阿部詩&一二三、同日Vで兄妹五輪連覇へ弾み!決勝は10秒&49秒で決着 | Gマークの「中今を生きる」ブログ

Gマークの「中今を生きる」ブログ

ブログの説明を入力します。

柔道の、阿部詩&一二三兄妹が凄い! 


 まさに、日本の誇りだ。


 一時は、「掛け逃げ」や、ポイント狙いの外国に勝てずに、日本のお家芸・柔道は低迷した時期もあったが、オール一本勝ち、しかも秒殺とは嬉しい限りだ。


体調が万全なら、無差別級にも挑戦して欲しい位だ。



 記事抜粋


 阿部詩&一二三、同日Vで兄妹五輪連覇へ弾み!決勝は10秒&49秒で決着




 阿部一二三(左)と阿部詩


 ◆柔道 ▽GSアンタルヤ大会 第1日(29日、トルコ・アンタルヤ) 男女5階級が行われ、男子66キロ級の阿部一二三(26)と、女子52キロ級で妹の阿部詩(23)=ともにパーク24=が全5試合一本勝ちで優勝した。 


 ともに代表に内定し、日本柔道界初の兄妹での同日2連覇を目指す今夏のパリ五輪に向け、最後の実戦で弾みをつけた。 


 女子48キロ級では世界選手権3連覇でパリ五輪代表の角田夏実(31)=SBC湘南美容クリニック=も全5戦を一本勝ちで制した。


 * * * 


 五輪2連覇への試練を、阿部詩が力強く乗り越えた。女子52キロ級決勝。東京五輪銅メダルのチェルシー・ジャイルズ(英国)に対し、組み手争いで「相手の力があまり伝わってこなかった。

いけるかな」と瞬時に判断。切れ味抜群の内股を仕掛け、開始わずか10秒で試合を決めた。 


パリ五輪前最後の実戦で、全5試合をオール一本勝ちと圧倒的な強さを示した。 大会への出国前。昨年10月頃から慢性的な腰の痛みを抱えていたことを告白した。


 痛みが残り、十分な稽古量も積めていなかった。試合の時期を遅らせることも選択肢にはあったが「五輪の時に100%じゃない状況を想定して、今回の試合は挑みたい。 


 不安要素はたくさんあるけど、それも自分への試練と思って頑張りたい」。逆境も一つの経験として、予定通りの出場を決断した。 


 フタを開けてみれば、腰痛の影響は全く感じさせなかった。 


「自分自身の持っている柔道をするしかなかった」と動きに制限を抱えた状態ではあったが、積極的に攻めて一本勝ちを重ねた。 


 大会前はなかなか前向きな気持ちになれなかったとも明かしていたが、「意外と吹っ切れて試合に挑めた」と笑った。

 兄・一二三とともに、最高の結果でパリに弾みをつけた。 

 「まだまだ満足せず、パリ五輪の舞台でさらに強い自分を見てもらえるように努力したい」。 


 たくましさを増した女王が、連覇が懸かる今夏へ突き進む。


 ◆一二三、海外勢に6年無敗 阿部一二三が、五輪連覇へ盤石の強さを証明した。決勝は49秒でエモマリ(タジキスタン)を大内刈りで仕留めるなど、初戦から5試合全てを技による一本勝ち。


「パリ五輪に向けて勢いをつけられる大会にしたい」と掲げたテーマを体現する圧勝劇にも、表情はほとんど変えず。 

 「優勝できたことは良かったが、通過点。五輪では今大会よりさらにいいものをつくり上げて挑まないといけない」と冷静だった。


 海外勢には2018年7月を最後に無敗だ。対戦相手が徹底的に研究して臨んでくる中で、ブシッタ(モロッコ)との3回戦では強化してきた足技で決めた。 


「練習した成果が出た。あれは良かった」と自画自賛するなど、柔道の幅を広げている。妹・詩と挑む兄妹同日での五輪連覇へ「五輪という舞台で、きょうだいで君が代を聴きたい」と胸を高鳴らせた。 


 報知新聞社