、おいなりさんが餃子を仕込みはじめました!
さすがはショールームで奥さまをガン無視してリシェルSIをぶち込んだ男。
手際が良すぎて、もはや手元が見えません!
たっぷりの生姜、にんにくに加え・・・隠し味に味噌とマヨネーズを投入だと!?
これは初めて食べるぜ!
その後はまだ会って2回目のおっさんが2人、キッチンに並び黙々と餃子を包み続けるという地獄絵図
まあいい。することがあるだけ・・・
奥さまー!はやく来てくれー!
そうこうしていると、奥さまとお子さんが帰還
私がお子さんと遊んでいるうちに、おいなりさんの調理もラストスパート!
神の手際であっという間に完成し、いっただっきまーす!
先付に登場したのが、もやしのナムル
あまり野菜は食わない私ですが、一口食べてびっくり!
ニンニクとごま油がピリリと効いて、なんとも食欲をそそる仕上がりに
こいつぁビールが進むぜ!
椀物には、あさりの味噌汁。
わざわざお魚屋さんで仕入れてきてくれたようで、肉厚なあさりが溢れんばかりですごい食べ応え
砂抜きも完璧で、味噌の加減も絶妙!
なんとも贅沢な、「食う味噌汁」でした
八寸と炊き合わせとばかりに、彩り野菜サラダと、ロールキャベツ!
特にこのロールキャベツが絶品で、前日から仕込んでじっくりコトコト煮込んでくださったのだとか
かぶりつくととってもジューシーで、口の中でホロホロほどけて胃袋に直行!
下味も完璧で、ほんとクセになりそう
ヤクでも入ってたのかな?
最後は海鮮チラシと、メインの餃子!
高級魚のキンメダイやシマアジを、ふんだんに使った海鮮チラシ。
これもわざわざお魚屋さんで仕入れてきてくれたのだとか・・・
新築見せてもらった上に、このご馳走ですよ・・・ほんとすみません
そしてこのお店で出てきそうなくらいキレイな餃子ですが・・・
ヤバかったです。
食べ応えのあるしっかりめの皮は、当然のように完璧な焼き目。
香ばしさを楽しみつつ食い破ると、今度は瑞々しい肉汁が一気に流れ込んできます!
味の濁流に翻弄されつつも、だんだんとこの深い旨味の正体に気付く・・・そうだ!マヨと味噌だ!
しかし気付いた時には、もう遅く。
既に私は、ただただ咀嚼と嚥下を繰り返す人形に成り果てていたのであった・・・
そして図々しくも、ベッドまで借りる私
そうだ寝る前にトイレに行っておこう。
「トイレお借りしますね」
「おう、こっちだ」
ガララ
「わあ、かわいい!お子さんが選んだんですか?」
「いや、俺だ」
「・・・。」
■Day2
ご馳走尽くしのフルコースで始まった一日目でしたが、朝食も最高でした
まるで旅館の朝食かと見まがうような、見事な和定食!
写真は私が食べやすいよう、並べ替えちゃった後ですが・・・
当然うまいです
これでもかと盛られたなめこ汁に、アジの干物とほんのり甘いたまご焼き・・・
普段は一切朝食を取らない私ですが、思わずおかわりする始末!
いやあ、最高だったなあ・・・
そしてこの後。
朝食の後は何しよっかな!
え?いい加減、とっとと荷物まとめて帰れって?
どんだけ甘えるつもりなんだお前は!って?
観光に連れて行ってもらいました!
奥さまと息子さんも一緒に来てくれて、とっても賑やか
地元の名物を食べ歩き、お土産も買いすっかり満足の私。
最後はまたまた駅までお送り頂き、最高のグルメツアーとなったのでした!
おいなりさんとご家族の皆さん、本当にありがとうございました!
また遊ぼーねハル君
~追記~
おいなりさんも記事にしてくれたようです!
当日の様子はこちらもどうぞ
↓↓本編↓↓
え?
嘘だろまだあるのかよって?
あるあるぅ!本編あるってぇ!
でもその気持ち、分かります。
だって、私ももう書きたくないもん。。。笑
とはいえ、もうやっとこさたたみ切る目途もついてきたとこなんで・・・
あとちょっとだけ付き合ってくださいよーう!
