小ネタ『「「マテリアライズっ!」」(CV.諏訪部順一&神奈延年)』(舞-乙HiME×Fate)
Web拍手御礼第四弾
Fateと舞-乙HiMEのクロスオーバー企画。
なんでかエアルに呼ばれたアーチャーとランサー。とりあえず一般人にとけこんでみたらしい。
時系列は謎。シチュエーションも謎。
なんか、ガルデローベにスレイブの大群が迫っているという設定でひとつ。
------------------------------------------------------
「ランサーさん! アーチャーさん!」
アリカが叫ぶ。不敵な笑みでそれを制し、ランサーは顎をしゃくった。
「──いいから。嬢ちゃんたちは急ぎな。ここは、俺たちが引き受けた」
「ガルベローデは乙女の園と聞く。我々のような無骨者が、おいそれと入り込んでよい場所ではなかろう?」
彼の言葉を、アーチャーが引き継いだ。
敵の大群が見えていないかのように平然とした二人の男。
その本当の実力を、彼女たちは未だ知らない。それでも、感じることのできたものはある。
すなわち──
彼らには、ただの一度の敗走もない。
「すみません、よろしくお願いします!!」
アリカ・ユメミヤを初めとするオトメたちが、次々と飛んでゆく。
彼女たちを見送るアーチャーの瞳は、どこか優しく。また、ある種の憧憬の光を宿していた。
もっとも視線が戦場へと向かったその時には、その光は幻のように消えうせている。
彼の代名詞とも言える鷹の目がそこには在った。
いかな彼らとて、一般人を装ったこの格好のままでは戦い抜けるはずもない。
一呼吸に武装しようとして、
「まあ待てよ、アーチャー」
クランの猛犬と呼ばれた男は、ニヤっと笑った。
──その笑みだけで彼の言葉の意味が理解できてしまったのが、なんとなく腹立たしい。
「別にそれでも構わんが。折角こんな妙な世界に来てるってのに、味気ないとは思わねえか?」
「ふむ。察するに、君はこう言いたいのだろう。『郷に入りては郷に従え』と」
「んー、まあそんな言葉は知らねえが、多分そういうことだ」
「……やれやれ。相変わらず酔狂だな、君は」
「抜かせ。テメエこそ、こういうのには憧れがあるんじゃねえのか?
お前が生きてた頃の御伽噺でいう正義の味方ってのは、要するにあんな感じだろ。それを目指して生きてたんだろうがよ」
「それが恥ずかしながらその通りでな。いささか抵抗はあるが……まあ、たまにはこんな“遊び”も悪くない」
ク、と唇の端を吊り上げ、■■■は笑う。
そうして。英雄二人は、同時にその言霊を呟いた。
──マテリアライズ──
それは、彼女たちの呪文。この世界にて戦を担う、オトメたちの宣誓の唄。
彼らがそれを唱えることには、何の意味もない。彼らはただ己が意志をもって武装することが可能だ。
では、何ゆえに?
