こんにちは
愛知県大府市のメガネ屋・GLASS JOY 02（グラスジョイオオブ）の中村です。
今朝はかなり強い風が吹く大府
それに伴い寒さも強烈になってきました。
いよいよ冬本番の様相ですね。
皆さん、風邪をひかれないようお気を付け下さい。
さて、先日お越しいただいたお客様とのやり取り。
候補のフレームを絞った段。
おすすめのレンズとそのお値段は？という話に。
度数とフレーム形状から見て、少し薄めになる素材の非球面レンズをお勧めしました。
するとお客様からの反応は。
「非球面レンズだと歪んだりクラクラして歩けない」
そんなことがあるのでしょうか
そのことについて少しお話します。
球面だとか非球面というのはメガネレンズの設計のこと。
基本的にレンズは表面が湾曲を描いています。
裏面に違うカーブを付けることで「度数」が発生するのです。
そしてこの表面が、全体に一様の湾曲具合となっているものは「球面レンズ」。
湾曲が部分的に異なるものは「非球面レンズ」となります。
最初のお客様の反応に話を戻しますと、非球面レンズだと歪んで見えてしまうということでした。
「レンズは非球面レンズの方が良いと聞いたけど」
メガネをご利用の方はこうおっしゃるかもしれません。
確かにレンズを薄くするという点においては、球面レンズより非球面レンズの方が優れます。
しかし見え方と言う点においては非球面レンズが優れるということはないと思います。
むしろこのお客様のように歪んだり、フワフワするような感覚を受けることもあるのです。
経験的にさほど強くない近視の人は、多くが非球面レンズに慣れられます。
でも今回のお客様のように感覚が鋭い方は、ちょっとの違いで違和感になることも。
だから安易に良いレンズだから、高いレンズだから（一般的には非球面レンズの方が高価）と決めるのはお勧めしません。
特に初めてメガネを購入する人などは気を付けていただけたらなと思います
ちなみに今回のお客様は一旦お帰りいただくことに。
球面レンズを入れることはできますし、そうした後の対処もできなくはないですが、それが万全かというと…。
お店としては惜しい話ですが、お客様にとってのベターを考えてそのような判断をした次第です。
このお客様が納得、満足、喜びのお買い物ができることをお祈りしています
それでは今日はこのあたりで。
ありがとうございました、また明日m(__)m
GLASS JOY 02
中村響
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