マイペースで、好きなことを。
とっても謙虚で、やさしい奥様が作る
かわいくて小さなカフェで、あったかい手作りおやつを。
ころころんっと丸まったスコーンは
見た目よりもとってもやわらかくて
パンのような穏やかなスコーンでした*
コーヒーはたっぷりサイズのマグで、なのも嬉しいです。
郡山はやっぱり車社会。
カフェの絶対数が少ないのはもちろんだけど
行ってみたい!と思っても車がないと難しいのが現実で、、、。
そのなかでもギリギリ、バスや徒歩でいけるお店をいくつかだけ回れました。
そのひとつが『yuki cafe』さん。
大通りから一本脇道に入ったところにひっそりと佇む
外観も、小さくてかわいいカフェ。
うかがって写真を撮らせていただきました。
店内はカウンターが3席と、テーブル席が4席だけ。
とっても穏やかな奥様が、おひとりで営まれているみたい。
かわいらしさもあり、でもどこかすごくアットホーム。
郡山はやっぱりすごく寒くて、空気冷たい毎日。
それでも不思議と
こういうお店に来ると、肉体的にではなく
じんわりとあたたかくなります。
かわいい起き上がり小法師がズラリ♪
福島と言えば赤べこも有名ですが、
起き上がり小法師も会津の伝統的な縁起物なんですって。
紅白なのも晴れやか。
スコーンと、オリジナルブレンドを。
「うちのお菓子は地味でいつも同じで、よく来てくれるかたには申し訳ないです」
なんて話されていた奥様。
それでもケーキは5〜6種類もあってとっても豊富!
チーズケーキにあずきプリン、スコーンにシフォンなどタイプもさまざま。
たまごを使っていないというスコーンは
表面もしっとりとして、中はみっちり。
ぎゅっと中身の詰まったパンのような、やさしくてシンプルなおいしさ。
甘さも控えめ。
スコーンには、ブルーベリージャムが定番なんです、という店主さん。
しっかり果肉が感じられるジャムがまたおいしい。
終始おだやかで、こちらが申し訳なくなるくらい低姿勢。
それでもきっと、お菓子を作ったり
ご近所の方をおもてなしするのが好きなんだろうな。
むぎゅむぎゅっと噛み締めながらおいしくいただきました。
最後にうかがったら、やはりお名前が「ユキ」さんとおっしゃるのだそう。
「かっこつけた名前も思い浮かばないので、そのまんまです」
そう笑ってらしたお姿が
お人柄そのものなんだろうなあ。
今日も美味しいものをいただけることに、感謝。
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ミニエッセイ『粉のカタマリ。-9つの スコーンとカフェの 歩き方- 』
また、下記書店さんでもお取り扱いいただいております。
蔦屋書店さん(代官山・中目黒・銀座)
千駄木 往来堂書店さん、谷中 ひるねこBOOOKSさん
ジュンク堂書店 池袋本店さん
下北沢 本屋B&Bさん、京都 レティシア書房さん
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今日のカフェ
福島県郡山市桜木2-22-5
090-7320-1705