以前にホットケーキによる糖化のモデル実験 を紹介しましたが、微妙な色変化が
見にくかったので溶液を使って再実験してみました。
アミノ酸とグルコースを溶液中で反応させる実験です。ビックリマーク


<材料>
 ・アラニン(アミノ酸の一種) ・・・・ ほぼ全てのタンパク質に存在するアミノ酸の一種です
 ・グルコース(ブドウ糖)    ・・・・ ヒトが血糖として利用している糖分です


<実験条件>
 10%のアラニン水溶液グルコース無添加および1%、5%、10%、20%
 なるように溶かした溶液を作成した後、ガラス瓶に入れて沸騰水中で加熱しました。


<結果と考察>

 写真は向かって左から、グルコース無添加、1%、5%、10%、20%添加です。


糖化は老化! de アンチエイジング-着色モデル(溶液)


左端の瓶は溶液が無色透明のままですが、右側ほど茶色が濃くなっています。
この結果はグルコース濃度が高いほど糖化反応が進みやすく、着色しやすいことを
示しています。


本実験では時間短縮のため沸騰水中(約100℃)で反応させました。
しかしカラダの中は約37℃(体温)なのでもっと緩やかに反応が進みます。
健康な方の血糖は食後でも0.2%(200mg/dL)未満なので、このモデル実験
のグルコース1%溶液よりも低レベルの反応になります。
カラダの中ではグルコース濃度が5%を越えるようなことは無いので、向かって右半分
の瓶のように溶液が茶色くなるレベルまで反応が進むことは無いと考えられます。メモ


注目すべき点はグルコース1%溶液の着色です。!!
着色は僅かでしたが左端のグルコース無添加溶液と比較すると明らかにくすんでいます
僅かな色変化であっても見た目の変化が大きいことをご覧いただけると思います。
このレベルの変化は加齢や生活習慣の乱れによっては起こる可能性があると思います。


実際の肌のクスミはメラニン量や肌理(きめ)などの影響もあります。
このためモデル実験だけで肌のクスミが起こる原因を説明できるわけではありません。

しかしこの結果は、糖化による着色が肌の透明感に影響を与えていることを示せたのでは
ないか思っています。