暑くなると、スパイシーな料理や酢の物、サラダが食べたくなります。陰陽で言えば、陰性の料理ですね。

そこで作ったのが南蛮漬けです。食べる前日に作って冷蔵庫に。
南蛮漬けを作る時は、千切り野菜を多めに漬け込みます。メインの厚揚げよりも野菜の方が多いぐらいです。
生のスライスオニオンは苦手(味はいいのですが、匂いがずっと口の中に残るので)ですが、南蛮漬けにすると食べられます。 

南蛮漬けは、玄米黒酢、水、てんさい糖、醤油を合わせて火にかけ、てんさい糖を煮溶かします。沸騰直前に火を止め、鷹の爪を加えて冷ます。
フライパンで焼いた厚揚げが熱いうちに野菜と一緒に漬け込むと味が浸み込みますよ。
マクロビオティックを始めると、豆を茹でることが増えます。豆は一晩水に浸けたり、茹で時間が長かったりで、直ぐに使いたい時に不便な事があります。
私も一人分を作る為に毎回、少量の豆を茹でようとは思わないので、大豆や黒豆などは、一度に多めの分量を煮て使っています。

時間のない時は缶詰も便利ですが、豆から茹でると、茹で汁の甘さが全然違います。

今日はひよこ豆を茹でました。
豆を煮る時は、昆布を加えます。消化吸収が良くなり、お腹にガスが溜まりにくくなります。豆を食べるとお腹が張る人は、ぜひ昆布を加えて下さい。茹で時間も短くなるようです。
ひよこ豆と茹で汁は、分けて容器に入れて保存します。

サラダに加える時は豆だけを使い、スープやトマト煮などは、煮汁を加えて作ります。ひよこ豆の煮汁は甘いので、自然な甘さの料理に仕上がります。

トマト煮は、玉葱、人参を炒めた後に塩・胡椒を振り、ひよこ豆の煮汁を加えて野菜に火が通るまで煮ます。

茹でひよこ豆とトマト缶の(ダイスカット)、クミンパウダー、乾燥バジル、を加えて煮詰めます。ピーマンとチポットレーチリパウダー(唐辛子の燻製パウダー)を加え、ピーマンに火が通ったら出来上がり。

スパゲティのソースにしたり、パンやポレンタと一緒に食べたり、グラタンにしたり、色々使えます。
きのこのマリネを作りました。作り置きできる常備菜が冷蔵庫に入っていると助かりますね。
今回使ったきのこは、エリンギ、椎茸、舞茸、占地です。

1) きのこ類は食べやすい大きさにカット。
2) オリーブオイル(米油でも)で炒めます。塩・黒胡椒・乾燥バジルを振ります。
3) ボールに合わせておいたお酢(今回は玄米黒酢)、てん菜糖、醤油を加えて沸騰直前で火を止めます。加熱し過ぎるとお酢の酸味が飛び過ぎるので注意。
スライスのパプリカも彩りで加えました。バジルをディルやクミンシードに変えて作ることもあります。冷まして冷蔵庫で保存。

お休みの日に作って、お弁当に使いました。
炊きたての玄米ご飯にきのこマリネ(マリネ液も適量・ご飯がベタベタにならない程度)、胡桃と人参の柚子ポン酢炒め、角切りにして塩を振っておいた胡瓜と混ぜ合わせ、洋風ちらし寿司にしました。

この日のお弁当は、ちらし寿司の他に南瓜サラダ、ミニトマト、焼き鯖、胡瓜と若芽和え物

次の日には、蒸し豆ミックス、トマト、コーン、胡瓜を加えてサラダに。

きのこは、天日干しにしてから使っています。
室内の日の当たる場所に置いておくだけで、栄養価や旨み成分が増します。骨を丈夫にするビタミンDも増すので、骨粗鬆症の予防にもなりますよ。冷凍保存する場合も、天日干ししてから冷凍するようにしています。