■2パターンの色決め
商談を終え、請負契約を締結。
ここまでくると、次は外装・内装の仕様を固めてゆく色決めと呼ばれる打ち合わせに入ってゆきます
外装なら、外壁の仕上げや、屋根、サッシ、樋の色・・・
内装なら、クロスにタイルに建具にフローリング・・・
注文住宅経験者って、よく「すっげー疲れた」って言う人、いません?
思うに、この色決めで疲れ果てるんだと思うんですよね
だって決めることめっちゃ多いし!
この色決めの進め方も人それぞれ、HMそれぞれですが・・・
大別すると、以下のAパターンとBパターンに分かれるのではないでしょうか
A 好きなもの詰め込み
とにかく自分の好きな色やクロスを選ぶパターン!
マイホームジャンルのブロガーさんは、この傾向が強いでしょうか?
でも当然かもしれませんね、こだわりの吹き溜まりのようなジャンルですから(なんて言い草だ!)
実際にブログ読んでても、プロ顔負けなくらい調べまくって、見たこともないようなクロスやフロアでコーディネートしている方もお見受けします
すごいですよねえ!
半面、あまりの選択肢の多さに辟易し、悩みすぎて迷走する方もちらほら・・・
インテリアコーディネーター(IC)がカタログとサンプル帳だけドサドサと渡し、「この中から選んでください」。
こういう手合いに当たると、迷走率が格段に高くなるような気がします
B 本職の力を借りる
ヒットマンを雇うとかそういう意味ではないです
ダメですよ。いくらやる気のないICだからって、海に沈めちゃあ。
おいなりマンじゃあるまいし!
Bパターンは、プロからの提案を活かしてコーディネートするパターン!
私はかねてより、「オシャレの閾値」説を提唱しておりまして・・・
要は、住宅童貞のド素人が己のセンスを大きく上回る家を建てたいなら、たくさん建てているプロの力を借りるしかねえよ!という理屈。
でもファッションでも同じですよね?
はじめてのコーデで、いきなりおしゃれ。
そんな奴、います?
だからテレビに出る芸能人は、だいたいスタイリストを付けますよね
私たち一般人が、いちいち服を選ぶ度にスタイリストは無理ですが・・・
家だったらどうでしょう?
いますよね?まわりにプロがたーくさん!
IC、設計、営業・・・社長直々など、会社によって様々ではありますが・・・
これまで何十棟、何百棟と建ててきた歴戦のプロ達が、あなたにもついているはず!誰もいないとこはすまん!
■オススメの色決め
私がオススメなのは、断然Bパターンの進め方!
今回で最後の当シリーズ、「⑨総評。これから建てる君へ」編。
たくさんの会社を見て歩き・・・
惚れたパートナーを見つけ・・・
感動プランを手に入れた。
そんな風に見つけた最高のパートナーなら、あなたの想いを汲んだ素敵な提案をきっとしてくれるはずですよ
我が家もほんと一瞬で終わりましたからね、内装の色決め!笑
それに、せっかく専属のプロがついてくれるなら、提案を聞かないなんてもったいないと思いませんか?
あなたの払う建築費用にも、しっかり計上されてるはずですよ?
見積もり上は見えなくても。
例えば年間60棟建てる会社に、ICが8人いたとします
そのIC達の平均年収が500万円だとして、1棟あたりに掛かるICの人件費を割り出すと・・・
(500万円×8人)÷60棟=66万円/棟
このように、1棟あたり66万円の人件費が建築費に含まれている計算になります
もちろんこの中には、会社が負担している健康保険料や経費は含まれていないので・・・実際はもっとでしょう。
どうです?
そう考えると、使わないなんてもったいない!って気になりませんか?
ただ、それでも。
何度すり合わせてもセンスが合わないとか、向こうに歩み寄る気が無いとか・・・
そもそもやる気が無いっていうやつに当たる場合も、当然ありますよね
そんなときはですね・・・
首にしちゃえばいいんじゃないですか?
それも含めて、施主の舵取りですからね!
YESと言ってしまったら、その時点であなたの責任。
ぜひ後悔の無いよう、賢明なご判断を!
■web内覧会、開催中!