1億円札の作り方 -10ページ目

香港の不動産バブル崩壊!?

昨月末、香港では、短期の転売を対象に追加課税する

「特別印紙税(SSD)」

の税率引き上げと、香港の永住権を持たない不動産取得者への

「購入者印紙税(BSD)」

の導入が実施されました。


これによって、短期での転売では最大、20%までの印紙税が

かかることになります。


また同時に、

「香港永住者でない人」

が不動産を購入する場合にも印紙税を15%上乗せするなど、

非常に厳しい措置となっています。


香港は、中国のお金が海外へ流れる際の流入先として、バブルとも取れる

大きな不動産価格の上昇を続けてきました。

1997年の「返還バブル」も超えた水準、ということで

香港政府も再三に渡って警鐘を鳴らしていたのですが、

確かに上がっている事は実感しますし、ちょっと異常な水準だなとも思います。


先週末は、この税制が適用される前の駆け込みで、中国人が香港に

押し寄せて、不動産の売却の手続き等を行ったという噂がありました。


外国人の購入規制や短期売買の追加課税、印紙税率の上方修正は、

中国やシンガポールでも行われていますので、バブルを警戒した

動き方はこんなものかなと思ってはいますが、

こういう動きを間近でリアルタイムに見て実感できる、ということは

自分にとって、とても大切な経験になります。