病院から帰って2~3時間寝入って目が覚めた。
もう日は落ちていた。
最近の夕方の発熱に伴うダルさを上回るダルさがあった。
((これはやばいかも…))
熱を測ると39度を超えていた。げー!
いつも以上に熱が出てるっ。
数時間前に聞いた主治医の声が浮かぶ。
「熱が出たら入院だからね…」
母が訪問看護師さんに報告すると、
「白血球1600で熱がそんなにでたら危ないのですぐに病院に行って下さい」と言われた。
私は電話をかわり
「明日の朝一に行くので今日は家で寝たいです。咳も痰もでてない、意識もしっかりしてる、元気もある。絶対明日病院に行ってそれでダメなら入院します。」
とわがままをとおした。
すぐにロキソニンを飲み、あっという間に熱が下がった。
このまま下がり続けてくれたら…。
最後に入院したのは去年の6月後半。
色々あって長引いて退院が8月だった。
それから入院することもなく在宅療養の記録を延ばしてした。
『こんなに入院してないのって初めてじゃない?』
『もう少しで1年家に居れた事になるね!』
なんて話してた矢先だ。
で、次の日の朝も熱は下がったままで、入院になるかも…なんて全く思わず
「数値がさ、3000位にポーンって上がってないかな」
なんて呑気に話してた。
その日主治医の先生はおらず、前回入院したときに担当した先生がいたので診てもらった。
前日からの経緯を話し、すぐに肺のCTと採血をした。
肺の状態は悪くなかった。間質性肺炎も悪化していない。
採血は…。
炎症反応が上がって(CRP1.72)
白血球の値がさらに下がっていた。(WBC1000)
血液培養の検査や、白血球を増やすお薬や、別の抗生剤点滴の為即入院だった。
この期に及んで
「家で点滴治療することはできませんか?」などと帰ろうとしていた私はバカだ。
担当の先生は、すぐに「死ぬぞ」と脅す主治医とは違い(言いたくもなる気持ちもわかるけど)きちんと分かりやすく説明、説得してくれた。
5月10日、約1年ぶりに入院となった。
私は病院が嫌いだ。
薬をすぐに使うことも嫌いだ。
入院なんてもっと嫌いだ。
でも何度となく薬や病院や入院に助けられてきた。
膠原病内科の先生達は、なるべく自宅へ帰れる方法を探してくれて出来る限り、私の希望を聞いてくれる。
入院中は看護師さん達がすごくよくしてくださる。
薬で腸を動かしたり、熱を下げたり菌を殺したりするのは本当はよくないと思うけど、今の私の病気では必要な事なんじゃないかと思う。
そんな訳で嫌いな病院にも感謝し、早めに退院しようと思いを馳せた。(結局…)