……それは決意表明であった。
無垢なオトメ/乙女達を護る騎士として、正義の味方として闘うことの。
暴風が吹き荒れる。
それは、魔力の風だ。英霊二人が、神秘をこの場に具現化させる。
赤の聖骸布。青の皮鎧。それぞれの手に握られたのは、干将・莫耶にゲイボルグ。
彼らが生涯を共にした、相棒たる宝具である。
かくして、紅と蒼の守護者がここに降臨した。
英霊たる彼らを相手に、スレイブ如きが何百迫ろうと及ぶはずもない───。
------------------------------------------------------
なるべく格好良く描写しようと頑張ってみたが挫折。特にランサーの言動がもう意味わかりません。
想像するとホントにマヌケな光景だなあ……orz
あ、なんとなく“彼”の真名を伏せておきました。
Fateと舞-乙HiMEのクロスオーバー企画。
なんでかエアルに呼ばれたアーチャーとランサー。とりあえず一般人にとけこんでみたらしい。
時系列は謎。シチュエーションも謎。
なんか、ガルデローベにスレイブの大群が迫っているという設定でひとつ。
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「ランサーさん! アーチャーさん!」
アリカが叫ぶ。不敵な笑みでそれを制し、ランサーは顎をしゃくった。
「──いいから。嬢ちゃんたちは急ぎな。ここは、俺たちが引き受けた」
「ガルベローデは乙女の園と聞く。我々のような無骨者が、おいそれと入り込んでよい場所ではなかろう?」
彼の言葉を、アーチャーが引き継いだ。
敵の大群が見えていないかのように平然とした二人の男。
その本当の実力を、彼女たちは未だ知らない。それでも、感じることのできたものはある。
すなわち──
彼らには、ただの一度の敗走もない。
「すみません、よろしくお願いします!!」
アリカ・ユメミヤを初めとするオトメたちが、次々と飛んでゆく。
彼女たちを見送るアーチャーの瞳は、どこか優しく。また、ある種の憧憬の光を宿していた。
もっとも視線が戦場へと向かったその時には、その光は幻のように消えうせている。
彼の代名詞とも言える鷹の目がそこには在った。
いかな彼らとて、一般人を装ったこの格好のままでは戦い抜けるはずもない。
一呼吸に武装しようとして、
「まあ待てよ、アーチャー」
クランの猛犬と呼ばれた男は、ニヤっと笑った。
──その笑みだけで彼の言葉の意味が理解できてしまったのが、なんとなく腹立たしい。
「別にそれでも構わんが。折角こんな妙な世界に来てるってのに、味気ないとは思わねえか?」
「ふむ。察するに、君はこう言いたいのだろう。『郷に入りては郷に従え』と」
「んー、まあそんな言葉は知らねえが、多分そういうことだ」
「……やれやれ。相変わらず酔狂だな、君は」
「抜かせ。テメエこそ、こういうのには憧れがあるんじゃねえのか?
お前が生きてた頃の御伽噺でいう正義の味方ってのは、要するにあんな感じだろ。それを目指して生きてたんだろうがよ」
「それが恥ずかしながらその通りでな。いささか抵抗はあるが……まあ、たまにはこんな“遊び”も悪くない」
ク、と唇の端を吊り上げ、■■■は笑う。
そうして。英雄二人は、同時にその言霊を呟いた。
──マテリアライズ──
それは、彼女たちの呪文。この世界にて戦を担う、オトメたちの宣誓の唄。
彼らがそれを唱えることには、何の意味もない。彼らはただ己が意志をもって武装することが可能だ。
では、何ゆえに?
……それは決意表明であった。
無垢なオトメ/乙女達を護る騎士として、正義の味方として闘うことの。
暴風が吹き荒れる。
それは、魔力の風だ。英霊二人が、神秘をこの場に具現化させる。
赤の聖骸布。青の皮鎧。それぞれの手に握られたのは、干将・莫耶にゲイボルグ。
彼らが生涯を共にした、相棒たる宝具である。
かくして、紅と蒼の守護者がここに降臨した。
英霊たる彼らを相手に、スレイブ如きが何百迫ろうと及ぶはずもない───。
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なるべく格好良く描写しようと頑張ってみたが挫折。特にランサーの言動がもう意味わかりません。
想像するとホントにマヌケな光景だなあ……orz
あ、なんとなく“彼”の真名を伏せておきました。
小ネタ『衝撃のドリル』(マリア様がみてる(?))
