京町家というより、まさに古民家。
たたみにちゃぶ台に座布団、そしてゆったりとした空気感。
日本人のDNAに染み込んだ
安心感を届けてくれるような、とっても穏やかな1軒でした。
GW前半の関西旅では、新しいお店にもまた一つ。
それが、北野さんのすぐそばの上七軒にオープンした
『喫茶暖々』さん。
場所はちょうど、CLEHAさんの1本筋違いに建つ古民家です。
以前は間借り営業をされていた
自家焙煎の「KENGO COFFEE」さんと、季節のおかしを作る「蕾」さんが
おふたりで始められた実店舗のよう。
うかがって写真を撮らせていただきました。
カフェスペースは1階と2階とに分かれていて
2階はまさに、昭和がそのままタイムスリップしてきたかのような
お座敷空間になっています。
畳の感触がほんとに久しぶりで、
最近、この感覚を味わうことってなかなかないなあなんて
ちょっと感慨深く、そして懐かしい気分。
おざぶとんにちゃぶ台もとってもかわいくて♪
最近は作り込まれた昭和レトロ・大正浪漫も多いけど
どちらかというと、ごく自然な生活感を感じられる一室です。
格子窓からは日差しもたっぷり。
スコーンと、自家焙煎珈琲の「鼓」をいただきました。
なんとKENGO COFFEEさんは、太鼓演奏者とのことで
「鼓」という一杯の名前も
大太鼓よりも軽やかな味わいであることをイメージして付けたのだとか。
ブラジル、ケニア、バリ(インドネシア)のブレンドで
中深煎りながらもしっかりと重厚感とコクのある一杯。
蕾さんのつくるスコーンは
きたほなみ小麦の全粒粉が使われています。
焼き物に、自家製の甘夏マーマレードとホイップを添えて。
ザックリ、プチプチと全粒粉らしいほどよい食感といい香り。
素朴ながらも、そのままでもほんのりと甘さがあり、
じわじわと小麦のおいしさが染み出す感覚。
この日はちょうど焼き立てだったこともあり
内側のしっとりした生地感もおいしかったです。
なにより、そよそよを春風がなびく音を聞きながら
お座敷で過ごす時間がすごくよくて。
のんびりじっくり、おやつとコーヒー。
最近は京都も賑わっているけど、こうして穏やかな時間に出会えると
やっぱりいい街だなと再認識します。
こちらにもぜひ、また。
今日も美味しいものをいただけることに、感謝。
いつもありがとうございます。
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今日のカフェ
【喫茶暖々】
京都府京都市上京区今出川通七本松西入真盛町726-6