関東も梅雨雨入りし、気温も湿度も高くなる日が続いてきますね。暑くなりはじめのタイミングでは体が暑さに順応(暑熱順化)できていない為に熱中症で搬送される人がぐっと増えます。今年はコロナの影響でイベントやスポーツ大会も延期になったこともあり昨年に比べると搬送者数は少ないようですが、夏に向けて厚生労働省も熱中症予防を呼び掛けています。

 

人間には優れた体温調節機能が備わっており女の子男の子、体内で発生した熱メラメラを血液に移し、熱い血液を体表の皮膚近くの毛細血管に広げて熱を体外に放出し、血液の温度を下げ、冷えた血液が体内に戻っていくことで、体を冷やします。さらに汗汗をかくことで蒸発したときの気化熱によって皮膚から放熱して体温を下げています。汗には水分だけでなく塩分も含まれており、まだ暑さに慣れていない時の汗は塩分が多くベタベタしていますが、体が慣れていくと汗腺の働きが良くなり塩分が再吸収されるのでサラサラな汗に変わっていきます。

従って特に暑さに慣れていない時の水分補給には水分だけでなく塩分、つまりナトリウムをある程度含んでいる飲み物が良いと言えます。最適な濃度として塩分濃度0.10.2%、ナトリウム量としては飲料のパッケージの栄養成分表示にナトリウムが4080/100mlです。

 ペットボトルに入ったスポーツドリンクのイラスト

また、高齢の方や太っている方は体の筋肉量が少ない為、体の水分量が少なく、熱中症のリスクが高まります。太っている方は大汗をかいているイメージがあるので水分量が多いと思われがちですが、水は脂に溶けないので体脂肪率が高いと水分量は少ないのです。更に高齢者については、温度に対する感覚が弱くなるため、クーラーをつけないで過ごしていたりと室内での熱中症発生にも注意が必要です。

 室内で熱中症になっている人のイラスト

熱中症予防には適度な温度環境を保つこととこまめな水分補給がとても大切です。

食事以外に10時と15あたりにお茶タイム時計を設けましょう。

特に高齢者ではのどの渇きを認識する感受性が低下していますし、更に認知機能が衰えてくると、脳の働きが低下して自律神経の働きが悪くなっていることもあり脱水を起こしやすくなっていますので家族の方から積極的に呼び掛けて、時間を決めて水分補給のタイミングを作ることを勧めします。

 

ところで、私共からの提案ですが、そのお茶タイム時計のタイミングでフェルガードを飲んでみてはいかがでしょうか?実はフェルガードは食事の時よりも空腹時に飲んだ時の方が効率よく体内で使われることが分かっています。

飲み忘れをしないように食事のタイミングで飲んでいらっしゃる方が多いのですが、夏に向けてお茶タイム時計を作るとともに、飲むタイミングを変えてみるのも一つだと思います。縁側でくつろぐ夫婦のイラスト