Web拍手御礼小ネタ第三弾
『マリア様がみてる 未来の白地図』より。
P156。クリスマスパーティーの最中、ひそやかに部屋を出て行く少女。
……初めに言っておきますが。
これはわかる人にしかわからない、単なる遊びです。
祐巳視点。
------------------------------------------------------
───て。
「─────────」
なんか、瞳子ちゃんがこっそり帰ろうとしてる。
「──────」
言葉がない。
なんでこの場所から瞳子ちゃんが去るのか。
なんであんなひっそりと、誰にも気づかれないように出て行こうとしているのか。
それも凄い不機嫌さで。
額に皺を寄せて、お茶などいらぬ、一度足を止めれば二度と気づかれること無く出て行けはせぬわ、という忍者の如き隠形。
というか意地になってないかな瞳子ちゃん、歩くスピードが尋常じゃない。
もしかして嫌なのか。この洋風と和風の融合を狙った合体事故のあげくココハりりあん女学園ゴキゲンヨウオ姉サマみたいな薔薇の館にいるのが嫌だというのか。
だとしたらまずい、瞳子ちゃんもまずいが私もまずい。
アレ、絶対人に言えない悩みを抱え込んでる。そうでなくちゃ説明できない。
(省略。二人はマリア像の前までやってきた。
色々と語る。)
「世迷言を言いました。忘れてください」
背を向けて歩き出しながら、瞳子ちゃんは言う。
「……………………」
言葉を探しながら……いや、もう何を言おうとしているのか自分でもわからないが……ともかく言葉を探しながらその場にとどまる。
「──────」
じっと瞳子ちゃんの様子を観察する。
……凄い。二人の距離は、どんどん広がるのみだ。
この子、ホントにこのまま帰る気か……と喉を鳴らした時、不意に私は叫んでいた。
「瞳子ちゃん!」
「──────」
視線が合う。
二人はマリア様の前で向かい合って、
「私の妹にならない───?」
「お断りいたします───!」
全力で返答される。
瞳子ちゃんは激情を抑え込むような笑顔を作って、さっくりと私の申し込みを断ってしまった。
……って。
もしかして瞳子ちゃんってば、私の申し出に不愉快になっちゃったんだろうか?
--------------------------------------------------------------------------------
<注>
というわけで、Fate/stay nightの某シーンの改変作品でした。
あんな切ないシーンを見てこういう改変を思いつく辺り、私はわりと外道だと思う。
『マリア様がみてる 未来の白地図』より。
P156。クリスマスパーティーの最中、ひそやかに部屋を出て行く少女。
……初めに言っておきますが。
これはわかる人にしかわからない、単なる遊びです。
祐巳視点。
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───て。
「─────────」
なんか、瞳子ちゃんがこっそり帰ろうとしてる。
「──────」
言葉がない。
なんでこの場所から瞳子ちゃんが去るのか。
なんであんなひっそりと、誰にも気づかれないように出て行こうとしているのか。
それも凄い不機嫌さで。
額に皺を寄せて、お茶などいらぬ、一度足を止めれば二度と気づかれること無く出て行けはせぬわ、という忍者の如き隠形。
というか意地になってないかな瞳子ちゃん、歩くスピードが尋常じゃない。
もしかして嫌なのか。この洋風と和風の融合を狙った合体事故のあげくココハりりあん女学園ゴキゲンヨウオ姉サマみたいな薔薇の館にいるのが嫌だというのか。
だとしたらまずい、瞳子ちゃんもまずいが私もまずい。
アレ、絶対人に言えない悩みを抱え込んでる。そうでなくちゃ説明できない。
(省略。二人はマリア像の前までやってきた。
色々と語る。)
「世迷言を言いました。忘れてください」
背を向けて歩き出しながら、瞳子ちゃんは言う。
「……………………」
言葉を探しながら……いや、もう何を言おうとしているのか自分でもわからないが……ともかく言葉を探しながらその場にとどまる。
「──────」
じっと瞳子ちゃんの様子を観察する。
……凄い。二人の距離は、どんどん広がるのみだ。
この子、ホントにこのまま帰る気か……と喉を鳴らした時、不意に私は叫んでいた。
「瞳子ちゃん!」
「──────」
視線が合う。
二人はマリア様の前で向かい合って、
「私の妹にならない───?」
「お断りいたします───!」
全力で返答される。
瞳子ちゃんは激情を抑え込むような笑顔を作って、さっくりと私の申し込みを断ってしまった。
……って。
もしかして瞳子ちゃんってば、私の申し出に不愉快になっちゃったんだろうか?
