体の老化に糖化が関係していることが広く知られるようになって10数年。
糖化に関係する用語を書籍や健康情報でよく目にするようになりました。
簡単に言うと・・・・
体の糖化が進むと、老化の原因物質であるAGEsが蓄積する。
これを作らない、溜めない、排出しやすくするのが抗糖化。
「抗糖化」という用語は広告宣伝への使用がNGと指摘されることもあるので
安全を見越して「糖化ケア」とも言われることもあります。
意味はどちらもほぼ同じです。
ところで「AGEs」。
目読しているときには気にならないのですが、
音読しようとすると・・・・うっ?
A・G・E に、小文字の s が付いている。
素直に読むと「えー、じー、いー、えす」
少し恰好よく読むと「えいじす」
ちょっとごまかして読むと「えー、じー、いー、(ズ)」
小文字の s を言ったか言わなかったの程度でごまかす。
みなさんは、どう読んでますか?
正解は! 全部マルです。
どう読んでも良いのです。
そもそもAGEsは Advanced Glycation End Products の略語です。
AGEsは単一の物質でなく、物質群なので複数形の s が付いています。
TV番組やマスコミでは s が言いにくいので
「えー・じー・いー」と音読されることが多いです。
またAGEsの日本語訳も多数あります。
・糖化最終生成物
・終末糖化産物
・後期糖化生成物 など
これらの日本語表記も、どれを使っても良いです。
情報番組や書籍ではできる限り同じ用語を使う方が良いので
糖化ストレス研究会では
AGEs = 終末糖化産物 を推奨しています。
AGEsの日本語表記について(糖化ストレス研究会)
https://www.toukastress.jp/info/article/304
言葉って大切ですよね。
使うシーンによっては1つで言い表せないのも言葉なのです。