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<注>
というわけで、Fate/stay nightの某シーンの改変作品でした。
あんな切ないシーンを見てこういう改変を思いつく辺り、私はわりと外道だと思う。
小ネタ『中の人的に』(舞-HiME・アニメ版)
旧拍手御礼第二弾
アニメ版舞-HiME終了後の世界。
パッと見、よくわからんネタ。
************
HiME達が争う『蝕の祭り』も終わり、平和を取り戻した風華学園。
その一角、高等部生徒会室。
今日も今日とて、のほほんとした引退間近の生徒会長に噛み付く執行部長の姿があった。
「ですから、ここは会長に迅速な判断を下していただきたいと……」
「まあまあ。珠洲城さん、ちょう落ち着いて……」
さっきから長々と押し問答を続けている両者。相変わらずのんびりと受け流そうとする静留に、遥はとうとうブチ切れた。
「……だあぁぁぁぁぁっ!! のらりくらりと逃げ回るのもいい加減にしなさいよ、藤乃!
正直あの時何が起こったかなんてよくわからないけどとりあえず!
私を殺した責任、とって(私の言うこと聞いてバリバリ働いて)もらうんだから!!」
雄々しく叫ぶ遥。己の言葉がどう受け取られるかなど、考えもせず。
「これ以上誤魔化そうってんならこっちだって──」
「そ、そんな、責任って……遥ちゃん……っ」
「──へ? ちょ、ちょっと、何で泣いてるのよ雪乃!?」
「そら菊川さんも傷つくわぁ。女の子が他人に向かって『責任とってもらう』なんて、気軽に言うたらあかんえ?」
「い、一体何の話よ!?」
コロコロと笑う静留。
「遥ちゃんはやっぱり、藤乃会長のこと……」などと謎の言葉を洩らしながら、さめざめと涙を流す雪乃。
自分の発言がどう受け取られたのかさっぱり理解できず、パニックに陥っている遥。
そんな彼女達を見つつ、神崎黎人は湯飲みを口元へと持っていった。
「楽しそうだねえ……」
自分で淹れたお茶を美味そうにすする彼の姿は、なんだかこう、若いくせに実に好々爺然としていた。
そんな、ある日の生徒会室。
************
<注>
つまり、遥の中の人はメルブラでアルクェイドの役をやってるのですよ。
ただそれだけ。
アニメ版舞-HiME終了後の世界。
パッと見、よくわからんネタ。
************
HiME達が争う『蝕の祭り』も終わり、平和を取り戻した風華学園。
その一角、高等部生徒会室。
今日も今日とて、のほほんとした引退間近の生徒会長に噛み付く執行部長の姿があった。
「ですから、ここは会長に迅速な判断を下していただきたいと……」
「まあまあ。珠洲城さん、ちょう落ち着いて……」
さっきから長々と押し問答を続けている両者。相変わらずのんびりと受け流そうとする静留に、遥はとうとうブチ切れた。
「……だあぁぁぁぁぁっ!! のらりくらりと逃げ回るのもいい加減にしなさいよ、藤乃!
正直あの時何が起こったかなんてよくわからないけどとりあえず!
私を殺した責任、とって(私の言うこと聞いてバリバリ働いて)もらうんだから!!」
雄々しく叫ぶ遥。己の言葉がどう受け取られるかなど、考えもせず。
「これ以上誤魔化そうってんならこっちだって──」
「そ、そんな、責任って……遥ちゃん……っ」
「──へ? ちょ、ちょっと、何で泣いてるのよ雪乃!?」
「そら菊川さんも傷つくわぁ。女の子が他人に向かって『責任とってもらう』なんて、気軽に言うたらあかんえ?」
「い、一体何の話よ!?」
コロコロと笑う静留。
「遥ちゃんはやっぱり、藤乃会長のこと……」などと謎の言葉を洩らしながら、さめざめと涙を流す雪乃。
自分の発言がどう受け取られたのかさっぱり理解できず、パニックに陥っている遥。
そんな彼女達を見つつ、神崎黎人は湯飲みを口元へと持っていった。
「楽しそうだねえ……」
自分で淹れたお茶を美味そうにすする彼の姿は、なんだかこう、若いくせに実に好々爺然としていた。
そんな、ある日の生徒会室。
************
<注>
つまり、遥の中の人はメルブラでアルクェイドの役をやってるのですよ。
ただそれだけ。